クラウド型のソフトとは?メリットや使い勝手を徹底解説!
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この記事では、クラウド型の介護ソフトについて、特徴やメリット、使い勝手についてまとめました。介護ソフトの導入・変更に悩んでいる介護事業所の皆様はぜひご覧ください。
目次
クラウドとは
「クラウド」とは、“雲(cloud)”という意味になりますが、コンピュータサービスと結びつけた際は、情報(データ)を自分が使うパソコンやモバイル端末へなどではなく、インターネット上に保存する仕組みのことをいい、そのデータは自宅だけではなく、会社や学校、図書館、ネットカフェなどの外出先で、パソコンやモバイル端末を使ってデータを確認することや、編集、それを再度ネット上へアップロードすることができる便利な仕組みの事を言います。
言葉の由来としては、かつて、システムエンジニアなどがネットワーク図を描く際に、雲(cloud)を使って表現することが一般的であったため、クラウドという言葉が使われているという説が今では有力となっています。
介護事業者が使用する介護ソフトにもクラウド型のソフトが存在します。クラウドを用いた介護ソフトでは、介護の記録や国保連合会への請求データなどをインターネット上へ保存し、介護事業所内のみならず、例えば訪問先のご利用者の自宅で、また、介護事業所の支店などで使えるサービスも提供されており、一般にASP型介護ソフト、クラウド型介護ソフトと呼ばれています。
「ASP」とは、“アプリケーション・サービス・プロバイダ=application service
provider”の略称であり、介護ソフトの場合、サーバーに介護の記録やレセプト業務のできる介護ソフトを設置し、介護事業者にインターネットを介してソフトを利用してもらう仕組みを構築する介護ソフト会社のことを指します。
クラウド型とパッケージ型ソフトの違いとは
介護事業者が介護ソフトの導入を検討する場合、大きく2通りの導入方法が考えられます。1つはクラウド(ASP)型で、もう1つはパッケージ型です。
この選択では、クラウド型の大きな特徴である使用場所を限定するか否かが1つの判断基準となります。言い換えると、パソコンやモバイル端末を限定したいか、それをインターネットに接続して複数台で様々な場所で使用したいか、という選択です。
この選択をするにあたり、それぞれのメリットとデメリットを確認したいと思います。クラウド型の場合のメリットは、インストールやバージョンアップの際にCD(コンパクトディスク)などの磁気媒体を販売・配布する必要がないため、比較的安価に利用できることです。また、この作業は介護ソフト会社が行ってくれますので、ユーザー側の個々の端末で再度インストールする必要や、バージョンアップごとに更新の作業をする必要がなくなります。
さらに、データを保存するサーバーのメンテナンスについても、介護ソフト会社が定期的に行ってくれますので、バックアップなどの面倒な作業も必要なくなります。
介護事業者が国保連合会へ請求する際、パッケージ型の介護ソフトの場合、「国民健康保険中央会」が販売する「介護伝送ソフト」が必要となる場合が多いのですが、クラウド型の介護ソフトの場合には、国保連合会への請求機能を付加している介護ソフト会社が多いため、この費用も不必要になるのがクラウド型の介護ソフトのメリットです。
逆に、クラウド型介護ソフトのデメリットは、個人情報等のデータの漏えいが危惧されることです。インターネットの環境が整えばどのような場所でも介護ソフトを利用できるのですが、介護ソフトへログインするためのIDやパスワードの管理を徹底できなかった場合、誰でも個人情報が見られるようになってしまいます。
これは、パッケージ型の介護ソフトでも同様ですが、ソフトの使用者全員に対する教育と管理が必須になります。
続けて、パッケージ型の介護ソフトについてです。メリットは、介護ソフト会社のサービス内容にもよりますが、介護事業者に合わせてカスタマイズを行ってくれることと、保管するデータがご自身のパソコンに保管されるため、個人情報が物理的に目の前にあるといった、心理的な安心感があることを挙げられます。
しかし、デメリットは、例えば、どんなにIDやパスワード管理を徹底していたとしても、盗難や火災などでサーバーが紛失・焼失することが考えられることです。この場合、ご自身のパソコン以外にバックアップを取っていない場合は、全てのデータが消失してしまいます。
クラウド型介護ソフトの使い勝手とは
