放デイ・児発の上限管理とは?管理方法や留意点などを解説
SMS CO.,LTD
放課後等デイサービスや児童発達支援事業所で働かれている方や経営をされている方の中には、 「そもそも上限管理ってなに?」「やり方がわからない!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、放課後等デイサービス・児童発達支援における上限管理について解説します。ぜひ最後までお読みください。目次
- 放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理とは?
- 放課後等デイサービス・児童発達支援の上限額管理事業所とは
- 放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理の流れ
- 放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理の効率化ならカイポケがおすすめ!
- まとめ
放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理とは?
障害福祉サービスは、原則としてサービスの利用にかかる費用の1割を利用者が負担することになっています。ただし、世帯によっては費用負担が大きくなりすぎる懸念があるため、負担を調整する目的で自己負担額にも世帯収入ごとに上限が設定されています。
上限管理とは、児童が複数の事業所を利用する場合などに、1ヵ月の利用者負担額が負担上限を超過することが見込まれる利用者について、上限を超えないよう事業者間で利用者負担額を管理することを指します。
上限管理の対象となるのはどんな場合?
上限管理の対象になるのは、以下のような場合です。- 利用料金の自己負担額が負担上限月額を超える可能性を市町村に認定された場合
- 一か月に複数の事業所からサービスを受けている場合
きょうだい児はどうなる?
きょうだい児が同一世帯で同一の保護者の支給決定を受けている場合には、 児童個々ではなく世帯単位で利用者負担額を超えないように管理する必要があります。放課後等デイサービス・児童発達支援の上限額管理者とは
利用者負担の上限額管理を行う事業所のことを上限額管理者と呼びます。上限額管理者は主に以下のような観点で決定されます。
- 提供されるサービス量(標準的な報酬の多寡)
- 生活面を含めた利用者との関係性(利用者負担を徴収する便宜)
- サービス管理責任者の配置有無
- 事務処理体制 など
また、上限管理を行う事業所は「利用者負担上限額管理加算」を算定することが可能です。
放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理の流れ
上限管理は以下のような流れで実施されます。
- 上限管理者に「利用者負担額一覧表」を渡す
事業者は事業所番号単位で利用者負担額を算出して、受給者証に記載された上限額管理者に「利用者負担額一覧表」を提供する。
- 「利用者負担上限額管理結果票」を作成
上限額管理者は、提出された「利用者負担額一覧表」に基づき、「利用者負担上限額管理結果票」を作成。
- 各事業所へ確認依頼
上限額管理者は、作成した「利用者負担上限額管理結果票」の内容について上限額管理対象者に確認を依頼する。
- 「利用者負担上限額管理結果票」を送付
上限額管理者は、各事業所に「利用者負担上限額管理結果票」を送付する。
- 請求明細の作成
上限額管理者は、上限額管理対象者の請求明細書に、①実績記録票、②利用者負担上限額管理結果票を添付する。
- 利用者負担上限管理結果表の保管
利用者負担上限額管理結果票を受け取った関係事業所は、上限額管理対象者の請求明細書に、①実績記録票、②利用者負担上限額管理結果票を添付し、各事業所に保管する。
放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理の効率化ならカイポケがおすすめ!
カイポケは、記録から国保連請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の記録・請求システムです。
また記録・請求業務だけでなく、複数児童の上限管理、計画書や業務日誌といった帳票の作成から、事業所で働く皆さんの人事労務管理まで、放課後等デイサービス・児童発達支援事業の経営を支援する様々な機能を備えています。
カイポケの詳細については、こちらから詳しい資料を見ることができますので、ぜひご参考にしてください。
まとめ
ここまで、放課後等デイサービス・児童発達支援の上限管理について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。上限管理は自事業所だけでなく、他の事業所とも連携しながら行う必要のある業務です。
業務の流れや必要な書類を理解した上で、適切に実施しましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。