障害福祉ソフト5選!導入メリットや選び方、比較のポイントも解説
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障害福祉サービス事業者の皆さまの中には、請求業務や記録業務を効率化するためにソフト・システムの導入や乗り換えを検討されているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。最適な請求ソフト・システムを導入するためには、情報を集め、選び方を見定めて比較・検討することが重要です。
この記事では障害福祉サービス事業所のソフト・システムの概要や主な機能について解説。さらに、ソフト・システムの選び方や比較のポイント、障害福祉ソフト5選を紹介します。
目次
- 障害福祉ソフトとは?
- 障害福祉ソフトの主な機能
- 障害福祉ソフトを導入するメリット
- 障害福祉ソフトの選び方
- 障害福祉ソフトの比較のポイント
- 主な障害福祉ソフト5選
- 放課後等デイサービス・児童発達支援におすすめの請求ソフトは『カイポケ』!
- まとめ
障害福祉ソフトとは?
障害福祉ソフトとは、障害福祉サービス事業所において、介護給付費や訓練等給付費等の報酬請求やサービス提供記録などの帳票を作成・管理するためのソフト・システムのことです。
ソフト・システムを導入することで、記録を効率的に作成でき、書類間の転記、請求データの作成などを効率化することができます。
障害福祉ソフトの主な機能
障害福祉ソフト・システムの主な機能は以下のようになっています。ただし、ソフト・システムによって、利用できる機能の種類や使いやすさに違いがありますので注意しましょう。
機能 | 機能の概要 |
---|---|
利用者情報管理 | 利用者の基本情報(氏名、年齢、受給者証情報など)を管理するための機能 |
計画書の作成・管理 | 個別支援計画書(本人の希望、解決すべき課題、長期目標や短期目標などの支援計画など)を作成し、管理するための機能 |
記録の作成・管理 | サービス提供記録を入力することで、実績の集計や利用者の個別の記録を管理するための機能 |
請求データ作成・管理(国保連・利用者負担分) | 国保連や利用者負担分の請求データ作成や、国保連への伝送、利用者別の入金状態の確認などの管理を行うための機能 |
スケジュール管理 | 利用予定や送迎予定のスケジュールを管理する機能 |
障害福祉ソフトを導入するメリット
障害福祉ソフト・システムを導入するメリットとして以下の4点が挙げられます。
請求・記録業務の効率化
日々のサービス提供記録の作成や月初の請求業務において、入力の二度手間や入力漏れなどのミスを防ぐことで効率化を実現できます。そのため、職員の業務負担軽減に繋がり、サービスの質向上に時間をかけることができるでしょう。
ペーパーレスによる経費削減
タブレット等を活用してソフト・システムに記録を入力し、データで保管することで、サービス提供記録などの紙代や記録の保管のための場所代などの経費を削減できます。
情報へのアクセスの簡易化
紙やファイルで情報を管理していると手作業でデータを探すため、知りたい情報を探すのに時間がかかります。ソフト・システムに情報を記録・保管することで、簡単に必要な情報を検索することができます。
法改正への対応がスムーズに
障害福祉ソフト・システムによっては、原則3年に1度の報酬改定をはじめ、様々な法改正への対応を無料で行っているものもあります。そのため、法改正のたびに手動でファイルを書き換えたりフォーマットを作り替えたりする必要がなくなります。
障害福祉ソフトの選び方
ご自身の事業所にあった障害福祉ソフト・システムを導入するために、以下のような手順で障害福祉ソフト・システムを比較・検討していきましょう。
- 必要な機能や条件を洗い出す
- 障害福祉ソフト・システムの比較検討を行う
- 無料体験を行う
- 障害福祉ソフト・システムを導入する
①必要な機能や条件を洗い出す
まずは、ご自身の事業所において、障害福祉ソフト・システムに求める機能や条件を明確にしましょう。
すでに事業所を運営している場合は、現在の業務において、どこに問題点があるのか、職員から聞き取りを行うのもよいでしょう。
障害福祉ソフト・システムを導入して効率化を図りたい業務として、例えば以下のような業務が挙げられます。
- 請求データの作成、伝送
- 計画書の作成
- サービス提供記録の作成
- 利用・送迎のスケジュール管理
②障害福祉ソフト・システムの比較検討を行う
障害福祉ソフト・システムの資料を取り寄せ、比較検討します。
障害福祉ソフト・システムを実際に見ることのできる展示会を活用するのも良いでしょう。
③無料体験を行う
障害福祉ソフト・システムによって、無料体験やデモンストレーションを受けられるため、ソフト・システムを使用・体験しておくことをお勧めします。実際にソフトを利用する職員に参加してもらい、現在の業務がどのように改善できそうか見てもらうと良いでしょう。
④障害福祉ソフト・システムを決定する
資料や無料体験などの結果から、導入する障害福祉ソフト・システムを決定します。
機能や条件に優先順位をつけておくと決定しやすいでしょう。
障害福祉ソフトの比較のポイント
実際に導入するソフトを選ぶ際には、以下のような視点で比較してみると良いでしょう。
ポイント①導入方式で比較
導入方式には、クラウド(ASP)型とパッケージ型の2種類あります。 それぞれの特徴は下記の通りです。 ご自身の事業所・サービスに合わせた方式を選択しましょう。
クラウド型 | パッケージ型 | |
---|---|---|
費用 | 月額料金のみで、初期費用は不要。 | 年間契約や買い取り型が多く、初期費用が高いことが多い。 |
データ管理 | インターネット環境があれば、どのパソコンからでもアクセスが可能(パソコンが壊れたとしても、情報が消失することはない)。
