おすすめの介護ソフト・システムの一覧と比較のポイントを紹介!ソフトの種類・選び方などもまとめて解説

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介護ソフトの導入を検討される方の中には、「おすすめの介護ソフトは?」「介護ソフトを導入すると、どんなメリットがあるの?」「介護ソフトを比較する時のポイントは?」など疑問に思われてる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、介護ソフト(介護保険請求ソフト・介護記録ソフト)の種類や主な機能、介護ソフトを導入するメリット・デメリット、介護ソフトの選び方や比較のポイント、おすすめの介護ソフトなどをご紹介します。
ぜひ、最後までお読みください。

目次

介護ソフト(介護保険請求ソフト・介護記録ソフト)とは?

介護ソフトとは、介護施設・事業所において、介護報酬の請求や介護記録を作成・管理を行うためのソフトを指します。
介護ソフトを導入することで、介護記録を効率的に作成できるようになり、また、書類間の転記、請求データへの実績の入力などを効率化することができます。

介護ソフト(介護保険請求・記録ソフト)の種類

介護ソフトは「クラウド(ASP)型」と「インストール型」の2種類に分けられます。

クラウド(ASP)型

「クラウド(ASP)型」のソフトは、インターネットを通じソフト会社のサーバへアクセスし、そこに用意されているアプリケーションやソフトウェアを利用する介護ソフトのことです。
つまり、インターネットが使えるパソコン・スマートフォン・タブレットなど様々な端末から利用することが可能です。

インストール型

「インストール(パッケージ)型」のソフトは、CD-ROMやソフト会社のHP等から、自社のパソコンに介護ソフトをインストールして利用します。
ソフトがインストールされているパソコンであれば利用することができ、インターネット環境は不要です。

介護ソフト(介護保険請求・記録ソフト)の主な機能の一覧

介護ソフトには以下のような機能があります。

機能 機能の概要
利用者情報管理 利用者様の基本情報(氏名、年齢、要介護度、認定有効期間など)を登録し、管理するための機能。
他事業所情報管理 他事業所の基本情報(サービス種類、事業者番号、事業者名など)を登録し、管理するための機能。
介護計画の作成・管理 介護に関する計画(本人の希望や解決すべき課題などの基本情報、長期目標や短期目標、具体的に提供するサービスの内容、週間計画表)を作成・登録し、管理するための機能。
介護記録の作成・管理 介護記録を入力することで、実績の集計や利用者様個別の記録を管理するための機能。
介護報酬の請求データ作成・管理(国保連・利用者負担金) 国保連や利用者負担金の請求書作成や管理(伝送結果や利用者別の入金状態の確認など)を行うための機能。

介護ソフトを導入する効果・メリットは?

請求業務を効率化できる

介護ソフトを導入すると、記録などの帳票の作成、請求業務にかけている時間を大幅に削減することができます。
介護ソフトには、記録の入力から実績データの作成、そして国保連への請求データの作成までを一貫して行える機能が備わっています。
そのため、記録から請求までの過程で発生する転記作業を減らし、チェック業務の効率化を図ることができます。

返戻のリスクが減る

介護ソフトを使用していない場合、紙のサービス提供記録からパソコンに実績を入力することになります。
その際に、見間違いや入力ミスが発生してしまう可能性があります。
このようなミスは、記録から請求まで一貫して行える介護ソフトを使うことで防止できるので、返戻のリスクを減らすことにつながります。

書類管理業務を効率化できる

介護事業所では、介護計画書、介護記録、国保連への給付費請求書・明細書、給付管理票、利用者負担金の請求書など、多くの書類を作成し、一定期間管理しなければなりません。
介護ソフトを導入すると、システム上に書類のデータを保存することができるため、紙に印刷してファイリングをし、棚に並べて保管するといった手間を省くことができます。

