パッケージ型介護ソフトって何?ASP(クラウド)型介護ソフトとの違いは?



介護ソフトを選ぶ際にまず出現するであろう、パッケージ型と、ASP型という言葉。誰もが悩まれる選択ではないかと思います。ここでは、パッケージ型の介護ソフトについて説明しながら、 ASP型との違いや、メリット・デメリットについても比較 していきたいと思います。ご自身の事業所のニーズに合った介護ソフトを選びたいけど、どちらがいいのだろう・・・と思っておられる方、ご参考になさって下さい。

介護ソフトパッケージ

目次

パッケージ型介護ソフトとは?

一般的なパッケージ型ソフトとは、店頭で売られているソフトウェア商品や既成の市販品ソフトのことを指します。商品に同梱されているDVDなどのメディアに情報が入っており、それをパソコンにインストールすることでソフトを使用する形です。

介護ソフトも同様です。基本的にはソフトを購入し、事業所のパソコンにご自身でインストールして使用することになります。そのため、インターネット環境のないパソコンでも使用することが可能です。

(国保連への請求の際には、インターネット環境が必要です。平成26年11月からは既存のISDN回線での請求だけでなく、インターネットによる請求が行えるようになりました。)

ASP(クラウド)型介護ソフトとは?パッケージ型との違いは?

一般的なASP型ソフトとは、インターネットを通じて遠隔からソフトを使用するサービスのことを指します。利用者はインターネット経由で開発企業が提供する専用のアプリケーション等を使用します。そのため、どのパソコンからであっても、インターネット環境と専用のアプリケーション等があれば、アクセスすることが可能です。また、そのソフトがパソコンだけでなくタブレットやスマートフォンにも対応している場合、それぞれのデバイスで入力した内容を共有・一元管理することができます。

介護ソフトのASP型も同様です。契約した会社の専用アプリケーション等からアクセスし、インターネット経由でソフトを使用します。すなわち、インターネット環境があれば、どこからでもアクセスすることが可能ということになります。また、パソコンに詳しくなくても、アクセスするのみで使用できるという手軽さがあります。

パッケージ型と、ASP型の一般的な違いはお分かりいただけたと思います。それでは、介護ソフトではどのような違いが生じるのかを、費用・データ管理の方法等の項目に分けて比較していきたいと思います。

パッケージ型 ASP型
費用 ● 初期費用が大きい。
小規模の事業所では、割高になる可能性がある。
● 利用者数や利用内容に応じて、月額で料金を支払う。
初期費用はかからず、比較的安価。であるが、毎月の支払いがある。
インターネット環境 ● 一般的な業務には不要
(国保連への請求をする場合、インターネット環境が必要。)
● 使用するすべてのデバイスに必須
データ管理 ● 自身のパソコンにデータを保存することができる。
情報漏えいの可能性が低い が、パソコンの故障などによる情報消失等への対応( こまめにバックアップを取るなど )が必要。
● インターネット経由で使用するため、情報はインターネット上に保管している。
パスワード管理やアクセス制限を厳重に して、情報漏えいに注意する必要がある。しかし、 パソコンが故障したとしても、情報が消失することはない。
ソフトのカスタマイズ ● カスタマイズが可能
ご自身の事業所の使いやすい形にしやすい、ただし高額な費用。
● カスタマイズは難しいことが多い。
各製品を比較して、ご自分の事業所に必要なものがあるかを確認する必要がある。
法改正への対応 ● 法改正ごとのアップデートには、追加メディアが必要となり、それの値段は会社によって異なる。また、実際のインストールはソフト購入時と同様、ご自身で行わなければならない。 ● 開発会社側が対応し、更新されるため、 アップデート等の作業は必要ない。
国保連請求 請求の際には、インターネット環境もしくはISDN回線、国保連請求ソフト等が必要。
そのための費用がかかる。
● ソフト上で書類を完成させ、送信手続きを完了させれば、ソフト会社が代理で請求業務をしてくれる。
請求のためのISDN回線環境は不要。


上記のように、どちらの形式にもメリット、デメリットがあることがわかります。
次は実際に、 介護ソフトを選ぶ際のポイント を見ていきたいと思います。
ご自身の事業所に合った形はどちらでしょうか?

