介護事業の事故・損害保険適応をサポートするサービスのご紹介
SMS CO.,LTD
介護事業所を運営するにあたり、必ずつきまとうのが、利用者からのクレームです。そのクレームのほとんどは、サービスの質の問題ですが、中には、利用者を転倒させた、在宅のものを壊したなど、アクシデントが発生し、これに対するクレームも存在します。こういったアクシデントに対しての保険があるのをご存じでしょうか。ほとんどの事業所は保険に加入しているものの思われますが、まだご存じでない方は、参考にしてください。今回は、介護の賠償保険の重要性、保険適応の支援するサービス(介護ソフト)について簡単に紹介させて頂きます。
介護事業の運営に役立つ情報を
定期的にお届けします。
目次
介護保険に加入しなければいけない理由
介護現場におけるヒヤリハット
実際に起きたヒヤリハット事例①「レクリエーション中」
デイケアにおいて、集団体操を行っている時、各自椅子に座り、体操を行っていました。肘掛けのない椅子に腰かけていましたので、横にはスペースがありました。一人の利用者の方が大きく手を回した際、隣の方にぶつかってしまい、その方は横に大きく崩れ、転倒しそうになりましたが、幸い、補助スタッフが側にいたため、転倒に至ることはありませんでした。
実際に起きたヒヤリハット事例②「部屋転室、転棟時のベッド移動中」
病院にて、患者様の転棟に伴い、ベッドを移動させている最中のことです。ベッドを移動させようと、前、後ろに看護師がついて、周囲を確認しながら移動させている際、別の部屋から、杖歩行の方が歩いていました。ベッドの前をもって移動させている看護師は、その存在に気が付かず、患者様の後ろから追突してしまいましたが、転倒には至りませんでした。
実際に起きたヒヤリハット事例③「刃物類扱い時」
グループホームにて、調理活動時、とある利用者が誤って包丁を床に落としました。刃先が床にささる形で落ちましたが、幸いにも誰も怪我することはありませんでした。
実際に起きたヒヤリハット事例④「花瓶などのわれやすい物の破損」
訪問介護において、利用者宅にお邪魔した時、ふいにカバンが玄関先の置物(実際の事例では花瓶でした)に当たってしまい、床に落ちそうになった。うまくキャッチすることが出来たので、割れることはありませんでした。
介護保険に加入するメリット
このように、介護現場においては様々な場面でのヒヤリハット事例が存在します。今回のような場合は、ヒヤリハットで済んでいますが、これが転倒、怪我、破損に繋がると、アクシデントになり、補償問題に繋がってきます。このような時に、施設側が被る損害は大きく、施設運営が危ぶまれる事象になってきます。このような場合に、介護の保険適応がされると、保険金を支払われるため、実害が最小限に抑えられます。
介護の保険適用における注意点
保険の適応範囲
損賠賠償保険には、その適応範囲というものが存在します。一般的に、こちらに明らかに非がある場合は、一般の賠償責任保険でも保険金が支払われます。しかしながら、介護現場では、明らかな過失がないケースも多々見受けられます。(入院中、独歩で歩いていたら何もないところで躓いたなど)このような場合は、見舞金の補償がある保険に加入していれば、保険金が支払われます。
その他、介護保険サービス外のサービスにおいて、アクシデントを生じた場合にも、横出しサービス中の事故に対応できる保険に加入していれば、保険金の支払いを受けることが出来ます。保険の適応範囲については、保険内容に何を付加させるかによって変わってきますので、こちらについては各保険の確認を行う必要があります。
保険料と保険金
一体保険料はいくらかかるのかという疑問が沸くと思いますが、実際のところ、コストについても施設ごとによって違うとしか言えません。
施設の定員数や、売り上げ、見舞金保証をつける・つけないなどによって、コストも変わってきます。一般的な小規模事業所の場合、(利用者数20~50名程度と仮定)年間保険料は5万~15万といったところで推移します。あくまで参考ですので、詳しくは各保険内容を確認してください。
クーリングオフ制度
損害賠償保険については、契約後、8日以内であればクーリングオフを受けることが出来ます。しかし、契約内容によってはクーリングオフできない場合があります。例えば、保険期間が極端に短い場合や、保険金請求権が担保として第三者に譲渡されている場合などは例外になることが多いです。
介護の保険適用を支援するサービスのご紹介
介護ソフトの中には、この賠償保険サービスが付加されているものもあります。介護ソフト「カイポケ」では、三井住友海上火災保険株式会社と直接提携しています。そのため、カイポケ会員になっていれば、一定の損害保険サービスを受けることが出来ます。
賠償保険会社と、事業所が直接契約を行う際、契約時の保険引き受け条件の確認、その他手続きに時間を割かれる他、保険契約にまで時間を要することが多い中、カイポケの場合は、申し込み自体が不要です。そのため、賠償保険契約までの時間のロスも少ない分、早期からリスクに対して対策を打つことが出来ます。さらに、プラスαにはなりますが、手厚い補償を希望する事業所には、「カイポケ保険プラス」というものが付加されており、先述のような見舞金、横出しサービス時賠償も含まれています。
カイポケ保険の場合、サービス利用中の利用者が、怪我をした場合や、所有物を破損してしまった場合、1事故につき最大で100万(免責5万、事業者年間通算100万)までカバーしてくれます。無償、申し込み不要ですが、手厚い補償と言えるでしょう。
まとめ
今回は、介護事業における保険についてご紹介させて頂きました。先述のように、介護事業所運営におけるヒヤリハットというのは、いくら気をつけていても、ヒューマンエラーが原因で起きてしまうものなので、必ず存在します。こういったヒヤリハットに対して、適切に対応できる術を持っている事業所とそうでない事業所では、信用問題に大きく関わってきます。
安定した事業所運営のためにも、今一度、参考にして頂き、リスクマネジメントとしての保険契約を検討してみてはいかがでしょうか。参考になりましたらシェアの程お願い致します。
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