地域に合わせたアドバイスで、手戻りなく円滑に開業できました。
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課題
- いざ独立し開業しようとしたものの、開業に向けて何をすべきかわからなかった。
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導入の
ポイント- 開業に必要な手続きやスケジュールを相談するため申込み。
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効果
- 開業月を起点とした手続きのスケジュールや地域に合わせた適切な指示をもらえ、スムーズに開業できた。
目次
- 夢だった福祉の仕事。異色の経歴で介護業界へ。
- 自分では理解していたつもりでも…。何から手を付けたらよいかわからず、カイポケ開業支援を活用。」
- 動物愛護と高齢者福祉の両立を目指して。ケアマネジャーの独立支援にも着手。
夢だった福祉の仕事。異色の経歴で介護業界へ。
事業所について教えてください。
2023年4月に開業し、現在は居宅介護支援事業所「ほーむ」とペット関連のボランティア「うちの子」を運営しています。従業員は現在3名で、2024年7月以降は4名になります。生まれも育ちもこのあたりなので、ここ土浦で開業しました。事業所は自宅に構えているのですが、業務自体はテレワークを取り入れていて、職員は各々の自宅から利用者さんの自宅に向かい、業務を行っています。事業所に集まるのは週一くらい。今はタブレットもありますし、場所や時間に縛られず働けるので、時代に即した働き方ができています。 経歴としてはやや特殊で、元々はスナックのママをやっていました。介護業界に入ったのはその後で、もうすぐ27・28年になりますね。
異色の経歴ですが、なぜ介護業界に興味を持たれたのでしょうか。
小中学生のころから、いつか福祉業界で仕事がしたいと思っていました。というのも、同級生に障がいを持った子がいて、私はその子と仲が良く、「障がいのある子達も笑って過ごせるような世の中にしたい」という想いを抱くようになりました。その子が通う施設に付いて行った際、そこで働く先生方の姿をみて、その仕事に憧れを持つようになりました。 社会人になってからはスナックのママさんをしていて、経営もしていたのですが、結婚を機に閉業し、介護の仕事をするための勉強をはじめ、紆余曲折を経て念願の障がい者福祉施設で働くことができました。その後、訪問介護事業所に転職し、サービス責任者をやっていた際、そこで出会ったケアマネジャーの方に誘われたことをきっかけに、今のキャリアがスタート。家族の介護を挟んで、近くの地域包括支援センターでも働きました。地域包括支援センターでは同じ地区のケアマネジャーさんとの繋がりをたくさん作ることができ、独立についての情報も得ることができました。包括支援センターで働く中で、時間的な拘束を無くしてもっとフレキシブルに働きたいと考えるようになり、自分で開業しようと思い立ちました。
お仕事中のみなさま
自分では理解していたつもりでも…。何から手を付けたらよいかわからず、カイポケ開業支援を活用。
様々な仕事に就かれたご経験をお持ちなんですね。カイポケ開業支援はどのようなきっかけで利用されましたか。
以前働いていた事業所でカイポケを使っていて、とても使いやすかったので、独立の際もソフトはカイポケと決めていました。カイポケ開業支援については、仲の良いケアマネジャーさんから、「開業を考えているならこんなサービスがあるよ」と教えてもらったことがきっかけで自分から連絡しました。 開業するにあたり、どのようなステップがあって何から手を付けていったらいいか、全く分かりませんでした。以前スナックの経営をしていた際は個人事業主だったので、法人設立手続きなどもわからず…。そのため、カイポケ開業支援で「まず何をしなければいけないか」から相談し、準備を進めていきました。
カイポケ開業支援についての感想をお聞かせください。
とても助かったのは、希望する開業月を伝えたところ、そこから逆算して「いつまでにどの手続きを終わらせていなければいけないか」を細かく教えてくれたことです。 また、申請などの手続きは自分で調べながらやると時間がかかってしまいますし、地域ごとに申請の窓口が違う場合もあります。例えば私の住む地域では、土浦にも法務局はあるのですが、新規開業の場合は水戸までいかなければいけません。自分だけで準備しているとそういった違いがわからず、二度手間三度手間になってしまっていたと思います。 そうした地域特性なども踏まえ、適切なアドバイスを前もってもらえて、躓くことなく開業できました。そこはカイポケ開業支援サービスのおかげだなと思っています。
動物愛護と高齢者福祉の両立を目指して。ケアマネジャーの独立支援にも着手。
お役に立てて何よりです。これから開業を考える方に、アドバイスはありますか。
私は独立の準備段階で、仲の良いケアマネジャーさんからたくさんの情報やアドバイスをもらい、それが結果的にかなり役立ったと思っています。ですので今、開業を考えている方は、そのサービスを実際に運営されている方や開業された方など、仲間をたくさん作っておくことをお勧めします。これは開業後にも言えることで、私は「一人ケアマネの会」というコミュニティを作っています。そこでも継続的に情報交換を行ったり、時には開業を考えている方へ、今度は私がアドバイスをすることもあります。困ったときに頼れる仲間がいると開業の前も後も心強いので、たくさんの繋がりをもっておくと良いのではないでしょうか。
最後に、今後の展望をお聞かせください。
今は居宅介護支援事業所をメインに運営していますが、ゆくゆくはケアマネジャーをやりつつ、動物愛護の取組に重きをおいて、事業化していければと思っています。さらに老犬ホーム、ペットと同居できるサービス付き高齢者向け住宅などの事業を開始して、そこでお年寄りが自分の飼っている犬や猫と終生一緒にいられるような施設の運営なども検討しています。 どうしても利用者さんが施設に入所するとなると、ペット達は行き場がなくなってしまって最悪の場合、動物愛護センター送致になるということもあります。そうした事態を減らすために、長年連れ添ったペットと入所後もずっと一緒にいられるような空間を作りたいなと思っています。