介護ソフトの選び方

介護ソフトの選び方・選ぶ際の流れは以下のように進めることをおすすめします。

①サービス種別に対応した介護ソフトを調べる

まずは、インターネット等でサービス種別に対応した介護ソフトを調べます。
介護ソフトのベンダーのホームページや比較サイトから情報を集めましょう。

➁気になった介護ソフトの資料請求を行い、比較する

次に、気になった介護ソフトがあれば、積極的に資料請求をしましょう。
資料が届いて詳しい情報を確認できたら、料金・機能・サービスなどの情報を整理して、比較をします。

③ 無料体験を行う

最後に、無料体験やデモンストレーションを受けて、介護ソフトの操作感・使いやすさを体験しましょう。
「使いやすい、使いづらい」という感覚は人それぞれなので、できるだけ介護ソフトを利用する職員に確認してもらう機会を設けることをおすすめします。

介護ソフト(介護保険請求ソフト・介護記録ソフト)の比較のポイント

介護ソフトを比較するポイントは次の4点です。

  1. 口コミ、評判
  2. 料金
  3. 機能・サービス
  4. サポート

それぞれ詳しく解説していきます。

介護ソフトを比較するポイント① 口コミ、評判

介護ソフトを比較するポイントとして、「口コミ」を参考にすると良いでしょう。
介護ソフトの口コミは、

などで確認することができます。

口コミを参考にする場合は、その介護ソフトを導入した理由、利用してみた感想、利用することで問題が解決したのか、満足しているのかなどの項目をしっかりと読むことが重要です。

介護ソフトを比較するポイント② 料金

介護ソフトの料金を比較する際は、以下の2点で比較すると良いでしょう。

5年間の料金の総額で比較する

介護ソフトの料金体系は、

の2種類があります。

このように料金体系が異なる介護ソフトの料金を比較する際は、5年間などで期間を区切り、料金の総額で比較するのが良いでしょう。
例えば、以下の2種類のソフトを5年間利用した場合の料金を比較します。

A社 B社
料金体系 一括購入 利用料
ソフトの使用料金 200万円(5年間) 2万5千円(毎月)
年間保守費用 3万円 なし

この2社を5年間使用した場合の料金の総額を計算すると、

となり、料金の比較がしやすくなります。

契約期間・解約手数料を比較する

介護ソフトによっては、契約期間が決まっていて、途中解約をする場合に解約手数料や違約金を支払わなければならない場合があります。
長期にわたる契約期間や解約手数料が設定されている場合、導入した介護ソフトの使い勝手が悪くても、他の介護ソフトに変更するための費用負担が大きく、そのまま我慢して使わなければならないことも起こり得ます。
そのため、契約期間と途中解約した場合の解約手数料・違約金の有無・金額は事前に確認し、比較することが大切です。

介護ソフトを比較するポイント③ 機能・サービス

介護ソフトは、「請求」や「記録」などの単独の機能に特化したソフトから、複数の機能が付いている総合的なソフトまで様々です。
複数の機能が付いているソフトでは、「利用者情報管理」、「他事業所情報管理」、「介護計画の作成・管理」、「介護記録の作成・管理」、「介護報酬の請求データ作成・管理(国保連・利用者負担金)」といった介護ソフトの主な機能以外にも下記のような機能がついているソフトもあります。

【多機能な介護ソフトについている機能】

事業所における困りごとを解決するためにも、比較の際は必要な機能を備えてるかを確認しましょう。

介護ソフトを比較するポイント④ サポート

サポートの体制や内容も介護ソフトのベンダーによって異なります。

【サポート内容の例】

導入したソフトを活用するためにも、比較するポイントとしてサポート体制やそれに対する顧客満足度などをチェックしましょう。

介護ソフト4社を比較!

