デイサービスみかんの木の看板とスタッフのみなさま
居宅介護支援 訪問介護 通所介護

ケアプランニング結い 様

有限会社ケアプランニング結い(代表取締役:荒并養子)

介護保険が始まった2000年から着実な成長を遂げる在宅介護事業所

 

介護事業者の廃業が過去最高ペースで相次ぐ中、長く続いている事業所の”経営のコツ”はなんだろう?
長く経営できている事業所なら、利用者の方も安心な介護の環境も整っているし、きっとケアの質と売上が両立できている。
そんな事業所はないかと探していたとき、カイポケが始まった10年前から続けてくださっている事業所に出会った。
「在宅が終の棲家になるような介護をしたいと思ったんです」

老人ホームで21年間働いた荒井養子さんは、「大きな施設では自分のやりたいことができない」と介護保険制度が始まる2000年4月に、2年間の構想期間を経て、居宅介護支援事業所を立ち上げた。
2000年7月には訪問介護、2007年には通所介護を立ち上げた。
2015年12月現在、4拠点を展開しているやり手経営者だ。

 

大きな組織にいてはやりたいことができないと思ったんです。

カイポケ:本日は取材を受けていただきありがとうございます。 まずは介護事業に関わり始めた経緯を教えてください。

荒井さん:在宅介護事業は2000年から始めています。 その前は養護老人ホームに入職しました。低所得者や身寄りのない65歳以上の方、精神病院を退院された方など、施設に入られるときには精神的にも肉体的にも元気な方が社会参加するような施設で働いていました。

カイポケ:なぜ介護事業所を立ち上げられたのですか?

荒井さん:大きな組織にいてはやりたいことができないと思ったんです。 利用者の方は元気なうちは施設にいられるんだけど、施設の中で亡くなることは嫌われていたので、調子が悪くなると病院に入ることが多かったんです。 そうなると利用者の方は、慣れ親しんだ場所にずっといることができない。 それで在宅介護をしたいと思いました。

それで、宿直の夜の仮眠時間を利用して、勉強して書類を作ったりしました。1999年にケアマネジャーの試験に合格し、独立を決意しました。

カイポケ:独立って勇気がいりませんか?

荒井さん:「やればできるんだ」って思ってたんで(笑)構想は2年くらいかけましたが、実際に準備を始めたのは5ヶ月くらい前でした。 ケアマネジャーの試験に受かってから実感がわいてきました。

 

「在宅が終の棲家になってほしい」という想いがより強くなりました

カイポケ:15年前の想いと、今の現状に変化はありますか?

荒井さん:「在宅が終の棲家になってほしい」という想いがより強くなりました。 利用者さん自身が施設に行きたい、ということはそう多くなくて、ご家族が疲れてしまって施設へ、という流れが多かったので、「住み慣れたところを選んでいただく」ことができるのが理想的だと改めて思っています。 養護施設時代の想いが今でも生きていますね。

元気な方がたくさんいたので、利用者の方といろんな活動をしていました。利用者の方で刺し子を作るのが得意な方や陶芸がお上手な方などの強みを生かして、作ったものでバザーを開いたりしていました。 その中で、利用者の方が「自分のやったことで楽しむ」「社会参加して役に立って、それが自分に戻ってくる」生活ができたらいいなと思った経験が私の原点ですね。 たとえば、こちらの施設でも沢庵をつけたりジャムや味噌を作ったりしていますね。 葉っぱ一枚落とすでも、塩を入れるでも、参加すると「自分がやった」という気持ちになりますからね。それを持ってケアマネジャーの方のところにいったりしています(笑)

カイポケ:その取り組みは開設以降ずっとつづけているんですか?

荒井さん:なかなか最初はそういう風には行きませんでした。 デイサービスは初めてで、はじめは「やることなくてもいいじゃない」と思っていたんですが、 やっぱりやることがないとつまらないんですよ。だけど、お遊びみたいにはしたくなくて。 「利用者の方を楽しませる」っていうのじゃなくて、「利用者の方と一緒に楽しむ」ことが大事なんだと思います。施設の人って、どうしても「やってあげる」立場になっちゃうんです。 それを対等にするのが大切だと思うんです。

カイポケ:そう思われたきっかけは何でしょうか?

