4つの福祉用具貸与向けソフトを比較!選ぶ際のポイントや注意点もご紹介
SMS CO.,LTD
福祉用具貸与向けのソフトの導入や乗り換えを検討している事業者の皆様は、「福祉用具貸与向けのソフトってどんな機能があるの?」や「福祉用具貸与向けのソフトを比較して違いを知りたい」、「ソフトを選ぶ際にどんな観点で比較すればいいの?」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、福祉用具貸与向けソフトを選ぶ際のポイントや注意点などをご紹介し、4つのソフトの機能や料金などについて比較していきます。
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目次
福祉用具貸与向けのソフトとは?
福祉用具貸与向けのソフトとは、福祉用具貸与事業所において、福祉用具サービス計画書やモニタリングシートの作成、福祉用具レンタル商品・福祉用具販売商品の管理、国保連への請求業務などを行うためのソフトやシステムを指します。
福祉用具貸与向けソフトの主な機能の一覧
福祉用具貸与向けソフトには、主に以下のような機能があります。
機能 | 機能の概要 |
---|---|
利用者情報管理 | 利用者様の情報(氏名、年齢、要介護度、認定有効期間、レンタルしている商品など)を登録し、管理するための機能。 |
他社ケアマネ情報管理 | 他社のケアマネジャーの基本情報(氏名、事業所名、介護支援専門員番号など)を登録し、管理するための機能。 |
福祉用具レンタル商品情報管理 | レンタル商品の基本情報(品目、商品名、メーカー名、月間単位数など)を登録し、管理するための機能。 |
福祉用具販売商品情報管理 | 販売商品の基本情報を登録し、管理するための機能。 |
福祉用具サービス計画書の作成・管理 | 福祉用具サービス計画書を作成・登録し、管理するための機能。 |
モニタリングシートの作成・管理 | モニタリングシートを作成・登録し、管理するための機能。 |
介護報酬の請求データ作成・管理(国保連・利用者負担金) | 国保連や利用者負担金の請求書作成や、管理(伝送結果や利用者別の入金状態の確認など)を行うための機能。 |
福祉用具貸与向けソフトの一覧
福祉用具貸与向けソフトとその提供会社について、一覧(五十音順)でご紹介していきます。
ソフト名 | 社名 |
---|---|
介五郎 | 株式会社インフォ・テック |
介舟ファミリー | 株式会社日本コンピュータコンサルタント |
カイポケ | 株式会社エス・エム・エス |
ケアレンツ | 株式会社ハイテックシステムズ |
SMARTれん太 | 株式会社 エースシステム |
SWAT plus | NCS&A株式会社 |
トリケアトプス | 岡谷システム株式会社 |
ほのぼのNEXT | NDソフトウェア株式会社 |
まもる君クラウド | 株式会社インタートラスト |
lifeware | 株式会社 ライフウェア |
レンタルキャロッツ | 株式会社キャロッツシステム |
4つの福祉用具貸与向けソフトの比較表
それでは、4つの福祉用具貸与向けソフトにしぼって対応サービスや初期費用、主な機能などについて比較していきましょう。
カイポケ | 国保連ソフト | A社 | B社 | |
---|---|---|---|---|
対応サービス | 福祉用具貸与 福祉用具販売 居宅介護支援 通所サービス 訪問サービス サ高住・有料老人ホーム |
福祉用具貸与 福祉用具販売 施設サービス 居宅介護支援 通所サービス 訪問サービス |
福祉用具貸与 居宅介護支援 通所サービス 訪問サービス サ高住・有料老人ホーム |
福祉用具貸与 福祉用具販売 居宅介護支援 通所サービス 訪問サービス サ高住・有料老人ホーム |
契約形態 | 月額 | 一括購入 | 月額 | 5年間使用権 |
導入方式 | なし | あり | なし | あり |
セキュリティ | クラウド型 | パッケージ型 | クラウド型 | パッケージ型 |
無料体験 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
主な機能 | 利用者情報管理 商品情報管理 計画書 アセスメント 請求 記録 伝送 |
利用者情報管理 請求 伝送 |
利用者情報管理 計画書 アセスメント 請求 記録 |
利用者情報管理 商品情報管理 計画書 アセスメント 請求 記録 伝送 |
サポートサービス | データ移行 電話 訪問 開業支援 |
電話 | データ移行 電話 |
電話 訪問 |
福祉用具貸与向けソフトの選び方のポイントや注意点
これまで見てきたように、福祉用具貸与向けソフトによって機能や契約形態、初期費用の有無などは様々ですので、以下のポイントに気を付けて最適なソフトを選択しましょう。
ソフト選びのポイント①機能・サービス
福祉用具貸与向けソフトには、冒頭でご紹介した
- 福祉用具サービス計画書やモニタリングシートの作成
- 福祉用具レンタル商品・福祉用具販売商品の管理
- 国保連への請求業務
などといった主要な機能だけでなく、例えば、
- 勤怠管理
- 給与計算
- 会計・経理
- 経営管理
- シフト作成
- 開業支援
- バーコードリーダーによる在庫管理
といった機能がついている介護ソフトもあります。
また、福祉用具専門相談員は、利用者宅など外出して仕事をすることが多いので、タブレットやスマートフォンなどで使えるかどうかも選ぶ基準になります。