パスワードの管理等のセキュリティ対策が必要。 |
事業所のパソコンにデータを保存するため、情報漏えいの可能性が低いが、パソコンの故障などによる情報消失等への対応(こまめにバックアップを取るなど)が必要。 |
ソフトのカスタマイズ | カスタマイズは難しいことが多い。 | カスタマイズが可能だが、
有料である場合が多い。 |
法改正への対応 | 自動更新のため、アップデート等の作業が必要ない。 | 自身でプログラムのアップデートが必要。 |
ポイント②料金で比較
障害福祉ソフト・システムの料金体系は、定額制と買い取り型の2種類あります。
また、ソフト・システムの利用料金と合わせて、機能ごとにオプション料金などが設定されているケースもあるので、オプション料金の項目・内容も確認し、総額で比較するのが良いでしょう。
また、障害福祉ソフト・システムによっては、解約をする場合には解約手数料や違約金が発生する場合があります。契約期間の縛りや解約手数料・違約金の有無、金額は事前に確認するようにしましょう。
ポイント③機能で比較
障害福祉ソフト・システムには、請求データ作成等の請求業務に特化したものや、計画書・記録・その他の機能が充実しているものなど、ソフト・システムごとにそれぞれ特徴があります。
それぞれの機能を比較し、ご自身の事業所においてどのような課題を解決したいかによって必要な機能を見定め、ソフト・システムを決定しましょう。
ポイント④サポート体制で比較
障害福祉ソフト・システムを導入するにあたり、導入前のサポートや利用者データ移行のサポートがあると、スムーズにソフトの導入や乗り換えができます。 ソフト・システムごとに対応可否は異なりますが、例えば以下のようなサポートが挙げられます。
- 事業所の開業支援
- 導入時の訪問・電話サポート
- ソフトを乗り換える場合のデータ移行支援
- 導入後の電話・メールでのサポート
導入後に効果的にソフトを活用するためにも、サポート体制を比較すると良いでしょう。
主な障害福祉ソフト5選
ここでは、障害福祉サービス向けのソフト5社についてご紹介していきます(カイポケより以下は五十音順)。
カイポケ(株式会社エス・エム・エス)
カイポケは、利用児童の情報管理、日々の記録作成から国保連請求・利用者負担額の請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の放課後等デイサービス向けのソフトです。 全国3,100件以上の事業所でご利用いただいており、利用継続率は98%以上!多様なサポートをご用意しており、はじめての請求業務も安心のサポート体制を構築しています。参考(2025年4月) https://ads.kaipoke.biz/after-school-day-service/
介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)
介護保険、障害福祉の両制度に対応。1つのソフトで請求、給与計算、入金管理ができます。初めての方でも安心してご利用できるシンプルな操作性。お客様の運用に合わせた操作説明、初めての請求立ち合い、サポートセンターにより、安心してご利用できます。引用:(2025年4月)https://kaisyuf.jp/
かんたん請求ソフト(株式会社LITALICO)
福祉サービス事業所向けに国保連請求ソフトを提供しております。使いやすさに優れた機能で業務を効率化。また各種運営にお役立ちする資料も掲載しています。引用:(2025年4月)https://www.fukushisoft.co.jp/
knowbe(株式会社リクルート)
『knowbe(ノウビー)』はリクルートが提供する障害福祉に特化した運営支援ソフトです。ご利用継続率99%で、多くの事業所様からご満足頂いています。「記録」「給付費請求」「工賃・給与計算」の業務効率化から就労支援まで、事業所様の運営・経営をサポートいたします。引用:(2025年4月)https://knowbe.jp/
プロジェクトRIN(株式会社エス・エム・エス)
プロジェクトRINは、業務の効率化を実現する、障害福祉サービス事業所に特化した業務支援システム。使いやすさ、分かりやすさを重視。流れに沿って、直感的に使えます。 支援員に「時間と心の余裕」を持たせ、サービス全体の底上げを目指します。引用:(2025年4月)https://project-rin.jp/
児童発達支援・放課後等デイサービスにおすすめの障害福祉ソフトは『カイポケ』!
カイポケは、記録から国保連請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の請求ソフトです。
記録・請求業務だけでなく、開業支援・人事労務管理・財務支援など、放課後等デイサービス・児童発達支援事業の経営を支援する様々な機能が付いています。
無料体験・操作説明を行っていますので、もし「カイポケ」にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ無料体験・資料請求をお申込みください。
カイポケの詳細については、こちらから詳しい資料を見ることができますので、ぜひご参考にしてください。
まとめ
ここまで、障害福祉向けの請求ソフト・システムを導入するメリットや選び方などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ソフト・システムごとに違いはあるものの、業務効率化やペーパーレスなど、事業所にとって様々なメリットがあることがおわかりいただけたかと思います。
それぞれに対応できる機能やサービスが異なるため、今回ご紹介した比較のポイント等を参考にしていただき、ご自身の事業所に最適なソフト・システムをお選びください。
最後までお読みいただきありがとうございました。