【開業】介護事業所の利用者獲得方法



介護分野では、保険給付がメインになってくるので営業活動は二の次ととられがちです。しかし、当然ながら利用者を獲得しなくては、利益が出ないため、潰れてしまいます。日々の営業活動、利用者獲得は会社の利益に直結します。
では、利用者獲得は、どの様に行えば良いのでしょうか。

このあたりが利用者獲得のポイントといえるでしょう。

また、利用者を獲得するためにはケアマネに対する営業も重要です。
カイポケなら、居宅介護支援事業所リストの作成・管理、FAX一括送信、タブレットとの連携をサポートしています。

ケアマネ営業を効率化することで、事業所の利用者獲得に大きく貢献することができます。

目次

介護事業所宣伝のためのチラシ,名刺印刷について

印刷にかかるコストとは?

介護事業所のイメージを伝えるチラシなどの広告デザインができたら、次の工程は印刷です。訪問介護やデイサービスなどを行う介護事業所としてのイメージや営業方法が伝わるものができあがると、安心したいところですが、印刷も重要です。オフィスで印刷すれば安いとの思い込みから、印刷にかかるコストを軽視してはいないでしょうか。印刷には、プリンターの消耗品として、トナーやインクの費用が生じます。

カイポケ独自の調査結果では、1事業者でおよそ年間1,000枚もの印刷をしていることがわかりました。一般的なオフィスのプリンターでは、1枚あたり25円のコストがかかりますので、1,000枚では25,000円にもなります。そのため、「印刷コストを軽減したい」と考える事業所は、6割にも及ぶという実状があります。また、せっかくよいデザインのチラシを作ったのに、オフィスのプリンターではきれいに印刷できないと悩むケースもあるのです。チラシの印象によって、営業活動の効果が大きく変わります。

介護事業所のホームページ作成とは?

最近では、利用者が介護事業所の雰囲気を知りたいときや、求職者が就職を決める際にホームページを閲覧することは少なくありません。とくに若い世代は、求人サイトやホームページなどを活用して事業所の情報を集めます。そして、なんといっても、介護業界は信頼関係が命です。ホームページを開設することにより、事業所の特長や明るい雰囲気をアピールすれば、地域への理解や、地域住民との繋がりが深まり、評判もグンと上がるはずです。また、地域のケアマネジャー、利用者や家族にも積極的なPR活動ができます。
ホームページをつくる工程は以下のとおりになります。

1.ホームページ制作会社を決める

2.打ち合わせ
(事業所の理念、ビジョンをしっかりと持ち、どのようなホームページを作りたいか考えておくこと、制作スケジュールを作ること)

3.ホームページ制作
(会社概要、サービス内容、アクセスマップ、外観写真や内観写真など、ホームページに必要な素材を提供すること)

4.ホームページを立ち上げる

参照URL
http://www.saiyou-hp.jp/
http://www.care-net.biz/hpservice/product/reason.html

介護事業所の広告デザインの重要性

訪問介護やデイサービスは、介護サービス事業のなかでも新規参入しやすく、裏を返せば競合が多いというのが現状です。利用者獲得のための営業は、ケアマネージャーの信頼を獲得することから始まります。数多くの事業所のなかから選んでもらうためには、事業所を印象付けられるツールを用いた営業方法が有効です。広告ツールとして、ロゴ、名刺、チラシが挙げられますが、事業所のコンセプトを明確に印象付けるものでなければ意味がないのです。

ロゴはいわば企業の顔です。しかし、ただの「表札」では意味がありません。ロゴは視覚的に相手に強い印象を植え付け、認識させるツールなのです。印象的なデザインのロゴは事業所そのものとして記憶されます。

初対面の時に渡す名刺はただの挨拶代わりではありません。名刺には後から見返した時に相手の顔や話の内容を思い出させる大切な役割があるのです。そのためにも、相手の印象に残るデザインである必要があります。

広告の代表的なツールであるチラシには、宣伝はもちろんですが、サービス内容、事業所のブランド力などをトータルに結び付ける効果があります。チラシのデザインがよいと企業そのもののイメージと結び付き、ブランドの価値を高めるツールとなり得るのです。

介護事業所のロゴ・名刺・チラシ作成のポイントは?