一般的に機能が多いほど価格が上がる傾向がありますので、ご自身の事業所に必要な機能が何なのかという観点で、ソフトを選ぶと良いでしょう。
ソフト選びのポイント②料金
ソフトを選ぶ際に料金を比較する際は、以下の2つのポイントに気を付けましょう。
- 5年間の料金の総額で比較をする
- 解約期間・解約手数料も比較する
5年間の料金の総額で比較をする
福祉用具貸与向けソフトの料金体系は、以下のように大きく分けて2種類あります。
- ソフトの使用料金を最初に一括で支払うもの
- ソフトの使用料金を月額払いするもの
インストール型介護ソフトは一括購入するものが多く、クラウド(ASP)型の介護ソフトは月額払いのものが多いです。料金体系が異なる2種類のソフトの料金を比較する際は、以下のように、5年間の料金の総額を計算してみましょう。
インストール型の例 | クラウド型の例 | |
---|---|---|
料金体系 | 5年間使用権(150万円) 年間保守費用(3万円) |
月額制(5,000円) |
5年間の総額費用 | 165万円 | 30万円 |
解約期間・解約手数料も比較する
介護ソフトには、契約期間が決まっているものや、途中解約の場合に解約手数料や違約金がかかってくるものもあります。
契約期間が長いと、「もっと良い機能があるソフトが販売された場合」や「導入したソフトの使い勝手が悪かった場合」でも、使用を中止し、乗り換えることが難しくなってしまいます。そのため、契約期間、途中解約した場合の解約手数料・違約金の有無は事前に確認しておきましょう。
ソフト選びのポイント③口コミ・評判
福祉用具貸与向けソフトを比較するポイントとして、ソフトを実際に利用した人による「口コミ」を参考にすると良いでしょう。
ソフトの口コミは、
- ソフトの比較サイト・ランキングサイト
- Twitterなどの各種SNS
- ソフトのサービスサイトに掲載されている利用者様の声
などで確認することができます。
口コミを参考にする場合は、その介護ソフトを導入した理由、利用してみた感想、利用することで問題が解決されたか、満足しているかなどの項目をしっかりと読むことが重要です。
また、ランキングサイトを参考にする場合は、
- 情報の新しさを確認する
- 複数のサイトを見る
- 口コミの信頼性を確かめる
といった点に気を付けましょう。
ソフト選びのポイント④使用感
ご自身の事業所が求める機能や価格帯に合致するソフトだとしても、実際に現場で使いこなせなければ業務改善につながりません。したがって、ソフトを導入する前に使用感や使い勝手を福祉用具専門相談員と一緒に必ず確認することが大切になってきます。
会社によっては、実際にソフトを導入する前に無料体験やデモンストレーションを行うことができるものもありますので、ぜひそういったサービスを活用し、職員も納得した上でソフトを導入できると良いでしょう。
福祉用具貸与向けのソフトならカイポケがおすすめ!
カイポケは、記録から国保連請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の請求ソフトです。利用者管理から、福祉用具サービス計画書の作成、福祉用具レンタル商品、福祉用具販売商品の管理、提供票の実績入力、国保連への伝送請求をすることができます。
これらに加えて、開業支援・人事労務管理・財務支援など、福祉用具貸与事業所の経営を支援する様々な機能が付いています。
カイポケの詳細については、
こちらから詳しい資料を請求することができますので、ぜひご参考にしてください。
福祉用具貸与で「カイポケ」を導入した人の声
ここでは、福祉用具貸与向けのソフト(カイポケ)を導入した事業所の皆様の声をご紹介したいと思います。ソフト導入を考えている皆様は、ぜひご参考にしてください。
請求業務の時間が約3分の1に
利用者数が増えるにつれて、毎月の実績や請求業務に多大な時間を費やしていた。カイポケを導入することで、月末の実績作成や、国保連の請求・利用者請求を一体で作成できるようになり、業務時間が約3分の1程度になった。
そういった業務を効率よくできるようになったため、他の業務に時間を使えるようになった。
定額制で複数のパソコンで利用できる点が決め手に
もともと福祉用具貸与事業を行っており、別のソフトを利用していたが、新しく居宅介護支援事業を開始するために入力業務が増えるであろうことからソフトの切り替えを検討した。サービス利用者が増えても料金が変わらない定額制であることと、複数のパソコンから利用しても追加費用がかからないことが決め手になった。慣れるまでに少し時間がかかったが、操作は思ったよりも簡単で、請求業務時の入力作業もスピードアップした。
まとめ
ここまで、福祉用具貸与向けソフトを選ぶ際のポイントや注意点などをご紹介し、4つのソフトの機能や料金などについて比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ご自身の事業所に最適なソフトを選ぶためにも、機能・サービス、料金、口コミ、使用感といった観点からソフトをよく比較してみましょう。
福祉用具貸与向けソフトのカイポケでは、無料体験期間を提供していますので、ご興味がありましたらぜひお問い合わせください。
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