福祉システム・ソフト7選!機能や選び方、導入事例もご紹介

事業所の業務効率化をお考えの方や、これから開業をされる方の中には、どんな福祉システム・ソフトがいいか知りたい方もいらっしゃるかと思います。 この記事では、現場でよく使われている福祉システム・ソフトをご紹介するとともに、機能や選び方、導入事例なども解説します。

福祉ソフト

目次

福祉システム・ソフトとは?

福祉システム・ソフトは福祉施設・事業所で発生する請求や利用者情報の管理、書類作成など様々な事務作業をデジタル化し、業務効率化を図るものです。 事務作業の効率化により、職員の負担が軽減するのはもちろん、システム化によるミスの減少や、時間ができることによる療育の質向上なども期待できます。

国保連請求ソフトとの違いは?

福祉システム・ソフトには民間のものだけでなく、国民健康保険中央会が提供する国保連請求ソフトもあります。 国保連請求ソフトと民間の福祉システム・ソフトには下記のような違いがあります。

国保連ソフト 民間ソフト
料金 73,200円 ソフトにより様々
機能 利用者情報の管理、請求データの作成、伝送 利用者情報の管理、請求データの作成、伝送、利用者への請求、介護記録、計画書作成など。ソフトにより異なる
注意点 PCへ直接インストールして利用するため、複数台で利用できない 一般的に国保連ソフトよりも高額

福祉システム・ソフトの主な機能

福祉システム・ソフトの機能は主に下記の9点です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

利用者情報の管理

多くの福祉システム・ソフトでは、利用者の情報を一括で管理することができます。 氏名や住所などの基本情報だけでなく、一部の福祉システム・ソフトでは送迎やおやつ、食事、レクリエーションや学習の記録など療育内容に合わせた情報も記録できます。

国保連請求

福祉システム・ソフトを使えば、国保連の伝送作業の負担軽減につながります。 たとえば、タブレットで入力した児童の出欠記録が自動でPC側の実績に連動されるので、毎月の請求業務の際、転記の必要がありません。

そのほかにも児童の受給者証情報から利用料金を自動算定したり、複数児童の上限管理ができたり、伝送データを出力できたりと、国保連の伝送作業を効率的に進める上で必要な機能が様々あります。

口座振替

口座振替の機能は、集金の手間を減らせるだけでなく、現金保管のリスクを回避したり、集金の際のミスを減らしたりすることができます。 さらに一部の福祉システム・ソフトでは児童の受給者証情報に応じて保護者負担額を自動計算したり、おやつ台やレクリエーション費用などを登録したりできるので、請求金額の計算も効率的に行えます。

帳票作成

放デイ・児発の運営に必要な計画書やモニタリング表の作成も、福祉システム・ソフトで行うことができます。 紙に印刷する必要がなく、過去に作った帳票をコピーして作成できるので事務作業の時間短縮が叶います。 また、療育内容やアセスメント項目に合わせて計画書とモニタリング表の内容をカスタマイズできることが多いです。

勤怠管理

福祉システム・ソフトによっては、職員の勤怠管理もできます。 労働時間の自動計算や有給休暇の自動管理など、勤怠管理の工数削減につながる機能が搭載されていることが多いです。

給与計算

職員の給与計算ができる福祉システム・ソフトもあります。 たとえば勤怠データと連携して給与計算をし、所得税や社会保険も自動計算できるので工数削減できる機能が搭載されているシステム・ソフトもあります。

業務日誌・連絡帳の作成

業務日誌や連絡帳を福祉システム・ソフト上で作成できるものもあります。 また、タブレットで入力した内容を印刷したり、撮影した写真を連絡帳に反映したりと便利な機能も多くあります。

スケジュール管理

利用者や職員のスケジュールも、福祉システム・ソフト上で管理できます。 デジタルなので修正も簡単で、データをそのまま職員間で共有することが可能です。

上限管理

利用者ごとの上限額の確認や管理も福祉システム・ソフト上で行うことができます。 上限管理額は自動計算され、利用者負担上限管理結果票などの出力ができるものもあります。