介護ソフトを選ぶ際のポイント

  • 事業所で必要な機能を網羅しているか。

    介護ソフトの導入検討をする際には、ご自身の事業所の 業務内容を見直しどの点を介護ソフトで行いたいか 、具体的に考える必要があります。

    請求業務などの基本的な機能は、ほとんどのソフトで利用することができますが、例えば、訪問・通所・居宅の連携した機能が欲しい、職員の給与計算やシフト管理も行いたい、訪問先でもタブレット端末を使用したい、などのニーズがあるならば、それらの機能がついているソフトを探す必要があります。

  • 使いやすいか、操作しやすいか。

    実際の入力画面が見やすいか、業務の流れに沿っているかなど、実際に操作性を確認して購入することが望ましいです。1度に入力できる行政監査等で必要な内容が網羅されているかなど、 細かい点も確認 したいものです。

    無料の試用期間が設けてあるソフトが多いので、実際に操作してみるとよいと思います。また、その際に 伝送等の動作時間も確認 しておくと良いでしょう。時間のかかるものは、後々業務に支障をきたす可能性が高いです。できれば請求・業務処理の集中する10日頃に試用してみると良いでしょう。

  • サポート体制は充実しているか。

    介護ソフト会社は、ソフトを導入してくれた事業所に対してサポート機能を提供しています。万が一、ソフトによってトラブルが起きてしまった場合、操作が分からない場合など、各社のサポート機能を利用することで解決するためです。

    ソフトを導入する際には、サポートデスクの対応が優れている会社を選ぶとよいでしょう。また、介護業界に介護制度はつきものです。介護制度は3年に1度改正され、その度に介護ソフトも少なからずマイナーチェンジすることとなりますが、その際にサポートデスクのスタッフが制度について詳しくないのでは心許ないのではないかと思います。ですから、 専門的な知識にも精通しているサポートデスクを選ぶようにしましょう。 また、事業所によっては休日や夜間の対応も確認が必要かもしれません。電話をかけた際のつながりやすさも重要なポイントです。

  • 使用料金はどうか。

    上記内容を把握したうえで介護ソフトを探すと、数社ほどに選定されていると思います。その中で料金を見ていきましょう。

    色々な料金設定がされており、パッケージ型のように初期投資がかかるもの、ASP型のように、月額料金を支払うもの、利用者数や必要な機能によって価格が変動するものなど様々です。長期的に使用することを前提に、価格の比較をしてみることもよいかと思います。

    機能を犠牲にして料金で比較すると、本来の目的から遠ざかってしまいます。ご自身の事業所が必要な機能等を優先することをおすすめします。結果的にスムーズで無駄のない業務につながり、コスト削減にも反映されるのではないかと思います。

  • ソフト会社の撤退リスクはないか。

    今日では、様々な会社から介護ソフトが提供されています。残念ながら、これまでも事業撤退した会社が多数ありました。

    提供している会社が撤退してしまうと、介護ソフトの更新も行われなくなり、結果使用できなくなってしまいます。ソフトの候補を挙げる際には、ある程度の実績があるか、 今までの法改正に柔軟に迅速に対応できているか など、見極めて選定していく必要があります。

  • (現在使用中のソフトがある場合)データの移行サービスがあるか。

    データの 移行はかなりの労力を必要 とします。データ移行サポートサービスを無料提供している会社もあります。現在は必要がなくても、将来的によりよいソフトに変更する可能性もあります。データ移行することも視野に入れておきましょう。

最後に

パッケージ型、ASP型の介護ソフトの違いや、介護ソフトの選び方について説明してきましたが、いかがでしたか?ご自分の事業所にあった形が少しでも想像できたでしょうか?

介護ソフトの選定の際には、つい値段を気にしがちになります。しかし、これから 介護現場で毎日使用していくもの です。その操作性によっては、業務を円滑にし、業務時間を減らすことができることでしょう。結果的にコスト削減にもつながります。適切なソフトを選ぶことで、よりよいサービスが提供できると嬉しいですね。

最後までお読みくださって、ありがとうございます。
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