居宅介護支援 訪問介護 通所介護

あけぼしデイ&リハ 様

株式会社グレ一卜フル(代表取締役社長:岩崎英治)

約20件介護事業所を経営する代表のノウハウ
"人が集まる介護事業所"を実現する方法

 

株式会社グレートフルの代表取締役である岩崎英治さんには、セミナー講師を度々お願いしている。
「事業所の稼働率UPの工夫」から「2018年の医療・介護ダブル改定を見据えた経営」などまで幅広いテーマで、いつも満足度の高い講演をしていただいている岩崎さん。
すばらしい講師であるとはわかっていながらも、私は「本当にお話いただいている様な事業所になっているのだろうか?」と思いながら事業所へ向かっていた。
この後すぐに、この気持ちに大きな後悔することも知らずに…

事業所に着くと「こんにちは!」と岩崎さんからご挨拶いただき、私は「ハッ!」とした。
事業所でお会いする岩崎さんの表情は、いつものセミナーでの経営者としての顔とは全く異なる、 “やさしさ” そのものだった。
岩崎さんの雰囲気を見て、私は事業所へ向かうときに思っていた気持ちをつい謝った。
「そんなもんだよね~」と笑いながら話す岩崎さんの表情は、やはり“やさしさ”にあふれていた。

経営者としての“凛々しい顔”と、スタッフや利用者様の前での“やさしい顔”
2つを持ち合わせる岩崎さんが、良い経営をしているのは明白だとわかるだろう。
岩崎さんの経営での工夫を少しでもお伝えできるようにまとめていきたいと思う。

 

「家へ帰してあげたい」という思いが原点 目指すのは「地域に“面の特養”を作ること」

カイポケ:本日はお時間をいただきましてありがとうございます。 そして、いつもセミナーにご登壇いただきましてありがとうございます。 本日は、岩崎さんの介護経営への思いや工夫についてお聞きしたいです。 よろしくお願いします。まずは、独立の経緯を教えていただけますか?

岩崎さん:よろしくお願いします。独立の経緯ですが、介護保険がはじまる前の時期に、私は有料老人ホームで働いていました。施設の中は閉鎖的な雰囲気で、「家へ帰りたい」とおっしゃる利用者様が多数いらっしゃいました。そこから「家へ帰してあげたい」という気持ちを強く持つようになり、「訪問介護事業」の可能性を強く感じました。“家で暮らしている利用者様への介護サービス提供”これが私の行ないたい介護だと思いました。

その後、大手の介護事業会社で経験を経て、起業をしました。訪問介護事業所と居宅介護支援事業所、デイサービスを開設し、私もヘルパーのひとりとして、運営をスタートしました。はじめの2年間は、休みは全くありませんでしたね。走り周る日々が全てのはじまりでした。

カイポケ:現在、事業所の運営は管理者の方に完全に任せ、岩崎さんは介護事業コンサルタントやセミナー講師など、介護保険報酬外の事業を広く展開していらっしゃいます。 その岩崎さんにも、ヘルパーとして運営に携われていた時期があるということに、なんだか安心しました(笑)。 現在、運営されている事業所と、目指すところについて教えてください。

岩崎さん:現在、介護事業会社を2社経営しています。 介護事業所で運営しているのは、デイサービス7件と、居宅介護支援事業所5件、訪問介護事業所5件、訪問看護ステーション1件になります。また、グループ会社で薬局20件とフィットネスクラブ5件の経営にも関わっています。

私が目指すのは、「地域に“面の特養”を作ること」です。つまり、地域にデイサービスや訪問介護、訪問看護、ケアマネなどを設置することで、要介護度が高い人でも自宅で特別養護老人ホームに入居しているのと同じような生活が送れる環境を作りたいのです。 目標がはっきりしているので、これからの事業拡大も計画的に行なっています。すでに訪問看護やデイサービスの新規立ち上げを予定しています。

