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訪問看護の事務所設立に必要な知識とは



新たに訪問看護ステーションを開設する計画をもっている事業者の皆様に、訪問看護の事務所やサテライトについて、また、訪問看護事務所設立の際の注意点などをまとめてみました。事務所設立と、その後の訪問看護の運営を成功させるためにも、どうぞご一読ください。

訪問看護 事務所

目次

訪問看護事務所の設備基準とは?

訪問看護事業を行うには、事務所が必要となります。訪問介護事務所とは厚生省の定める「指定訪問看護及び指定老人訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準について」の、「設備に関する事項」を満たした建物になります。

  1. 指定訪問看護ステーションには、事業の運営に必要な面積を有する専用の事務室を設ける必要がある。ただし、当該指定訪問看護ステーションが介護保険法による指定を受けている指定訪問看護ステーションである場合には、両者で共有することは差し支えない。また、当該指定訪問看護ステーションが、他の事業の事業所を兼ねる場合には、必要な広さの専用の区画を設けることで差し支えないものとする。なお、この場合に、区分されていなくても業務に支障がないときは、指定訪問看護の事業を行うための区画が明確に特定されていれば足りるものである。
  2. 事務室については、利用申込みの受付、相談等に対応するのに適切なスペースを確保するものとする。
  3. 指定訪問看護に必要な設備及び備品等を確保する必要がある。特に、感染症予防に必要な設備等に配慮する必要がある。ただし、他の事業所、施設等と同一敷地内にある場合であって、指定訪問看護の事業又は当該他の事業所、施設等の運営に支障がない場合は、当該他の事業所、施設等に備え付けられた設備及び備品等を使用することができるものとする。

事務所について

事務所は必要な設備として定められています。訪問看護の事務などを行う、訪問看護専用の事務室を設けるのが理想的です。例えば、医療機関に併設しようとする場合には、病院の事務所と、訪問看護の事務所を明確に分けておく必要があります。特に面積などが明確に決められているわけではありませんが、複数のデスクや棚、ロッカーなどが置けるスペースは最低限必要です。

相談室があること

事務所の一角をパーティションなどで区切って相談室とすることもできますし、独立した部屋として設置することもできます。どちらにしても、相談や利用の申し込みが、落ち着いてできるような環境であることが大切です。頻繁に人が出入りするドアのすぐ近くなどは望ましくないですし、スタッフが他の利用者について打ち合わせる時には聞こえないような、プライバシーに配慮することも必要です。数人が座れるような、テーブルと椅子またはソファを設置します。

備品に関して

訪問看護に必要な設備及び備品を整備することが定められています。特に、看護師等を感染の危険から守るため、また感染媒体となることを予防するための、手袋などの使い捨ての備品も多いので、それらのストックを置いておくことにもなります。

衛生的な消毒スペースがあること

訪問から事務所に帰ってきた看護師は手指の洗浄、消毒を行うので、石鹸類、アルコール消毒、ペーパータオルなどを備品として設置するとともに、それを行う洗面台などが必要になります。

訪問看護事務所の立地

訪問看護ステーションは数が増え続けており、いたるところにありますし、高齢者の方が多く住む地域というのにも当然高低差があるので、事前に市場調査をして採算性があるのか確認する必要があります。

医療法人が訪問看護ステーションを開設する場合

既設の病院内に訪問看護ステーションの事務所を設け、近隣にサテライトを張ることが多いです。病院には情報が多いので、連携して早い段階から軌道に乗せやすいというメリットがあります。

看護師が独立して訪問看護ステーションを開設する場合

この場合は、集客の戦略によって訪問看護ステーションの立地が大きく変わります。

前職の病院の商圏内に事務所を設ける時

前職の病院での人脈を活かして、集客をすることができます。その病院が訪問看護事業を行っておらず、当面の計画がない場合には、病院との関係が良好であれば協力を得やすくなります。事前に根回しをして、病院の職員と連携を図る必要があります。

前職の病院の商圏外に事務所を設ける時

少なくとも、前職の病院という切り口は無いので、近隣の病院に一軒一軒営業を行い、一から集客をしていく必要があります。十分な利用者を確保して軌道に乗せるまでに時間がかかります。

訪問看護事務所のサテライトとは?

サテライトを設立する目的とは?

事業者にとってのサテライト設置の目的は、利用者を増やし、収益の拡大が見込めるという点にあります。特に高齢化の激しい過疎地などでは、利用希望者がいても事務所を設置し運営するコストをカバーできるかという問題点がありますが、サテライトなら運営費が安く済みます。

サテライトの設備基準

訪問看護ステーションとサテライトを合わせた事業所全体で人員基準を満たしていれば、訪問看護の人員基準を満たすことになります。このうち、看護職員の配置については、主たる事業所単独で、常勤換算で2.5人 以上の配置が必要となります。また、サテライトの職員の研修や給与、苦情対応は本体の事業所で一元的に行うことになっているので、実際には看護職員1人でもサテライトを開設できることになります。

サテライトをたてるメリット・デメリット

メリット:訪問地域ごとに顧客を引き継げる、新規利用者が望める、事業所のそれまでのノウハウを活かせる。

デメリット:1つの事務所ではないので管理が大変。

訪問看護事務所に関する注意点

事務所とサテライトとで、設備基準が異なるので、それぞれを満たしているかのチェックが必要になります。また、事務所本体とサテライトの兼ね合いに関してはローカルルールも存在しますので、都道府県や市町村ごとに異なります。例えば柏市ですと、以下のような独自の基準が存在します。

事務所とサテライトの所在地

本体事業所とサテライト事業所は、柏市内に所在することが基本ですが、千葉県内の他市町村へサテライトを設置する場合には、その市町村の意見も求める必要があります。県単位の指定になるので、他県への設置は認められていません。

事務所とサテライトの距離

事業所本体とサテライト事業所の距離は、車などで大体20分以内で移動できるような近距離であることとなっています。つまり、他市町村に設置するのには県内ならばどこでもよいというわけでなく、近隣の市町村に限られます。緊急時のサポートなどのためと考えられます。

サテライトの設置制限数

原則として1か所までとなっています。

出典: 柏市ホームページ

まとめ

厚生省は平成28年、訪問看護を在宅介護の重要な柱とし、山間部や過疎地域においてサテライトの設置を積極的に活用していくよう自治体へ通達しています。また、都市部であっても、サテライトを導入することで、介護事業における人員不足の対策手段としても有効なのではないかと期待されています。新しく訪問看護事務所を立ち上げる価値は十分あるのではないでしょうか。

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