無料介護ソフトと有料介護ソフトの違いとは



介護ソフトの導入や変更を検討する中で、無料ソフトも検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、介護事業者の皆様が安心して介護ソフトを導入したり、乗り換えたりできるよう、無料ソフトと有料ソフトの違いについて記事にしましたので参考にしてください。

介護ソフト無料

目次

無料介護ソフトとは

介護事業所が利用する介護ソフトには、無料のソフトが存在しています。
「無料」を謳っているソフトは大きく分けて3種類存在し、完全に無料で利用できるソフト、機能やサービスの一部分を利用できるソフト、一定期間を無料で体験利用できるソフトの3パターンです。

完全無料のソフト

完全に無料のソフトは、そのソフトの取得から保有する機能など全てを無料で利用できるソフトのことを指し、インターネット上のサイトからダウンロードなどをして利用できます。

一部無料のソフト

一部が無料のソフトは、無料で利用できる機能やサービスが限られています。例えば、登録は有料となるがソフトの利用は無料である場合、介護ソフトの基本機能は無料で利用できるが、国保連合会への請求機能は有料である場合、また、カスタマーサービスは無料、介護保険法や介護報酬の改定によるアップデートは無料など、幾つかのパターンが存在しています。

無料体験版のソフト

無料体験版のソフトは、提供するソフト会社によって異なりますが、数日から数か月の間、ソフトの全機能、もしくは、部分的な機能を無料で体験利用できるソフトの事です。継続して利用する場合は、体験期間終了後に有償契約へと移行する必要があります。

無料介護ソフトと有料介護ソフトの違い

無料の介護ソフトと有料の介護ソフトの違いは、価格面のみならず、機能性やソフトの拡張性、サポート体制などに違いが生じているといえます。

具体的な違いについては、以下に記しますので参考にしてください。
ただし、無料体験版では、実際に有料版に近いものを試用していただくため、有料版同等の機能が備わっている場合もあります。

機能性

無料と有料の介護ソフトの違いは、機能性の違いが大部分を占めるでしょう。

これは、機能が単一か多機能かに言い換えることができます。無料の介護ソフトは、得てして単一機能であり、例えば、介護の記録のみに特化したソフトや請求のみに特化したものなど、有料の介護ソフトが保有する機能の一部分だけに特化したソフトであるといえます。

拡張性

無料の介護ソフトは拡張性が皆無と言っても過言ではありません。
有料版では、新しい機能や対応サービス業種の追加、法改正対応、利用デバイスの追加など、ソフト使用者に対して様々な付加価値を提供していることが多いです。
しかし、無料ソフトの場合、それらの拡張性はほとんどありません。

サポート体制

無料の介護ソフトの場合、安心のサポート体制が用意されていない場合が多いです。
あったとしても、電話サポートのように即時に応対してもらえる手厚さはなく、電子メールやFAXによる問い合わせとそれに対するメールやFAXでの回答といった、有料版に比べ簡素なサポート体制となっていることがほとんどです。

有料の介護ソフトの場合は、多くのソフト会社で電話による即時のサポート体制が得られるほか、中には無料の訪問サポートまで提供している介護ソフト会社も存在している状況ですので、安心して介護ソフトが使える環境が整っています。

セキュリティ

介護事業所では、利用者の住所や電話番号、介護保険の被保険者便号など、個人情報を取り扱っていますので情報漏えい等のセキュリティ面を重視したソフト選びを行いたいです。

しかし、無料の介護ソフトの場合、セキュリティ面はユーザー任せとなっているソフトが多く、決して万全であるとはいえない状況となっています。

有料の介護ソフトでは、セキュリティ対策に力を入れている会社がほとんどですので、パソコンなどに関する知識が豊富でない初心者の方でも、安心して使える工夫が凝らされているものが多いです。

法改正対応

介護事業所にとっての一大イベントの1つに、介護保険改正や介護報酬改定が挙げられます。
この改正や改定に合わせて、事業所の運営の変更が、また、国保連合会への請求の仕方も変わってくることになります。

この改正や改定に対し、有料の介護ソフトは当然に対応してくれますが、無料の介護ソフトの場合は、例えばサービスの単価に変更があった場合、ユーザー自らが単価の設定をし直さなければならないものや、無料では対応しないもの、最悪の場合は改正や改定に対応しないものまで存在していますので、導入前には法改正等に対応するか否かの確認が必要となります。

無料介護ソフトを使うべき事業所とは

介護事業所が介護ソフトを導入する際は、複数の介護ソフトの中から慎重に調査を行い、事業所にとって最適なソフトの選定が為されると思われますが、せっかく導入した介護ソフトであっても、導入後に機能の不足が判明することや、期待していた機能と異なっていることなど、有料のソフトでも機能などに不満が生じてくることがあります。

このように、不足する機能や期待していた機能でなかった場合など、有料のソフトのリースや減価償却期間が残っており、すぐに買い替えができないといった理由があるときなど、無料の介護ソフトを活用して補うことが、有効となる補完や代替機能策の1つになり得ます。

無料の介護ソフトは、使い方によっては有効なツールとなりますが、情報のセキュリティ対策という面では、有料の介護ソフトに追いついていない場合がありますので、ユーザー側にはセキュリティに関する高い知識や対策のノウハウが求められることになります。

万が一情報の漏えい等が発生した際には、漏えいしてしまった利用者などに直接的に迷惑をかけるばかりではなく、介護事業所の社会的な信用についても下げてしまう結果となりますので、無料の介護ソフトの導入については、価格面において容易に導入ができる分、慎重な姿勢が求められることになります。

またその際、先ほども記載しましたが無料の介護ソフトには、いわゆるお試し期間を無料で利用できるようにしている介護ソフトもありますが、この形態のソフトに関しては、無料の期間であっても、有料の介護ソフトと変わらない機能やセキュリティサービスを提供している場合がほとんどですので、安心して利用することが可能です。

まとめ

無料の介護ソフトは、完全に無料のソフトや一部が無料のソフト、無料体験版のソフトという、大きく3つの種類の無料ソフトが存在しています。

前2つの無料ソフトと有料の介護ソフトとの違いは、機能性や拡張性、サポート体制面など、価格面以外において劣るでしょう。その役割としては、既存の有料介護ソフトでは部分的に機能が不足しており、ソフトの買い替えを行いたいが、リース期間や減価償却期間が残っており、即時に買い替えができない場合、その部分を補うことを目的の1つとして選択する使い方が、無料介護ソフトの有効な使い方と考えられます。

無料体験版ソフトに関しては、ソフト導入をお考えの介護事業所の皆様は積極的に使い、各ソフトの違いを見極める機会としましょう。
無料介護ソフトを適切に利用し、事業所に合う介護ソフトを見つけられることを願っております。

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