立ち上げ時期に2年間ヘルパーをしていたのも「3年目から職員を増やし、事業拡大していく」計画を立てていました。介護事業所では、計画的な経営ができていない経営者さんが多い印象ですが、しっかりと計画を立てた事業展開が大切です。 計画があるからこそ、実行から改善、そしてまた実行へと進めていけるのです。私が立てる10年後の構想に対して、3ヵ年・1ヵ年で計画を立てており、各事業所の責任者にも立ててもらっています。

 

必要な経営視点は「職員や利用者様が“集まる”事業所へ」まずは、継続した採用活動を

カイポケ:多数の介護事業所を経営しながら、計画的に新たな店舗の立ち上げを進めていくのは、かなり大変だと思います。 計画通りに展開させることや、スタッフさんに統一感を持たせるための工夫などはありますか?

岩崎さん:まず、これからの事業展開として、通所介護と訪問介護、訪問看護、居宅介護支援の4つの事業所を1つの拠点と考えて地域内に展開していきたいと考えています。ですので、事業所数はまだまだ足りていない状況です。 また、2018年の医療・介護ダブル改定や地域包括ケアシステムへ向けた行政の取り組みを考えると、これからの介護事業所に求められることは、職員や利用者様を“集める”事業所ではなく、“集まる”事業所になることだと考えています。この2つのポイントを達成するためには、各事業所の 「採用」 と 「徹底した業務効率化」、「稼働率UP」 がとても重要となると考えて経営を進めています。

また、スタッフに日報を書いてもらっても、全ての事業所の日報を確認することはできません。ですので、メールで送ってもらっています。稼働率や採用、日々の業務の気づきなど充実した内容です。私はすべて確認して、疑問などはしっかり電話などで連絡します。今日も11月に新規オープンしたデイサービスの水曜日の稼働率が上がっていないことに気づきました。すぐに管理者と話して稼働率アップの施策を立てています。この日報メールが、私が現場にいなくても問題なく、私の経営の意識を浸透させる良いツールとなっています。

カイポケ:カイポケとしても、人が“集まる”事業所になっていただくために、「採用」と「徹底した業界改善」、「稼働率アップ」についてサポートを強化したいと考えています。 具体的な取り組みを教えてください。

岩崎さん:「採用」については、「継続して採用活動を行なうこと」が重要だと考えています。大手介護事業所は、年間の採用予算をキープして計画立てた採用活動をします。

一方で中小の介護事業所はどうでしょうか?スタッフが辞めるとわかってから、後追いの採用活動を行なっていませんか? 数万円の新聞広告を出した2週間で、ひとり決めないと間に合わないから決める…これでは良いスタッフが採用できません。まして、満足のいかない採用をしたスタッフに早期に辞められてしまったら、余計なコストばかりかかってしまい、すべて逆効果になってしまいます。 今行なうべきは、継続した採用活動で、「次の管理者を任せられそう」など事業拡大を狙えるスタッフを採用することです。ここで大変役立つのが、カイポケ採用です。無料で職員やヘルパーを採用できるのですから、絶対に使うべきです。

また、「お友達紹介制度」も大変重要です。本来、採用広告掲載費用などで消えてしまうお金をスタッフに還元できます。そして、紹介者も紹介された方も責任を持って仕事をしてくれます。良いスタッフを採用すること、それが一番のコスト削減かもしれません。

 

徹底した業務改善でサービスの質を上げ、地域に根付いた事業所作りを

カイポケ:「良い方を採用するために採用活動を改善する」ということが大切なポイントだと実感しました。ありがとうございます。次に、「業務改善」のポイントまでを具体的に教えてください。