福祉システム・ソフトを導入するメリット・デメリット

メリット

福祉システム・ソフトを導入するメリットには下記のようなものがあります。

デメリット

福祉システム・ソフトを導入するデメリットとしては、主に下記の3つが挙げられます。

福祉システム・ソフトの選び方

ここでは福祉システム・ソフトの選び方を3つご紹介します。

必須の機能があるか

福祉システム・ソフトは様々ありますが、それぞれ提供する機能が異なっており、ものによっては請求機能がないこともあります。 ご自身の事業所で必須の機能がない場合もあるので、機能のラインナップは事前にしっかり確認しておきましょう。

福祉システム・ソフトのWebサイト上でわからない場合は、直接問い合わせて確認するのもおすすめです。

利用料が予算内に収まるか

福祉システム・ソフトにはクラウド型とパッケージ型の2つの料金体系があります。

クラウド型 パッケージ型
初期費用 基本不要 基本必要
料金体系 月額料金 買い切り

クラウド型は初期投資が少ないため、開業時などキャッシュフローを慎重に調整しないといけないタイミングでも安心です。 一方で、パッケージ型は一度支払ってしまえばそれ以降料金が発生しにくいというメリットがあるものの、法改正などがあった場合に自分でアップデート作業を行う必要が出てくる可能性もあります。

サポート体制は充実しているか

システム・ソフトによってサポート体制は異なります。 不明点やトラブル等があったときに、電話やメールで充実したサポートが受けられるかは事前に確認しておくと良いでしょう。

また、現在別のシステム・ソフトを利用している場合には、新しいシステム・ソフトへのデータ移行に膨大な時間がかかる可能性があります。 無料でデータ移行サービスを行っているシステム・ソフトもあるので、日々の業務の中で時間を見つけるのが難しいという方はこの点も確認しておくことをおすすめします。

福祉システム・ソフト7選

ここでは、障害福祉サービス向けの福祉システム・ソフトを7つご紹介します。(カイポケより以下は五十音順)

カイポケ

カイポケTOP

画像引用元:カイポケの公式サイトより

カイポケは、利用児童の情報管理、日々の記録作成から国保連請求・利用者負担額の請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の放課後等デイサービス向けのソフトです。 全国3,100件以上の事業所でご利用いただいており、利用継続率は98%以上!多様なサポートをご用意しており、はじめての請求業務も安心のサポート体制を構築しています。

参考(2025年5月)https://ads.kaipoke.biz/after-school-day-service/

介舟ファミリー

介舟ファミリーTOP

画像引用元:介舟ファミリーの公式サイトより

介護保険、障害福祉の両制度に対応。1つのソフトで請求、給与計算、入金管理ができます。初めての方でも安心してご利用できるシンプルな操作性。お客様の運用に合わせた操作説明、初めての請求立ち合い、サポートセンターにより、安心してご利用できます。

参考(2025年5月)https://kaisyuf.jp/

かんたん請求ソフト

かんたん請求ソフトTOP

画像引用元:かんたん請求ソフトの公式サイトより

福祉サービス事業所向けに国保連請求ソフトを提供しております。使いやすさに優れた機能で業務を効率化。また各種運営にお役立ちする資料も掲載しています。

参考(2025年5月)https://www.fukushisoft.co.jp/

CARE KARTE

Care Karte TOP

画像引用元:CARE KARTEの公式サイトより

介護ソフト・介護システムならケアカルテ(CAREKARTE) CAREKARTEは約19,000事業所への導入実績。介護保険~総合支援まで幅広いサービスをカバー。ナースコールやセンサーとも連携可能な介護ソフト・介護システム。

