【音声入力で簡単】介護記録をAIで作成!メリットや注意点などを解説

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介護事業所において、日々の介護記録の作成に時間がかかるとお悩みの方も多いでしょう。
そのような中で介護記録の作成にAIを活用して業務を効率的にしたいとお考えではないでしょうか。

この記事では、AIとは何か、AIで介護記録を作成するメリットやデメリット、運用の注意点やAIで介護記録を作成する手順などを解説します。

目次

介護記録(日々の記録)はAIを活用することで効率的に作成できる

介護記録は、AIを活用することで効率的に作成できるようになります。
まずはAIとは何か、そしてAIを導入すると何ができるようになるのかを見ていきましょう。

AIとは?

AIとは、人間が行っているような学習や推論、判断といった知的作業を、コンピューターに実行させる技術である「人工知能」のことです。
決められた作業を繰り返すだけではなく、AIの提案に対して人間が適切に修正や指示を与えることで、継続的に学習していきます。

介護事業所で日々の業務にAIを導入すると何ができるのか?

介護事業所で日々の業務にAIを導入した場合、具体的に次のような作業をAIに任せることができます。

AIは特に事務作業との相性が良く、上記の他にも活用できる業務は多岐にわたります。
ここからは、「介護記録の作成」に焦点を当て、さらに詳しく解説していきます。

介護記録の作成に役立つAIとは?

介護記録の作成に活用できるAIツールは、大きく分けて「汎用型AI」と「業務特化型AI」の2種類があります。

汎用型AI

汎用型AIとは、文章の作成や要約、アイディア出しなど幅広い用途に使える一般的なAIです。
無料で使えるツールが多いので、まずは無料版から始めてみるのもよいでしょう。
有料版を契約すると、より精度の高い文章の作成ができたり、利用回数の制限が緩和されるなど、より快適に利用できます。

ただし、汎用型AIは介護特有の専門用語や複雑な制度への理解度が高いわけではありません。
そのため、質の高い記録を作成するには、聞き取った内容や状況をAIへ的確に指示として伝える必要があります。
汎用型AIの代表的なツールは以下の通りです。

業務特化型AI

業務特化型AIは、特定の業務に特化して開発されたAIです。
基本的には、導入時に初期費用や月額料金などのコストがかかります。
介護事業に特化したAIであれば、介護現場でよく使われる専門用語や記録の書式があらかじめインプットされているため、汎用型AIよりも精度の高い記録を簡単に作成することができます。

なぜ今介護業界でAIが注目されているのか?

介護業界でAIが注目されている背景には、国(厚生労働省)の後押しがあります。
介護業界における介護記録の作成や日々の事務作業は負担の大きい業務であり、職員の大きな負担となっているという課題があります。
これらの課題に対応するため、厚生労働省は介護ソフトやICT機器の導入費用を補助する制度も用意し、AIを含むICT化を後押ししています。
こうした国の後押しもあり、介護現場でのAI活用は今後さらに広がっていくと考えられています。

参考
厚生労働省 老健局「介護分野におけるAI等の活用状況」
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001002876.pdf

介護記録をAIで作成するメリット

介護記録の作成にAIを活用すると次のようなメリットがあります。

作業時間の短縮と働き方改善

記録したい内容を音声で話すだけで、適切な介護記録を作成してくれるため、介護記録の作成にかかる作業時間を大幅に短縮できます。
また、作成時間を効率化できることで、残業の削減につながり、また、利用者とのコミュニケーションなど、人間にしかできない業務に注力する時間を増やすことができます。

入力ミスや抜け漏れを減らす

音声入力を活用することで、手入力によるミスや記載漏れを減らすことができます。
また、AIツールが介護ソフトと連携していれば、記録した内容を転記し直す手間もなくなり、転記時の人為的なミスを防ぐこともできます。