クラウド型の介護ソフトを介護事業所で使用する場合、この使い勝手は特に便利です。今日では、Wi-Fi(ワイファイ;無線通信環境)環境が構築されており、ノートパソコンやタブレットのモバイル端末など、持ち運びができる入力端末を使用している場合、それは一層便利なものとなります。(カイポケのタブレットは、LTEでの接続が出来るため、Wi-Fiがない事業所や屋外でも利用できます。)
具体的には、介護の記録などを入力する際、モバイル端末であれば、排せつ介助をしたトイレで、また、食事介助をした食堂でデータ入力することができるため、介護の現場を離れることなく記録をすることができ、一度、紙のメモ帳へ記しておくなどの2度手間が不要となります。
また、介護ソフト会社によっては、タブレット端末へ表示させる項目のうち、例えば、リハビリのメニューやレクリエーションの内容などを、介護事業者のサービスに合わせてカスタマイズする機能を持たせていることもありますので、現場における使い勝手はより向上したものとなります。
クラウド型介護ソフトの安全性とは
クラウド型の介護ソフトの便利さ等についてはご理解いただけたとは思います。しかし、それだけの理由でクラウド型ソフトを選択するのは少し危険です。クラウド型ソフトには、先ほどデメリットにて紹介したように、情報漏えい等の安全性を考慮する必要があります。
普段ソフトを使う際には、私たちがインターネット通販サイトで書籍や生活用品を購入するように、また、ネットバンクで取引を行うように、介護ソフトについても同様に使うことができると考えて良いといえます。しかし、導入時に関しては、信頼できる介護ソフト会社の選択と、ユーザー側のパソコンやモバイル端末のセキュリティ対策をしっかりと考えなくてはなりません。
例えば、弊社が提供する「カイポケ」では、介護事業所の利用者や職員の個人情報の流出や不正アクセス、データ改ざんなどからデータを守るため、「IPA(独立行政法人情報処理推進機構)」や「JPCERT(コンピュータ緊急対応センター)」のセキュリティ指針に準拠した不正アクセス対策を施しています。また、独自に「JIPDEC(一般財団法人日本情報経済社会推進協会)」の“プライバシーマーク”を取得し、全国の介護事業者のデータを格納するデータセンターの場所は公開されておらず、「カイポケ」の提供会社の社員であっても特別な許可を持つ社員しか入館できないなど、24時間監視体制でセキュリティ対策は万全な内容となっています。
この頑強なデータセンターのサーバーは、毎日バックアップが取られていますし、専門的となりますが、データセンターへのデータの読み書きは暗号化されていますで、安全性は高く、とても安心できる内容といえます。
クラウド型介護ソフトの口コミ
こちらでは、弊社が運営しているカイポケを使用している事業所様のインタビューの一部を紹介いたします。
タブレットの見易さ、操作性はいかがですか?
サービス担当者会議にいくとき、いちいち記録をどーんと持っていかなくとも、これ1台あればいいので楽です。例えば、3ヶ月前の記録を振り返るときにも、紙媒体ではイライラしてしまうこともありましたが、タブレットであればぱっと見せることができるのでその心配もないです。最近では、ご家族も慣れてきてくれているので、タブレットで説明すれば何でも理解してくださります。
このように、会議にて職員に説明する場合、ご家族に説明する場合、以前までは記録用紙を全て持ち運ぶ必要がありましたが、タブレットであれば1台持っていくだけで簡単に資料を示すことができます
まとめ
クラウド型の介護ソフトは、介護の記録や国保連合会への請求データなどをインターネット上へ保存することができます。これにより介護事業所内のみならず、例えば訪問先のご利用者の自宅で、また、介護事業者の支店でなどで使えるように構築されたソフトのことであることがご理解いただけたかと思います。
また、クラウド型の介護ソフトは、パッケージ型のものと比べて低廉な価格設定がされています。データの保存場所となるサーバーやデータセンターのセキュリティ、サーバーのバックアップなどのメンテナンス、介護保険制度の改正や報酬の改定へのバージョンアップ対応がしっかりしていることが確認できるのであれば、従来主流だったパッケージ型ソフトよりも使い勝手がよいものが多いと言えるでしょう。
介護ソフトであるカイポケの詳細について、
こちらから詳しい資料を見る
ことができますので、ぜひご参考にしてください。
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