【放デイ・児発】国保連請求代行サービスとは?料金相場やメリット・デメリットも解説!請求ソフトとの比較あり。
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放課後等デイサービスや児童発達支援の経営者・管理者様の中には、「請求代行サービスの導入をしたいがサービスの内容がよくわからない」「請求代行サービスか請求ソフトのどちらを導入するべきか悩んでいる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
国保連請求代行サービスは、放課後等デイサービスや児童発達支援などの事業所に代わり国民健康保険連合会への請求業務を行ってくれるサービスです。必要資料を代行企業に提出するだけで一貫して請求業務を行ってくれるため、大幅な業務効率化が望めます。
請求代行サービスには「職員の負担が軽減できる」というメリットがある一方、「ノウハウが蓄積されない」などのデメリットもあるので自事業所に合ったサービスなのか見極めることが大切です。
この記事では国保連請求代行サービスの内容や料金相場、メリット・デメリットに加えて、請求代行サービスと請求ソフトの比較解説もしています。ぜひご確認ください。
目次
- 放課後等デイサービス・児童発達支援における国保連請求代行サービスとは?
- 放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用する3つのメリット
- 放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用する3つのデメリット
- 国保連請求の代行サービス vs 請求ソフトを比較!
- 国保連請求ソフトを導入するなら『カイポケ』がおススメ!
- まとめ
放課後等デイサービス・児童発達支援における国保連請求代行サービスとは?
国保連請求代行サービスとは、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所など、国民健康保険連合会(以下、国保連)への請求業務が発生する事業所の請求業務を代行してくれるアウトソーシングサービスです。煩雑な国保連の請求業務を代行企業へ委託することで、業務の効率化や簡素化を図ることができます。
ここでは、放課後等デイサービスと児童発達支援における国保連請求代行サービスの具体的な内容を解説します。
1. 国保連請求代行のサービス内容
国保連請求代行サービスの範囲は代行企業によって異なりますが、基本的には下記のような業務を委託することができます。
- 実績記録票の入力
- 国保連への伝送対応
- 上限管理の書類作成
- 上限管理の他事業所との連絡
- 受領者証の変更・更新
- 利用者への請求書・領収書作成
- 返戻・過誤請求への対応
請求代行サービスの導入を検討する場合は、事前に任せたい業務がサービスの対象になっているかなど、委託できる業務の範囲をしっかり確認しておきましょう。
2.国保連請求代行サービス利用の流れは?
サービス利用時は、毎月決まった日時までに「実績記録票」など必要な資料を事業所から代行企業に提出します。提出した資料を元に、代行企業が必要な請求業務を完了させてくれます。提出期限は毎月2日までと設定されている場合が多いようです。
代行企業や契約するサービスプランにより提出する資料や期限、提出方法が異なるので、サービスの導入を検討する際はよく確認しておきましょう。
3. 国保連請求代行の料金はどのくらい?
一般的な国保連請求代行サービスの料金相場は、月額の基本料金10,000円〜30,000円に加えて、利用者人数に応じて1人あたり200円〜500円を足した料金(従量課金)になります。ただし、一部の業務に対しオプション料金が掛かる場合があるので、その場合は「基本料金+利用人数分の料金」とは別に料金が必要となります。
下記は利用児童20名分の請求を代理で委託した場合の料金の一例です。
基本料金 | 利用者人数による料金 | 総額※20名の場合 | |
---|---|---|---|
A社 | 15,000円 | 250円 / 1人 | 20,000円+オプション料金 |
B社 | 20,000円 | 500円 / 1人 | 30,000円+オプション料金 |
C社 | 15,000円 | 300円 / 1人 | 21,000円+オプション料金 |
委託する業務内容や事業所の規模によって料金設定が異なるため、具体的な料金は各代行企業に見積もりを取って比較しましょう。
放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用する3つのメリット
続いては、放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用するメリットを3つご紹介します。
メリット1.職員の負担軽減
一つ目のメリットは、職員の負担軽減に繋がるということです。
放課後等デイサービスや児童発達支援の職員は、利用児童へのサービス提供だけではなく、請求業務を含めた事務作業を担う必要があるため1人あたりの負担が大きくなる傾向にあります。その中でも特に煩雑で手間の掛かる国保連の請求業務を代行サービスに委託することで、職員の負担軽減を図ることが可能です。職員のストレスや残業時間を減らすことで、人材の定着や残業代としての人件費削減にも効果があるでしょう。
メリット2.業務効率化によるサービス品質の向上
二つ目のメリットは、業務効率化によってサービスの質を向上できるということです。
手間のかかる請求業務を外部に委託することで、利用児童に向き合う時間を増やすことができます。利用児童とのコミュニケーションや支援・療育を充実させる活動に集中することができるため、放課後等デイサービス・児童発達支援事業としてのサービスの質の向上にも繋がるでしょう。
メリット3.専門的な知識が不要
三つ目のメリットは、専門的な知識がなくても請求業務が成り立つということです。
事業所に請求業務の知識を持った人材が不在、または担当者が退職してしまった場合でも請求代行サービスを利用していれば新たに人材を探す手間が不要になります。また、代行企業によっては業界の動向や法令の改定など最新の情報やアドバイスを受けられる場合もあるので、より効果的な運営を目指すこともできるでしょう。
放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用する3つのデメリット
続いては、放課後等デイサービス・児童発達支援で国保連請求代行サービスを利用するメリットを3つご紹介します。
デメリット1.場合によってコストが増える可能性がある
一つ目のデメリットは、請求代行サービスを利用することで想定以上のコストが掛かってしまう可能性があるということです。
処理件数(利用児童の人数)が増えたり、オプション料金が発生する業務を多く委託したりすることで想定していたコストを上回り、経営に負担を掛けてしまうこともあります。請求代行サービスを導入する前に、委託するべき業務内容や料金の総額を丁寧に確認しておきましょう。
デメリット2.情報漏洩のリスク
二つ目のデメリットは、情報が漏洩するリスクがあるということです。
請求代行サービスを利用すると、事業所の経営状況や利用児童の個人情報が代行企業に共有されることになります。セキュリティ対策が徹底された企業か、事業所側で気を付けるべきことは何か、など事前に確認しておくことが大切ですね。
メリット3.専門的な知識が不要
三つ目のデメリットは事業所にノウハウが蓄積されないということです。
請求代行サービスに依存し過ぎると、事業所に請求業務のノウハウが蓄積されなくなってしまいます。サービスをうまく利用しながらも、請求業務に関する知識やノウハウが事業所に残るように工夫できると良いでしょう。
国保連請求の代行サービス vs 請求ソフトを比較!