介護記録をAIで作成するデメリット

一方で、AIを業務に導入する際には、以下のようなデメリットがあります。

費用負担

有料契約の場合は、初期費用や月額料金が発生することがデメリットとして挙げられます。
無料で使えるAIツールもありますが、業務で使用する場合は、有料契約をした方が使い勝手が良いツールが多いです。

AIの運用ルールの設定が大変

事業所でAIを導入する際には、誰が・どの業務で・どこまでAIを使うのかといった運用ルールをあらかじめ定めておく必要がありますが、運用ルールを策定し、それを職員に周知することは手間がかかります。
しかし、ルールが曖昧なまま導入すると、職員ごとに使い方が異なり、混乱してしまう可能性もあるため、運用ルールを事前に整備しましょう。

AIを運用する際の注意点

実際に運用する際は、以下の点にも注意が必要です

誤った内容で作成されるリスク

AIは、話していない内容を、前後の文脈から推測して記録を作成してしまうことがあります。
また、周囲の雑音などによって実際とは異なる内容が記録されてしまう可能性もあります。
介護記録は利用者の状態やサービス提供の事実を正確に残すことが求められるため、AIが作成した記録は、職員自身の目で内容を確認し、事実と異なる箇所がないかをチェックする必要があります。

個人情報保護

AIに利用者や職員の個人情報を入力する場合は、情報漏えいなどのリスクに注意する必要があります。
利用するツールのセキュリティ対策や、入力したデータの取り扱いに関する契約条件を事前に確認したうえで活用しましょう。

プライバシーへの配慮

音声入力は話した内容がすべて録音されてしまうため、利用者のプライバシーに関わる内容が意図せず漏れてしまう可能性があります。
他の利用者や来客がいる場所では、声の大きさに注意するなど、話し方や入力する場所にも配慮しましょう。

AIを導入して介護記録の作成を自動化。AIの導入手順を解説

導入するAIツールを選ぶ際のポイント

AIツールを選ぶ際は、以下のようなポイントで検討できると良いでしょう。

介護記録をAI(音声入力)で作成する流れ

介護記録をAI(音声入力)で作成する場合、基本的には以下のような流れで進めます。

ステップ1:AIツールを選定する

前述の「導入するAIツールを選ぶ際のポイント」を参考に、自事業所に合ったAIツールを選びます。

ステップ2:運用ルール(オペレーション)を設定する

AIを現場で使う前に、事業所内での運用ルールを定めておきましょう。
特に音声入力は、話し方によって記録の精度が変わるため、以下のようなルールを決めておくと安心です。

ステップ3:職員にルールと使い方を説明する

定めた運用ルールやAIツールの基本的な使い方を、職員全員に向けて説明します。
研修の機会を設けたり、マニュアルを配布したりすることで、職員ごとの使い方のばらつきを防ぎ、スムーズな運用開始につなげられます。

ステップ4:記録したい内容を音声でAIに入力する

利用者の様子や実施したケアの内容を、AIツールに向かって話します。
音声で入力する際は、設定した運用ルールに基づいて話すように徹底します。

ステップ5:AIが自動作成した記録を確認する

入力した内容をもとに、AIが介護記録の原案を自動で作成します。
ここではまだ「原案」の段階であり、チェックが必要な状態であるということに留意しましょう。

ステップ6:職員の視点で加筆・修正を行い完成させる

AIが作成した記録の原案を、職員の目でチェックします。
事実と異なる表現や内容がないかを確認し、不足している情報を加筆・修正したうえで、記録として完成させます。

まとめ:AIを導入すると介護記録の作成はどう変わるのか?

AIを活用することで、介護記録の作成にかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、入力ミスや抜け漏れを減らすことができます。
一方で、費用面や運用ルールの整備、個人情報保護といった注意点もあるため、メリット・デメリットの両方を理解したうえで導入を検討しましょう。

AIはあくまで介護記録の作成を支援するツールであり、記録する内容そのものを判断し、最終的な確認を行うのは職員自身です。
AIをうまく活用しながら、より多くの時間を利用者のケアに充てられる働き方を目指していきましょう。

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