介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)向けのソフト機能や導入のメリットとは?



介護老人福祉施設の利用者は、要介護度が重い人が多く、介護に時間を要します。そのため、ソフトを導入することで職員の業務負担を軽減し、時間を短縮することができます。この記事では介護ソフトを導入するメリットや選定方法、その費用について説明していきますので参考にしてください。

外で上を見上げる車椅子にのった高齢者とヘルパーの写真

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目次

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)向けのソフトとは?

介護老人福祉施設では、要介護3~5の介護度が重い利用者と接します。最後まで、そこで過ごす人たちが多いため、介護サービスが中心になります。介護職員は、施設サービス計画書の作成、日々の管理や介護日誌作成、モニタリング業務など、介護業務以外に多数の事務作業を抱え、非常に多忙です。

そのため、介護老人福祉施設用のソフトでは、次のようなことができるソフトがリリースされています。 ①施設サービス計画書作成機能 ②介護経過記録管理機能 ③利用者基本情報管理機能 ④入所者管理機能 ⑤各部屋の入所退所の管理機能 ⑥予定実績管理機能 ⑦保険外サービス管理機能 ⑧介護報酬請求管理機能 ⑨介護日誌作成機能 ⑩ケア記録(バイタル、排泄、食事、入浴)登録機能など

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)向けのソフトの導入メリットについて

ソフトを導入すると、次のようなメリットがあります。

1. 入所した時に基本情報を入力し、個人の加算や自己負担分を入力しておくと、ソフト内の請求機能が自動計算してくれます。そのため、以前は手書きで記録したものや、パソコンに入力していた事務作業を省くことができます。特に、請求時は残業をして事務作業をしていましたが、その必要がありません。 1. パソコンにすべて記憶させるため、これまで多くの記録用紙を必要としていましたが、ペーパーレスになり経費削減につながります。また、トラブルの際にはソフト会社からのサポートが受けられるため安心です。 1. iPadを用いているソフトがパソコンと連動します。利用者の介護をする時にipadに入力しておけば、過去の状態や1週間、1ヵ月のその人の状態が出てくるため、介護日誌に転記する必要がありません。また、入力された情報は他の職員がすぐに把握できるため、情報共有がスムーズです。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)向けのソフトを選ぶ方法とは?

ソフト会社は多数あり、どの会社のソフトを選んだら良いか迷ってしまいます。ソフトの種類もパッケージ型やクラウド型(ASP型)とあり、どちらを選ぶかは施設の要望によって変わってきます。一般的には、次のような点をみてソフトを選ぶと良いでしょう。

① パッケージ型とクラウド型のどちらを選ぶか

クラウド型のソフトは、インターネット環境があれば、いつでもどのパソコンからでも誰もが利用することができます。データの介護報酬改定のバージョンアップやバックアップなどはソフト会社が行います。また、国保連への介護報酬請求・伝送をソフト会社がしているところも多いため、職員の手間を省きますが、反面、情報漏洩につながる可能性があるのでセキュリティ強化の対応をする必要があります。

一方、パッケージ型ソフトの場合、最初にすべてインストールするため、国保連への請求・伝送は自分で行わなければなりません。バージョンアップも自分で行うので、迅速に対応することが難しいことがあります。その反面、情報漏洩のリスクは少ないです。

② ソフトの使いやすさはどうか

ソフトには体験版がダウンロードできるようになっているソフトがあります。介護老人福祉施設用のソフトは、ipadに日々のケア記録を入力できるようになっているものが便利です。多くの介護職員が利用するため、ソフトの操作画面が使いやすいかどうかは、作業効率に直結します。

③ 各部屋の入所者、ショート入所者、退所者の管理機能がついているか

介護老人福祉施設では、ショートステイの利用があるため、入所者や退所者、空きベッド数などを把握しておかなくてはなりません。そのため、各部屋の入所退所の管理機能があると便利です。

④ サポート体制は万全か

ソフト会社では操作に困った時や、ソフトが動きにくい時などのサポートを受けられますが、電話は受付時間帯やつながりやすさが違います。導入した後のサポートがしっかりしている会社を選ぶ必要があります。

⑤ 介護ソフトメーカーとしての実績や口コミ

介護ソフトメーカーとして、どのくらい続いている会社か、実績を調べてみましょう。口コミやランキングも参考になります。ソフト会社のセキュリティも選ぶ際のポイントです。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)向けのソフトの費用はどのくらいかかるの?

一般的にパッケージ型は初めにまとめて払うため、初期費用が高く、運用費用が安くなっています。クラウド型(ASP型)ソフトの場合、初期費用は安いですが、月々の費用は高めの場合が多いです。長年使用する場合の運用費用は、パッケージ型の方が安くなる場合があります。

介護老人福祉施設向けのソフトの費用例は次のようになっています。

まとめ

介護老人福祉施設では、対応しなければならない業務が数多く、休みも取りづらいほどです。

そのため、施策として業務を効率化するソフトの導入が進められています。介護老人福祉施設では、利用者や国保連などへ一括して請求処理できる機能だけでなく、介護日誌、入所者の管理、施設計画書などを作成できる機能があります。この記事をソフト導入の際にご活用ください。

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