岩崎さん:スタッフが足らない事業所ほど、帳票の手書きなど無駄な作業で、残業が多い印象があります。例えば、デイサービスですと業務日誌や介護記録など、書類が多いです。 同じ事を何度も“手で書いている”ほど、無駄な作業はありません。すぐにタブレットやスマホ、パソコンなどICTを活用した、業務改善が必要です。この業務改善が“無駄な残業のない職場”を作り、“利用者さんのために時間を使いやすい状況”に繋がります。そして、“スタッフが定着”し、“質の高い介護サービス提供”を実現します。そこまで意識して行なうべきです。実際に弊社のデイサービスでは無駄な作業時間がなくなり、下見をする時間が取れるので、外出レクを増やし、利用者様に喜んでいただいています。

弊社では、カイポケタブレットを利用して デイサービスと居宅介護支援事業所の “ほぼ残業ゼロ” を実現しています。中小企業では、システムの開発まではできません。全てが利用料金の中に組み込まれ、iPadが届き、通信料も無料、しかも使いやすいアプリを搭載している。こんなサービスが身近にあるのです。使いこなすべきだと思います。 訪問看護ステーションや訪問介護事業所にもICTで業務効率化を実現するサービスがあると聞きました。こちらも導入を進めていきたいです。 また今後、様々なサービスを使う中で重要なのは、 “クラウド” であるということだと考えています。複数ある拠点の情報を本社一括で管理できます。

カイポケ:しっかりカイポケのサービスも使っていただいてありがとうございます。

良い方を採用して、業務改善をして時間を作る。 そこから、地域に根付く事業所を作るポイントを教えてください。

岩崎さん:“介護サービスの質向上”を実現できたとしても、それを地域に伝えることをしなければ意味がありません。介護事業者の皆さんが意識しているのが“ケアマネさんへの営業”だと思います。 まず、これを計画的に効率良く行なうことが必要です。「地域の居宅介護支援事業所のリストアップ」から、「営業トークやチラシ・ホームページ作り」、「実際に営業を行ない」、それを「振り返り」、そして「現状を職員同士で共有する」までを抜け漏れなく実施したいと考えています。 時々「職員には営業をさせていない」とおっしゃる経営者さんがいらっしゃいますが、これも「地域包括ケアシステム」を見据えた対応ができていないと言えます。これからは、職員全員が、地域ケア会議など、「地域と繋がる場所」に出て行くことが必要になります。 会議での会話などで、民生委員の方などに「あなたの事業所はどんなところなの?」など質問を受けることも増えるでしょう。ここで、気の利いた事業所の紹介ができるのは営業経験が豊富な方だといえます。

つまり、職員全員で計画的な営業活動を行なうことが必要となります。

この様に考えると、営業活動での申し送り事項や振り返りなど、職員共有も行なうべきだとわかると思います。

実はこの業務は工程が多いので大変です。弊社では、ここでもカイポケタブレットに助けられています。居宅介護支援事業所のリストから、チラシ・ホームページ作成、事業所の場所を掲載した地図作り、振り返りの共有などまで、全ての準備がほぼボタンひとつで終わってしまいます。

そして、ここでお伝えしたいのは「稼働率UPを実現するのは、営業だけではない」ということです。 地域との関わりが、稼働率アップを実現させます。 例えば、お祭りなどの活動への参加や、地域の方を呼んだイベントの開催など、デイサービスの施設などを利用した 取り組みが重要となっています。特に弊社は、介護事業所と薬局、フィットネスクラブを利用できます。それぞれが連携しあって価値を上げています。

フィットネスクラブでの介護相談会が、介護事業所の利用者様獲得にも繋がり、また“介護の相談もできるフィットネスクラブ”として話題にもなります。この様な工夫が、非常に大切です。

また、地域の子供のスポーツ大会など、スポンサーになることもあります。地域の親子に認識されることが、介護事業所の利用者獲得や、職員の採用に繋がることがあります。広い視野をもった地域と繋がる取り組みが効果を発揮します。

 

<ABOUT TOP LEADERS>
事業所:あけぼしデイ&リハ
所在地:〒362-0021埼玉県上尾市原市4351 セン卜エルモ大宮吉野町101

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