荒井さん:若い頃に「青い芝」という運動があったんです。脳性小児麻痺の方たちがはいつくばってでも路線バスに乗る、という場面をテレビで見て、それにすごく衝撃を受けたんです。
リンク : Wikipedia : 全国青い芝の会
障害者の方が生きる権利を主張している。生殺与奪の権利がある。障害者の方も 自分の意思を持って、周りの方と接している。 利用者の方を「管理する」のではなく「対等に接する」ことが大事だと強く感じたんです。

カイポケ:順調にやりたいことを実現されているんですね。

そんな中で開始して一番苦しかったのはどんな時期ですか?

荒井さん:初めて一年くらいの時期に、利用者が集まらなかった時期ですね。

 

「このままではつぶれるかな」と思いました。

制度が始まった当時は、民間に任せるっていうのはあんまり積極的ではなかったんです。 だから、自社では2~3名しか利用者の方がいなかったんです。そんなときに、杉並の社会福祉事業団が利用者を多く抱えていたので、そこの手伝いにいったんです。

それがきっかけで、最も立ち上げやすかった訪問介護を立ち上げました。ヘルパーさんたちには練馬から杉並まで行ってもらって(笑) ケアマネジャーにこつこつ営業に行き、いただいた仕事を断らずに引き受けているうちに仕事が紹介されるようになってきて、杉並にも事務所を構えるようになったんです。 とはいえ、デイサービスを始める前の2007年は、制度改正で報酬が大きく変わり、 「このままではつぶれるかな」と思いました。 通所介護が推奨されていたこともあり、これまでの訪問介護と居宅介護支援では立ち行かないと感じました。

カイポケ:ずいぶんと勇気のある決断ですね

荒井さん:わたしは「つぶれてもいいかな」と思ったんですけど、管理者に「従業員がいるんだぞ」といわれて、必死でやりました。 デイサービスの利用者はすぐには集まらず大変でした。 モデルになるようなところはないか探していたところ、従業員から「小さいけどとてもステキな事業所」という事業所を紹介してもらって、見学させてもらいました。

雰囲気がすごくよかったんです。利用者の方が自由にしていて、慣れ親しんだおうちみたいにすごされていて、ヒノキのお風呂で(笑)デイサービスって大きいところのイメージがあったんですが、「そこはおうちみたいでいいな」と思ったんですよね。

カイポケ:ひとつひとつのサービスにそれぞれ歴史があるんですね。

4事業所も展開されているのは経営がうまくいっている証拠だと思うのですが、どんな工夫をされているのでしょうか?

荒井さん:訪問介護で言えば、サービス提供責任者もサービスに出て稼いでくること。また、期間は短いのですが、重度の利用者様にしっかり対応すること。重度の利用者様を紹介いただくために空いた時間を使って病院や訪看にも営業に行くことですね。 やはり、身体介護がないとお給料が払えないですから。

カイポケ:重度や困難事例を受けられるのは、スキルにかなり自信がないとできませんよね?

荒井さん:はい、スキルはもちろん必要です。とはいえ、経験を積んでいかないと、スキルも自信も身につかないと考えています。困難事例を受ければ受けるほど、経験を積めば積むほどスキルはアップしていく。だから、紹介いただいたお客様は基本的に断りません。やはり食べていかないといけませんからね。 だから、複数検討されて、最終的にはうちにご紹介いただくパターンも多いですね。

 

スタッフの一人ひとりが「ご利用者様の気持ちになって接する」こと

カイポケ:荒井さんは考え方が「経営者」らしいな、と感じました。

荒井さん:事務長や管理者と補い合うことでいい関係ができていると思います。 私自身はお金の計算が苦手なんですよ。事務長がしっかりしているから経理周りはしっかりしているし、本当に信頼して、任せています。

カイポケ:普段心がけていることなどありますか?

