サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のホームページの作り方と更新方法を解説!

公開日 更新日

サービス付き高齢者向け住宅の施設情報を発信するために、ホームページの作成を検討されている方もいらっしゃるでしょう。
その中には、「ホームページってどうやって作ったらいいの?」「ホームページを作ったり、更新したりするのは大変なの?」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、サービス付き高齢者向け住宅のホームページの作り方や更新方法について詳しく解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がホームページを作成する目的は?

サービス付き高齢者向け住宅がホームページを作る目的は、皆様の施設のことを知りたいと思っている方や地域にあるサービス付き高齢者向け住宅を探している方に向けて、適切な情報を発信・公開することです。
ホームページを公開することで、以下のような具体的なメリットがあります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のホームページに載せる内容は?

サービス付き高齢者向け住宅の関係者には、「入居希望者ご本人・ご家族」、「居宅介護支援事業所や地域包括支援センターのケアマネジャー等」、「求職者」、「地域住民」などが挙げられます。
ホームページには、こうした方々に向けて伝えるべき情報を載せることになります。

以下に、ホームページに載せる項目・内容・形式の例をご紹介していきます。

カテゴリ 項目 内容・形式
施設の概要 施設名・法人名 施設や法人の名称を記載します。
施設の外観 施設の外観の画像を掲載します。
施設の内観 施設の内観の画像を掲載します。
会社の理念等 会社、代表者の目的・理念・方針等を記載します。
施設のコンセプト 施設のコンセプト、サービスの提供方針、特徴等を記載します。
サービスの詳細 サービスの内容 見守り等の具体的なサービスの内容を記載します。イメージを伝えるためには画像も掲載すると良いでしょう。
1日の流れ 1日の流れ・タイムスケジュールの例を掲載します。
イベント・レクリエーション イベントやレクリエーションを行っている場合、イベントの年間スケジュール表やイベント・レクリエーションの画像を掲載します。
入居・料金案内 対象となる入居者 対象となる年齢、自立度・要介護度の範囲を掲載します。また、対応できない医療的ケアなどがある場合は、その内容も掲載しておくのが良いでしょう。
利用料金 利用料金表を掲載します。敷金や賃料、食事やその他のサービスの利用料金についても記載しましょう。
居室の空き状況 居室の空き状況を公表することで、ケアマネジャーからの紹介の際に役立ちます。
居室・設備 共用設備 共用部分の設備について説明や画像を記載します。
居室の設備 居室の設備や機器について説明や画像を掲載します。
居室の見取り図 居室の見取り図の画像を掲載します。
建物の基本情報、定員等 建物の構造、居室面積、敷地面積、定員等を記載します。
職員体制 職員体制 職員の日中帯・夜間帯の配置状況などを記載します。その他、看護師やリハビリ専門職を配置する場合はその状況も記載しましょう。
スタッフ紹介 スタッフの職種や仕事内容などを記載します。顔写真を使うと親近感を持ってもらえるでしょう。
基本情報・その他 お知らせ 関係者等へお知らせする情報を記載します。
施設の基本情報 施設の名称、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、SNSアカウントなどを記載します。特に問い合わせの電話番号は目立つように記載しましょう。
アクセス 施設までのアクセス方法、地図などを掲載します。
運営会社 運営会社の情報を記載します。
お問い合わせフォーム ホームページ上からの問い合わせを受け付けるためのフォームを設置します。
採用 採用情報 求人情報がある場合は、募集の条件等と問い合わせ先、担当者名などを記載します。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のホームページの作り方

ホームページを作成する流れは以下のようになっています。

  1. ホームページを作成する目的(入居者獲得、職員採用、ブランディングなど)を明確にする
  2. 掲載する内容をリストアップする
  3. デザインのイメージを固める
  4. ホームページを制作する(自身で制作する・制作会社に依頼する)

ホームページを自身で制作する

ホームページの制作に関する知識やスキルがある場合は、自作するという選択肢があります。
自作する場合は、ホームページ作成ツールを利用する、WordPressなどのCMS(Contents Management System)を活用するなどの方法があります。

ただし、ホームページを一から作るには手間や時間がかかる点と、品質の担保が難しい点に留意しましょう。
また、機能の追加などは、担当者の能力や利用しているツールによって実現できないこともあります。

ホームページを制作会社に依頼する

自身で制作するのが難しい場合や機能・デザインなどにこだわりたい場合は、制作会社へ依頼する方法があります。

自身で制作する場合と比較すると費用は高くなりますが、機能やデザインに関する助言・提案、保守や改修などのサポートを受けることができます。
様々なホームページ制作会社があるため、複数社に相談して内容や料金を比較し、契約先を検討するのがおすすめです。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のホームページの更新方法

ホームページは作って終わりではなく、最新の情報に更新し続けることが大切です。
サービス付き高齢者向け住宅では特に、「空室の状況が変わった」、「職員体制が変わった」などの施設の入居につながる情報を最新の状態に更新することで、ホームページの信頼性が高まります。

自身で更新できる場合

ホームページのCMSにログインできる場合、自身の都合の良いタイミングで更新を行うことができます。
更新の担当者に一定の専門知識やスキルが必要となりますが、適宜「お知らせ」や「空室情報」などを更新できるという強みがあります。

ホームページ制作会社に更新を依頼する場合

社内に専門知識やスキルを持つ人材がいない場合や、ホームページに関する作業をまとめて外部に任せたい場合は、ホームページ制作会社に更新を依頼することもできます。
制作会社に更新を依頼する場合、制作会社と保守契約を結ぶ方法と、スポットで依頼する方法があります。

保守契約を結ぶ場合、毎月定額の費用を支払う必要がありますが、メールなどで気軽に更新依頼ができ、反映も数日以内に行われることが多いです。
更新頻度が多い場合や、サーバーの管理やセキュリティ対策などの技術的な問題もまとめて任せたい場合に適しています。

更新頻度が少ない場合は、スポットで依頼するのが適しています。
スポットで依頼する場合、都度、制作会社が設定する料金を支払い、依頼内容は数日以内に反映されることが多いです。

まとめ

ここまで、サービス付き高齢者向け住宅のホームページの作り方や更新方法について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
サービス付き高齢者向け住宅のホームページには、入居希望者ご本人やご家族、ケアマネジャー、求職者など、様々な関係者が訪れます。
それぞれの方に適切な情報提供を行うことで、新規入居者の獲得や採用、信頼性の向上に繋がります。
そして、ホームページは公開して終わりではなく、最新の状態に更新し続けることが重要なので、公開後の運用も含めて制作方法を検討しましょう。

また、自施設のホームページを公開した後は、そのホームページのURLを『サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム』のお問合せにも掲載するように連絡しましょう。

ここでご紹介した内容が、皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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