ロゴは受け手が認識しやすく、イメージをダイレクトに伝えることが重要になってきます。色、形、大きさを考え、フォント、絵やシンボルなどを組み合わせたシンプルなデザインが効果的です。事業所名を思い出せなくても視覚的に認識できるようなデザインが理想ですね。名刺は、まずデザインと記載内容を決めます。デザインは企業のイメージにリンクしていることが大切です。例えば、安心や信頼を売りにしているのなら、それに見合ったデザインである必要があります。また、名刺には、名前や連絡先などの基本情報のほかに、事業内容やコンセプト、キャッチコピーなどを記載することもできます。

チラシは、コンセプトを明確にし、伝えたい情報から順に大きく扱うレイアウトが効果的です。そうすることで、受け手に訴求ポイントが伝わりやすくなります。デイサービスのチラシの場合、施設の写真などがあると受け手に情報が伝わりやすくなりますが、その場合もメインの写真を決めた上で、サブの写真を配置するとよいでしょう。また、チラシのデザインをパンフレットのイメージに合わせるのもよいですね。

ロゴ・名刺・チラシ作成には、デザインの依頼に必要な時間やコストも考慮しましょう。より安価に、よりスピーディーにできることが望ましいですね。

介護事業における利用者獲得の重要性

2000年に介護保険制度がスタートして以来、65歳以上の被保険者は1.4倍に増加しています。サービス利用者においては、3.16倍も増加しており、介護サービスへのニーズは確実に高まっているのです。2025年には団塊の世代が75歳以上になると言われており、要介護状態となっても地域で生活していける地域包括ケアシステムの実現に向けた動きも進んでいます。この中で、介護事業所はますます重要性を増していくでしょう。デイサービス、訪問介護など、あなたが開設する事業所を求める利用者が必ずいます。
しかしながら、実は介護業界の集客は他業種に比べ、とても特殊です。介護保険制度のもとで運営されるからと言って、事業所を開設さえすれば自然に利用者が集まってくるわけではありません。それを知らずに、利用者獲得に苦戦している事業所が多いというのも事実です。
では、利用者をしっかり確保するにはどうすればいいのか。そのポイントを考えていきましょう。

利用者獲得の為のポイントは?

介護事業所のコンセプトを決める

まず、介護事業所のコンセプトを決めましょう。コンセプトを決めることで、目標が明確になり、スタッフ間の意思統一も図りやすくなります。また、利用者獲得の際に事業所についてアピールしやすくなるメリットもあります。大切なのは、事業所をオープンする地域のニーズを把握し、他社との差別化を図ることです。他の事業所にはない、独自のコンセプトを打ち立てられるとよいでしょう。

営業先のリストアップ

次に、営業先をリストアップします。介護事業所の営業先というとどこを思い浮かべますか。利用者が介護サービスを選択するときは、自治体が発行している介護サービス事業所一覧表を参考にしたり、地域包括支援センターに相談したりすることが多いです。そのほか、病院などからの紹介の場合もあります。また、訪問介護やデイサービスの事業所は、ケアマネを通して紹介されるケースが多く、地域を担当するケアマネと良好な関係を築くことが大切です。利用者は「自宅から近い事業所」を希望するケースがほとんどなので、営業をかける範囲にも気をつける必要があります。

営業ツールの準備

リストアップができたら、営業ツールを準備します。営業のツールとしては、手元に残るものとして名刺、チラシ、パンフレットなどがあります。営業ツールは事業所の印象を決めるとても大切なものです。どんなに事業所のサービスが良くても、営業ツールがいまいちだと利用者を獲得できません。
そのため、利用者にわかりやすく、印象に残るデザインのものを作成するように心がけましょう。

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