荒井さん:なるべく事業所を回って、スタッフの方なるべく全員に声をかけることですね。 やはり事業所って”雰囲気”が大事だと思うんです。 みんながウェルカムな雰囲気ができるといいと思っていますし、スタッフの一人ひとりが「ご利用者様の気持ちになって接する」ことで、そんな雰囲気ができると思っています。

カイポケ:スタッフの方たちの教育などはどうされているんですか?

荒井さん:ちょっとした気配り、寄り添う気持ちがあれば問題ないんです。利用者さんの個性とスタッフさんの個性があるので、その個性を大事にしてもらうようにはしています。 また、こちら(みかんの木)では、月に一度勉強会などはしていますね。 センター方式を用いた「わたしの気持ちシート」という認知症の方たちを理解するツールを使っています。

利用者さんになにかあったときに、「その人だったらどう考えてるんだろうね」をみんなで1ヶ月考えて持ち寄るんです。そうすると、次の対応についてみんなで考えられました。

カイポケ:なぜそういった研修をはじめようと思ったんですか?

荒井さん:スキルアップしないといけないと思ったからです。 ただ漠然とケアをするだけでは、科学的な根拠がないんです。誰にでも説明できる根拠を大事にすることで、他の人もできるようになるし、ケアの質も高まると思ってるんです。 職員たちはケアを重ねるごとに自信をつけていて、モチベーションを高めています。 「他にいったらすごいよ!」と素直に褒めてますね。

みかんの木では、今利用者の方の7割が認知症をお持ちです。 とくに認知症の場合は、やはりケアが押し付けになることが多いと思っています。 だからこそ、職員全員でこういった取り組みを行うことが大事なんです。 また、都度学んだことは職員に共有するようにしています。

カイポケ:必要なときに学習する組織をそこまで徹底して作られる理由は何でしょうか?

荒井さん:3年後の法改正を考えて焦っているんです。 たくさん事業所が出てきて淘汰される事業所が出てきます。そのときに生き残るために一番大事なのは「質」だと思うんです。 会議のあり方も変わりました。それまでは売上や職員について話すことが多かったのですが、利用者さんのことを中心にした会議に変えることで、質を高めることに集中できるようにしているんです。 ほかにも、アセスメントや支援経過の記録をこれまで以上にこだわったり、たん吸引などの資格取得などにも取り組んでいます。

 

カイポケならではの「打ちやすさ」はありますよね。

カイポケ:法改正などの情報はどうアンテナを張られてるんですか?

荒井さん:まずは厚労省の課長会議の動向はチェックしています。あそこで発表されたことは実現する可能性が高いですからね。 あとはいろんなところからくるFAXなどにも一通り目を通すようにはしていますね。 地域のつながりの中で情報が入ってくることも多いんです。今は「若葉会」という連絡会を やっていて、関係を築いてますね。

カイポケ:営業の際に工夫されてることなどありますか?

荒井さん:実際に顔を合わせてご挨拶してます。 あとは写真をいろいろ載せてご覧いただくようにしています。モニタリングではやっていることなんですが、イメージがつくとわかりやすいですよね

カイポケ:最後に、10年間カイポケをご利用なさっていますが、どういったところが役立っていますか?

荒井さん:現場では勤怠管理や複雑なヘルパーの給与計算なども役立っています。 カイポケならではの「打ちやすさ」はありますよね。 私自身は「カイポケ採用」を利用しています。採用広告費が多いと事務長に怒られたので(笑)あと、「経営管理」は助かりますね。調査などが来るときに、利用者数などはいつも紙で「正」の字を書いて管理するのも大変だったんです。

ケアマネジャーには「データ連携」は好評ですよ。計画書や実績のやりとりも楽になりますしね。カイポケ使ってくれるところがいっぱいあるとその辺りは使いやすくなってありがたいですよね。

カイポケ:ありがとうございます。 会員の方をもっと広げていくようにがんばっていきますので、今後ともよろしくおねがいします。

 

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