カイポケ導入で請求業務が簡単に!実績や加算の入力がスムーズになりました。
株式会社KONAKA SHINING FUTURE
- calendar_month 開業年月 2020年07月
- location_on 東京都大田区
- meeting_room 放課後等デイサービス
- group 利用定員 1日10名
- group 職員数 12名(2023年12月時点)
課題
導入の
ポイント
効果
東京都や神奈川県で放課後等デイサービスの事業所「Genius Discovery(ジーニアスディスカバリー)」を運営する株式会社KONAKA SHINING FUTURE様。「子どもたちの才能を見い出し、未来へつなぐ」ことをミッションに、テクノロジーを駆使した新しい療育に取り組んでいます。代表取締役の茂呂史生様に、立ち上げの経緯やカイポケを導入して良かったことを伺いました。
「障害」=「才能」。自己肯定感の醸成で児童の成長を促進。
「Genius Discovery」の特徴を教えてください。
ここでは「障害」=「才能」という考え方のもと、発達障害などの児童がその特性を活かして活躍できるためのケアを心がけています。専門家の協力のもと自己肯定感を高めるプログラムを作り、児童の長所を伸ばす療育を徹底。集団で療育を行うのではなく、1人1人完全個別の療育を行っている点や、タブレットやプログラミング教材を活用するデジタルに特化した療育を行う点が特徴です。
また、もう一つの特徴として、お金についての教育に力を入れている点があります。お買い物に行き、お釣りを計算する体験を提供している事業所はありますが、私たちが提供しているのは、より社会で自立し、活躍するために必要なお金の知識や価値観です。児童はなぜ日本と他の国々で物の値段が違うのかなど、お金の価値や知識を学ぶ場があまりありません。ここでは、幼いうちから「お金とは何か」を肌で感じながら学べるようにしています。具体的には「GDコイン」という事業所内で使用できる独自通貨を作り、特定のタスクをクリアするとそのコインがもらえる仕組みです。コインは事業所内の銀行に預けたり、投資をしたり、文房具やパズルと交換したりと、児童が自ら考え、好きなように活用できます。児童からの関心も高く、ある児童からは「お金の授業をやってほしい」というリクエストまでもらっています。そのうち児童の間でも、コインを活用した取り組みが生まれたら面白いですよね。
本来、児童はやる気に火をつければ、自発的に様々なことを吸収していきます。例えば、字を書くのが苦手な児童には、「字を練習しよう」とは言いません。その必要性を、児童自身が感じていない可能性があるからです。そのため、その子が持つ動物の知識に着目し、「みんなに教えてあげようよ」と提案しました。すると自分から図鑑を作り、字を書くようになりました。だんだんと他の児童が見やすいように枠線を書き、枠の中に字を収めて書くことができるようになったり、動物の特徴を絵で表現できるようになったりと、驚くような成長が見られます。このように児童のやる気を引き出し、成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高める療育を行っています。
自発的な行動を促すために、どのようなことに力を入れていますか。
私たちは「あれをやって」といった指示はしません。その代わり、「計画・実行・承認」というプロセスを非常に大事にしています。特に重視するのは、承認ではなく計画から実行の部分。いくら承認に力を入れても、実はモチベーションは上がりません。その最たる例が宿題です。宿題を終わらせたら褒められはしますが、宿題を好きな児童はいませんよね。それと同じで、承認に力を入れてもそのもの自体を好きにはならないと思います。私たちは計画を立てる、ということに重きを置いて、完了を評価するのではなく、計画に基づいて何かを実行する、ということを評価しています。その癖をつけてもらい、計画から実行を自主的にできるように訓練しています。この力はいずれ社会に出ても生きる力だと思っています。
実績・加算などの入力のしやすさでカイポケを選定。
カイポケを3箇所の事業所に導入いただいていますが、どのように活用されていますか。
基本的には請求での活用がメインです。事業所の立ち上げの際には国保連が提供する無料の請求ソフト(簡易入力システム)を使用しないかと議論になったことがあります。ですが、結局は他の事業所で使用していたカイポケの方が請求業務が簡単にできるため、「入力のしやすさが全然違うから」とスタッフを説得し、導入しました。特に支援の実績や加算の入力がしやすく、ミスややり直しが起きづらいので非常に重宝していますね。スタッフも、カイポケなら請求業務が短時間で終わり、使いやすいと言っています。データはクラウド上で管理されるため、入力した実績の確認なども場所を選ばずに実施できます。管理者としてはその点も助かっています。
また、カイポケは口座振替機能もあるため集金の手間も削減されました。現金でのやりとりはどうしても、事業所側と保護者・児童側どちらにとっても管理面で紛失などのリスクがあります。口座からの引き落としであれば、入力から請求までをスムーズに実行することができて便利ですね。
「児童主体」でより良い社会に
業務の効率化に寄与できており、うれしく思います。最後に、今後の展望を教えてください。
私たちの使命は、5年後や10年後に児童が社会に出て行くときの環境を、いかに“今”変えていけるかだと思っています。児童自身の個性や才能を伸ばし、より輝いていけるようにしていきたい。自分の中に煌めく才能を持っていれば、誰でも将来社会を輝かせる人になってくれます。そうした思いを込め、「子どもたちを主体としたチーム作りをして社会を醸成する」と理念にも掲げています。当社の活動を通して、少しでも児童にとってより良い方向に社会を変えていきたいですね。
運営法人:株式会社KONAKA SHINING FUTURE
事業所名:Genius Discovery(ジーニアス・ディスカバリー)
所在地:東京都大田区
https://geniusdiscovery.co.jp/