開業マニュアル
指定権者によっては明確に初回提出締切日が定められている場合もありますが、特に定めがない場合でも遅くとも指定申請の締切日の前々週には1回目の提出を行いましょう。
軽微な書類の修正が求められることが多く、指定申請締切日までに補正含め書類が完成された状態で提出出来なければ希望する時期に開業が出来ません。
提出の日は申請書類を2部持っていきましょう。役所担当者に提出用の正本を渡し、会社控え(副本)は手元で見ながら審査を進めます。正本は渡してしまうので、指摘箇所は副本に鉛筆でメモしなければ何を直していいか分からなくなりますのでご注意ください。(審査方法は指定権者によって異なり、その場で受け取りだけを行う場合もあります。)
近年では指定申請の書類提出と同時に加算申請を推奨する指定権者も増えています。 加算についてはサービス種類により様々ですが、カイポケ開業支援で特に開業前に申請することをおすすめしているのは、通所介護の「口腔機能向上加算」と「個別機能訓練加算」の2つです。
利用者の口腔機能の向上を目的としており、高齢者に個別で口腔清掃の指導や摂食・嘸下機能に関する訓練など、適切な指導が実施されている場合を評価する加算です。
この加算を取得することで1利用者あたり約150単位/回を月に2回を上限として算定することが可能となり、早期の黒字化の後押しが可能となります。また、口腔機能向上加算は算定している事業所が全体の1割ほどしかなく、加算の取得は事業所の差別化においても強みとして生かすことが出来ます。
通所介護・地域密着型通所介護において、機能訓練指導員を配置し、利用者に対して個別機能訓練計画書を作成、その計画に基づき機能訓練を実施し、効果や実施方法を評価する取組により算定出来る加算です。
この加算を取得することで1利用者あたり約50単位/日の算定が可能となります。
ただし上記どちらの加算取得にも、アセスメントを実施し、その結果に基づきプログラムを立案するなどリハ職や歯科衛生士といった専門職の持つ専門知識やノウハウが必須になります。また、加算取得には利用者毎に膨大な量の書類を要件を満たしつつ作成する必要があるため、書類作成だけでも非常に多くの時間と労力を要します。
カイポケではそのようなお悩みを解決すべく「カイポケACE」と呼ばれる加算算定支援ソフトをご案内しています。カイポケACEでは、システムに従いアセスメントを行うことで課題の抽出からプログラムの提案(実施プログラムの案内動画付き)まで可能ですので、リハビリや口腔衛生の専門家ではない看護師が機能訓練指導員として業務を行う場合でもスムーズに対応出来ます。また、ソフト内でボタン操作するだけで通常利用者あたり40分かかる計画書の作成も5分で作成出来ます。
まずは担当窓口より実際のデモ画面をお見せしながら詳細のご案内もいたしますので、是非カイポケ開業支援担当者までお声掛けください。
※口腔機能向上加算、個別機能訓練加算の詳細については下記をご参照ください
◆口腔機能向上加算について
◆個別機能訓練加算について