放課後等デイサービスの物件の選び方とは?

放課後等デイサービスの開業を検討されている皆様にとっては、施設の物件選びについて気になるところではないでしょうか。

今回は、放課後等デイサービスの物件選びにおける条件や費用などについて解説します。

ぜひ参考になさってください。

教室の後ろにあるロッカーの写真

目次

放課後等デイサービスの物件を選ぶ条件

ここでは放課後等デイサービスについて、物件を選ぶ際の条件を解説します。

事業所のコンセプトに合っているか

どういった事業所を目指しているのかによって、物件選びも異なってきます。

自分が目指している事業所のコンセプトと合っているかを妥協せずに検討しましょう。実際の設備を具体的に決定していくことが必要となります。

設備基準を満たしているか

放課後等デイサービスの設備基準では、利用定員を10名以上としておかなければなりません。

また、発達支援室を備えていること、その他必要な設備や備品を備えていることが必要とされています。

発達支援室

発達支援室において、障害児1人当たりの床面積は、収納設備等を除いて2.47㎡以上を目安とされています。 この広さの基準は、都道府県によって異なります。

開業予定地の自治体ではどうなっているかを必ず確認しておきましょう。

いずれにしても、支援するのに支障がない広さを確保している必要があります。

発達支援室では、支援に必要とされる機械や器具等を備えていなければなりません。また、発達支援室内において死角ができないようにするなど、間取りについても十分考慮して物件を選びましょう。

放課後等デイサービスの物件費用相場

放課後等デイサービスの物件の規模や購入及び貸借方法によって、費用の相場は異なります。

放課後等デイサービスの物件を探す際の費用の種類

①施設費

物件取得費用や設備費用、敷金や礼金、保証金などといった、施設に関する費用がかかります。

②改装費

新しく購入、または借り入れた施設を放課後等デイサービスの設備基準を満たすよう改装する際に発生する費用です。 これは、物件がそのまま使える場合は金額も抑えられるなど、物件の状況によって金額が異なります。

どのようにして放課後等デイサービスの物件が決まるのか

①賃貸か購入か(施設費)

物件を賃貸で借りるのか、新しく購入するかについては、長期的な計画に基づき判断する必要があります。 賃貸料も長期にわたると多額な費用がかかりますので、新しく購入した方が良いのかを見極めることが重要です。

②居抜き物件を検討する場合(改装費)

居抜き物件を利用すれば、それ以前に使用していた設備をそのまま使うことができます。 その場合、改装も部分的に費用がかかる程度となり、比較的安く抑えられます。

放課後等デイサービスの物件選びの注意点

都道府県によって放課後等デイサービス物件の選び方が異なるという実態があります。

都道府県ごとに物件選びの基準が異なる。

①放課後等デイサービス事業者は都道府県ごとに指定を受けることになります。 それぞれの都道府県により設備基準が多少異なるため、物件選びの際の基準もそれによって異なります。

②一方で、都道府県に限らず放課後等デイサービスを設置しようとする地域によって、地域に住む人口統計や地理的特徴、またサービスに対する地域住民のニーズなどが異なる場合もあります。 そのため、物件のある地域住民のあり方と事業所が目指すコンセプトが合っているかを確認しながら検討を行う必要があります。

物件を入念に調査する。

設備基準を満たすことが可能か、また改装できるのか、近隣に子供がいる家庭は多いかなど、住宅など通常の物件購入とは異なり、色々と制約条件が多くなります。 そのため、頻繁現地を訪れて慎重に判断して決めなければなりません。

まとめ

今回は、放課後等デイサービスの物件を選ぶ条件について解説しました。 事業所のコンセプト等によっても物件を選ぶ基準は変わってきます。

また、都道府県によっても設備基準が微妙に異なるため、情報収集をしっかりした上で慎重に判断しましょう。

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