20代半ばでリハビリ特化型デイサービスを開業。初めてでもスムーズに立ち上げられました。
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課題
- 開業までのフローを一から自分で把握する必要があり、手続きなどで抜けもれがでる懸念があった
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導入の
ポイント- カイポケのソフトを使用するにあたり、開業支援サービスを目にしたため活用
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効果
- 各ステップごとの注意事項や、次のステップの案内などが適切で、スムーズに開業準備を進められた
福岡県飯塚市でリハビリ特化型デイサービス「フラット」を運営する、株式会社ルート様。代表取締役の板垣寿洋様に、開業に至った経緯やプロセスを伺いました。
20代で開業を決意し、「フラット」を運営する板垣様
自身の行動や成果が評価に直結する働き方を目指して
まずは、開業された経緯を教えてください。
開業前は、福岡市にある病院で約5年間、理学療法士をしていました。病院での仕事はとても安定していたのですが、数年働くうちに「より裁量をもって、自分の行動が成果に直結するような仕事がしたい」という気持ちが段々と強くなったことが、開業を考えたきっかけです。私は今20代半ばなのですが、開業するなら失敗するにせよ成功するにせよ、若いうちの方が取り返しがつくと考え、本格的に準備を始めたのが2022年11月ごろ。はじめは飲食店など前職とは全く別の業態での開業も考えていました。
ですが、今後高齢化に拍車がかかる中、病院に入院し続けることは現状では難しく、よりリハビリのニーズが高まっていくのではないかという思いがありました。どこか体の調子が悪くなったときに、病院以外の受け皿も必要なのではないかと考え、自分の得意なリハビリを通じてその受け皿になりたい、という思いが芽生えました。そこでリハビリ特化型デイサービスを開業することにしました。
事業所を飯塚市に構えられたのはなぜですか。
この場所を選んだ理由は、ここが僕の地元だからです。全く知らない土地で開業するよりも、少しでも見知った人がいた方が、知人のご両親やその友人など、人づてに紹介してもらえるのではないかという思いもありました。前職は福岡市だったので、飯塚市での介護事業に関するコネクションはゼロ。もともと自分一人で開業準備をこなしていこうと思っていたので、利用者さんの獲得のため、営業も自分で行いました。飯塚市の地域包括支援センターや、ケアマネジャーさんの事業所を一軒一軒、自分の足で回ってアプローチ。開業の一か月前にも各所へ出向き、さらに開業後も告知に行きました。
相談役としてカイポケ開業支援を活用。よりスムーズな準備が可能に
カイポケを知ったのはいつ頃でしょうか。
開業を決めてから、開業資金を準備するために、病院で働く傍ら副業で訪問看護の仕事をしていました。そこで、初めてカイポケを知りました。その後も開業する際に周りの経営者仲間からすすめられ、他との比較はせずに即決でカイポケの導入を決めましたね。
導入いただきありがとうございます。カイポケ開業支援はどのように活用されましたか。
開業準備に関して、基本的には自分で調べながら準備を進めていました。カイポケ開業支援は主に、開業に向けた準備のどの段階で何をすべきかといった、手順やフロー、その工程で注意すべき点のアドバイスをもらうために利用しましたね。1人で準備をしていると、どうしてもスケジュール感や「いつまでに、何を、どこまでやるのか」があいまいになりがちです。そこを整理してもらい、順調に開業の準備を進めることができました。
また、カイポケの請求機能を活用するためのフォローも的確で、開業後すぐにカイポケを使用できるよう、操作方法のレクチャーや、国保連への伝送の設定、請求業務の対応を細かく教えてくれたので、とても助かりました。
開業資金をいかに集めるか。助成金は積極的に活用を
これから開業を目指す方に向けて、何か伝えたいことはありますか。
開業する際に、「しておけばよかった」ということがありました。それは、助成金をしっかりと活用するということ。僕の場合、一番大変だったのは「いかに開業資金を捻出するか」ということでした。前職のころから副業をして資金を貯める傍ら、融資の交渉もしてなんとか資金を集められたものの、開業後に実はもらえた助成金がまだまだあったことを知りました。開業する地域によっても多少の差異はあるものの、こうした知識は事前にもっておくと、より余裕をもった開業ができたなと。ですから、これから開業する方はぜひこの部分も調べておくとよいのではないかなと思います。
さらなる事業所展開も視野に、この事業所を軌道に乗せたい
最後に、今後の展望を教えてください。
今は開業して1年に満たないため、まずはこの事業所をしっかりと軌道に乗せ、安定的に稼働できるようにしたいですね。その目途がたったら、今度は別の事業所を立ち上げるなど、より事業を拡大できればと考えています。ここはリハビリ特化型デイサービスですが、次の一手はサービス種別にもこだわらず、地域のニーズに合わせて新たな可能性を探り続けたいと思っています。
運営法人:株式会社ルート
事業所名:リハビリ特化型デイサービスフラット
所在地:福岡県飯塚市