筋トレ特化のデイから事業の多角化。利用者情報の一元管理のためにカイポケを導入!
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課題
- 新しく訪問看護を始める際に、使っているソフトは対応していなかった
- 異なる2サービスを同じ職員で対応したいが、利用者情報の管理方法に悩んでいた
- 請求ソフトで利用者からの入金の管理ができない
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導入の
ポイント- 食事や入浴などが簡単に入力できる
- 同じソフトで通所介護も訪問看護も利用できる
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効果
- 通所介護と訪問看護を両方使う利用者の情報を一元管理することでサービスの向上に役立てられた
- 利用者への請求の管理が効率化
野口株式会社様は専門的な筋力トレーニング器具を備えた通所介護事業に加え、2022年3月からは訪問看護事業を開設しました。全スタッフが筋トレ指導を行い、加齢に伴う筋力低下(サルコペニア)の防止に注力。通所介護と訪問看護の2サービスでカイポケをご導入いただいています。通所介護の開設や訪問看護への事業展開に関わられている施設長の夏目様に伺いました。
写真左が理学療法士の德田様、写真右が施設長の夏目様
筋力トレーニングに特化したデイサービスを運営しています
開設に関わった経緯を教えてください
以前は急性期病院に勤め、急性疾患や重症な方へ理学療法を行っていました。急性期のリハビリを頑張っても悪化して再入院となる方も多く、もどかしく感じていました。こうした経験の積み重ねから、生活期に介入してもっと長期的に、身体機能をしっかり改善するリハビリがしたいと思っていました。私自身がNSCA認定パーソナルトレーナーの資格を持っているので、訪問で自分の目指すリハビリを提供したいと考えていたのですが、現職の副社長とご縁があり、介護保険で筋力トレーニングに取り組める環境を提供する通所介護をやらないか、とお誘いいただき入職しました。
わたしたちのデイサービスでは、一般のフィットネスジムにあるような本格的なトレーニングマシーンを導入しています。高齢者向けのリハビリ器具ではない点が特徴です。トレーニングマシンでの筋力トレーニングは、加齢に伴う筋力低下(サルコペニア)の防止に繋がります。また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が多数在籍しており、全職員が研修で筋トレのノウハウを学んでいます。安全やリスクのためにできることを減らすのではなく、利用者様それぞれが前向きに活動をして、身体機能の維持・改善を目指すことができる環境です。車いすの方や要介護度の高い方も、「いつまでも自宅で生活したい」という思いがある利用者様が積極的に身体を動かしています。
デイサービスこまつなでは本格的なトレーニングマシーンを12台備えている。利用者ごとに、理学療法士がトレーニング内容(使用するマシン、負荷、回数など)を設定し、スタッフのサポートを受けながら機能訓練を行っている。
カイポケひとつでデイと訪問看護両方の利用者様情報を管理、情報共有もスムーズで、二重の登録・更新作業も不要です
カイポケをどの様に活用していますか?
食事や入浴の記録でカイポケのデイタブレット機能を活用しています。サービス提供の合間に食事量などを登録できるので、キッチンや連絡帳の記載場所など、いくつかの場所にタブレットを設置してスタッフが入力しています。細かい機能訓練の記録やご家族へのメッセージは、温かみを感じていただけるよう手書きも並行していますが、通常の記録はタブレットで入力することで効率化できています。
また、請求事務の担当からは利用者様への請求業務が楽になったと聞いています。以前使っていたソフトでは入金の管理機能がなかったのですが、カイポケではレセプトデータと入金データが連動していてPCの画面を通じて入金の管理が可能になったので、便利に感じているようです。
訪問看護サービスとの連携でカイポケが便利だと感じる点を教えてください
カイポケ導入前のソフトでは訪問看護に対応していなかったため、訪問看護を始めるにあたってどのように利用者情報を管理しようか悩んでいました。カイポケならどちらのサービスにも対応しているので、別々のソフトではなく、カイポケひとつで両方の事業所の利用者様情報を管理したり、請求業務ができます。利用者情報の共有もスムーズに行え、サービスの向上にも繋がりますし、ソフトに二重で情報を登録・更新する手間を削減できます。また、訪問看護のタブレットは以前勤めていた訪問看護ステーションでも活用しており、記録の作成がしやすいと感じています。
カイポケを事業所のサービス拡大に役立てていただいたんですね。
訪問看護ではデイサービスの研修で筋トレのノウハウを学んだ専門職員が、ご自宅の環境に合わせて、実際の生活場面に寄り添った運動を提供できます。デイサービスに通っていた方が体調を崩した時は訪問看護を利用することで体力、身体機能を向上させ、デイサービスへ再び通えるようにサポートし、病院退院後でデイサービスに通う体力がない方は、訪問看護でしっかり体力を向上させて、デイサービスに通えるように支援することも可能です。双方に同じ職員がいますので、ご利用者様の情報共有がスムーズで、絶え間なく関わることができ、ご利用者様にも安心していただけます。訪問看護サービスはまだ始まったばかりなので、これから利用者を増やして、より拡大していきたいと思っています。