それでは、4社の介護ソフトを、料金体系・料金、機能、サービス、サポート体制で比較した表をご紹介します

カイポケ A社 B社 C社
料金体系 使用料

(月額)

購入

(5年間使用権)

使用料

(初期費用+月額)

使用料

(月額)

料金 月額1,000円~25,000円 数十万円~数百万円 初期費用:数万円~数十万円

使用料(月額):約2万円~3万円

月額約1万円
契約期間 縛りなし 5年間 1年間 縛りなし
無料体験 あり なし あり あり
機能 利用者情報

他事業所情報

介護計画

介護記録

介護報酬請求

勤怠管理

給与計算

会計

経営管理

シフト作成

利用者情報

他事業所情報

介護計画

介護記録

介護報酬請求

勤怠管理

給与計算

会計

経営管理

シフト作成

利用者情報

他事業所情報

介護計画

介護記録

介護報酬請求

勤怠管理

給与計算

経営管理

シフト作成

利用者情報

他事業所情報

介護計画

介護記録

介護報酬請求

給与計算

シフト作成

サポートサービス 開業支援

データ移行

訪問・電話・メールサポート

データ移行

訪問・電話・メールサポート

データ移行

電話サポート

データ移行

電話サポート

おすすめの介護ソフト(介護保険請求ソフト・介護記録ソフト)の一覧

ここでは、おすすめの介護ソフトの名称と介護ソフトを提供しているベンダーを一覧(五十音順)でご紹介します。

ソフト名 社名
iBow 株式会社eWeLL
いきいき訪看・いきいき訪問リハ いきいきメディケアサポート株式会社
インフォ・テック介護伝送ソフト 株式会社インフォ・テック
WINCARE 富士通株式会社
うぇるなび 株式会社トレック
えがおシリーズ 株式会社カーネル
おくる君 株式会社インタートラスト
介護記録ショコラ 株式会社ワム21
介護トータルシステム『寿』 株式会社南日本情報処理センター
介五郎 株式会社インフォ・テック
介舟ファミリー 株式会社日本コンピュータコンサルタント
カイポケ 株式会社エス・エム・エス
かい録 MICKS株式会社
かがやきぷらんⅡ 株式会社NTTデータ・アイ
カナミック 株式会社カナミックネットワーク
かんたん介護ソフト 株式会社LITALICO
絆Core 株式会社内田洋行
Quickけあ2 株式会社ファティマ
Care-wing 株式会社ロジック
CARE KARTE 株式会社ケアコネクトジャパン
ケア樹 株式会社グッドツリー
ケアキャロッツ 株式会社キャロッツシステム
けあ蔵 アルティウスリンク株式会社
けあピアノート 三菱商事株式会社
ケアマネっ子 株式会社エフワン
CoCo Nurse 株式会社日本ケアコミュニケーションズ
寿 株式会社ソフトサービスライフケア
すこやかサン 株式会社EMシステムズ
ダンソフトウェア ダンソフトウエア株式会社
テレッサmobile 株式会社タニシ企画印刷
でんそう君 株式会社ハイテックシステムズ
ナーシングネットプラスワン プラスワンソリューションズ株式会社
はやまる ベストリハ株式会社
ファーストケア 株式会社ビーシステム
ヘルパーアシスト 有限会社ミッツコミュニケーションズ
福祉の森 株式会社日立システムズ
ほのぼのNEXT NDソフトウェア株式会社
HOPE LifeMark-WINCARE 富士通株式会社
まもる君クラウド 株式会社インタートラスト
ラクウェア フロンティーク・デザイン株式会社
楽すけ ニップクケアサービス株式会社
楽にネット 情報化支援サービス株式会社
らくぴた送迎 ダイハツ工業株式会社
リハプラン 株式会社Rehab for JAPAN
Rely Ⅲ 株式会社アール・シー・エス
ワイズマン 株式会社ワイズマン

まとめ

ここまで、介護ソフト(介護保険請求ソフト・介護記録ソフト)の種類や主な機能といった介護ソフトの基礎から、介護ソフトを導入するメリット・デメリット、介護ソフトの選び方や比較のポイント、おすすめの介護ソフトなどをご紹介してきました。

介護ソフトの乗り換え・導入を検討する際は、口コミ・料金・機能・サポートを比較し、無料体験等で操作性を実際に確かめることが大切です。

記録や各種帳票の作成、保険請求などが効率化できる介護ソフト『カイポケ』なら2カ月の無料体験を受けられるので、ぜひご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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