参考(2025年5月)https://www.carekarte.jp/carekarteabout/

Care-wing

Care-wing TOP

画像引用元:Care-wingの公式サイトより

日々の記録やモニタリング・アセスメント(LIFE対応)などを一元管理。介護保険以外のあらゆる記録に対応。80代のヘルパーさんも使っている、とにかく使いやすい操作性。特定事業所加算、リアルタイム情報共有、事務処理の削減への対応などIT化によって業務効率化に貢献します。

参考(2025年5月)https://care-wing.jp/

ナーシングネットプラスワン

ナーシングネットプラスワンTOP

画像引用元:ナーシングネットプラスワンの公式サイトより

介護ソフト「ナーシングネットプラスワン」は使いやすさにこだわったクラウド型介護ソフトです。全国6,000件以上の事業所様に導入いただいています。新規ご登録のお客様は2か月無料でお試し可能。ソフトから国保連伝送。介護事務作業の効率化をしっかりサポートします。

参考(2025年5月)https://www.nn-kaigo.jp/

ワイズマン

ワイズマンTOP

画像引用元:ワイズマンの公式サイトより

ワイズマンの障がい者施設向け介護ソフト「障がい者施設支援システム」は、ご利用者様の管理や自立支援給付費・利用料の請求など、日々の実務作業の効率化をおこなうことができます。

参考(2025年5月)https://www.wiseman.co.jp/products/welfare/handi/facility/

福祉システム・ソフト導入事例

ここでは、カイポケ児発・放デイを導入した事業所の例をご紹介します。

事例1:請求処理の負担軽減

運動に特化した独自の療育で児童の成長を支える「S.I.C.KIDS名東校」。同事業所を運営する株式会社S.I.C様は、サービス実施記録や連絡帳、療育の空き状況の共有などは、すべて自社アプリで完結できるものの、請求機能がないため、請求機能がある福祉システム・ソフトを探していました。 その中で出会ったカイポケは機能と価格のバランスが良く、導入を決められました。
元々の目的であった請求機能はもちろん、入力のしやすさや実績を一括で反映できる機能が使いやすいと感じられています。 また、報酬改定など法改正についての対応も素早く反映されるので、助かっているとのお声もいただきました。
詳細はこちら⇒シンプルでわかりやすい画面が◎。請求処理が楽になりました!

事例2:口座振替機能で職員・保護者双方の手間を削減

東京都足立区や埼玉県草加市で児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所を運営する株式会社ひいらぎ様は、職員・保護者双方の手間やリスクを削減するために、口座振替機能をもつ福祉システム・ソフトであるカイポケを導入されました。
元々集金をすべて現金でやり取りされていたこともあり、受け取った現金の管理や、利用料を回収できない場合があることに対して課題があったそうです。 そのため、クラウド型のソフトであるカイポケの「離れた場所でも請求情報を管理できる」という点にメリットを感じられています。
詳細はこちら⇒口座振替機能で職員・保護者双方の手間を削減。他社にもカイポケをおすすめしています。

福祉システム・ソフトなら『カイポケ』がオススメ!

カイポケは、記録から国保連請求まで一気通貫で行うことができるクラウド型の請求ソフトです。 契約期間に縛りはなく、最大2ヵ月間の無料体験期間があります。 記録・請求業務だけでなく、開業支援・人事労務管理・財務支援など、放課後等デイサービス・児童発達支援事業の経営を支援する様々な機能が付いています。

もし「カイポケ」にご興味をお持ちいただけましたら、 無料体験はこちら資料請求はこちらからお申し込みください。

まとめ

ここまで、福祉システム・ソフトの機能や選び方、導入事例などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 福祉システム・ソフトを選ぶときは、機能や料金、サポート体制を事前にしっかり確認することをおすすめします。 資料を見るだけではわからないこともあるので、デモンストレーションや無料体験を通して機能やサポート体制を確認しましょう。

放課後等デイサービス・児童発達支援の請求ソフト「カイポケ」では、無料体験・操作説明を行っていますので、もしご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ無料体験・資料請求をお申込みください。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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