ここまで読まれ方の中には、「国保連請求代行サービス」と「国保連請求ソフト」のどちらを導入するべきか悩んでる方もいらっしゃると思います。ここでは「国保連請求代行サービス」と「国保連請求ソフト」の違いをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
放課後等デイサービス・児童発達支援の国保連請求ソフトとは?
放課後等デイサービス・児童発達支援の請求ソフトとは、利用児童の基本情報と利用実績を入力することで、請求金額を計算し、国保連へ送る給付費請求書・明細書、児童の保護者へ送る請求書を発行するためのソフトです。
請求業務では、報酬の請求先である国保連に対して、請求データをインターネット経由で伝送することになるので、請求金額を計算する機能とデータを伝送する機能が付いていることになります。また、それ以外にも、保護者への請求書・領収書の発行と口座引落用のデータの作成、サービス提供の記録作成、計画書作成、送迎管理など様々な機能が付いている請求ソフトが販売されています。
国保連請求代行サービスと国保連請求ソフトの特徴を比較
国保連請求代行サービスと国保連請求ソフトの違いは、請求代行サービスは「代行企業」が大方の請求業務を対応してくれる一方、請求ソフトは「事業所側」でソフトを活用し請求業務を行うということです。
請求代行サービスに請求業務を委託することと、請求ソフトを活用して事業所で請求業務をすることのメリット・デメリットは何でしょうか。下記、国保連請求代行サービスと国保連請求ソフトそれぞれの特徴を示した表です。
特徴 | 国保連請求代行サービス | 国保連請求ソフト | ||
---|---|---|---|---|
セキュリティ | × | 外部に事業所の機密情報を共有するので情報漏洩のリスクがある。 | 〇 | データ管理やセキュリティ対策が事業所で行える。 |
コスト | △ | 利用人数が増えると料金が増える。追加でオプション料金が掛かる場合がある。 | 〇 | 一括で買い切り or 月額制(定額)なので金額の変動が少ない。代行サービスの費用より安価なソフトがある。 |
業務効率化 | ◎ | 全ての請求業務を委託できるので大幅に効率化できる。 | 〇 | ソフトを使って自分で簡単に請求業務ができる。 |
専門知識の必要性 | 〇 | 請求に関する専門知識が不要。 | × | 請求業務の知識が必要。ソフトの操作を覚える必要がある。 |
ノウハウの蓄積 | × | 代行サービスに業務を任せてしまうので事業所にノウハウが蓄積しづらい。 | 〇 | 事業所側で請求業務を行うためノウハウは蓄積できる。 |
ミス、エラー対応 | 〇 | 委託企業が対応するので事業所での対応は不要。 | △ | 人為的ミスは少なくなるが、返戻・過誤請求などがあれば事業所で対応が必要。 |
依存度の高まり | × | サービスへの依存度が高くなりがち。 | 〇 | 依存度は低い。 |
事業所のニーズに合ったサービスや予算に合わせて、最適な選択を行うことが重要ですね。
情報漏洩やコスト増加のリスクを避けたい方は、国保連請求ソフト『カイポケ』がおススメ!
請求代行サービスには「情報漏洩の不安」や「コスト増加の可能性」といったデメリットがあります。これらのデメリットが気になる方は、外部への情報提供が不要で月額制(定額)の国保連請求ソフトをご検討ください!
国保連請求ソフトの中でも、記録の入力から請求業務までを一気通貫で実施できる『カイポケ』 の導入がおススメです!
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まとめ
ここまで、国保連請求代行サービスの業務範囲や流れ、メリット・デメリットなどについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
放課後等デイサービス・児童発達支援での職員の業務は多岐にわたります。国保連請求代行サービスや請求ソフトを活用し、業務効率化や職員の負担の軽減を図ることは業務を継続する上で大切なことですね。
請求業務の効率化にお悩みの方は、ぜひ『カイポケ』もご検討ください。