サ高住におけるシステムとは?介護ソフトで業務効率化



一般に「サ高住」と呼ばれている、サービス付き高齢者向け住宅の運営では、月額利用料の計算が複雑になる場合も多く、これをサポートするために、サ高住に対応した介護ソフトを導入されている事業所も多いと思います。

これから新たに導入予定、あるいは新しいシステムへの変更を検討されている事業者の皆様のために、業務内容の整理と、システムでの効率化についてまとめました。
是非ご覧ください。

サ高住 システム

目次

サ高住の必要性とは?

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームは、比較的空き部屋を見つけやすく、介護度が低くても入居できます。

そして、それぞれ自分の部屋に住む契約をし、介護が必要になった時に、新たな介護サービスの利用を開始するといったコンセプトは似ています。

しかし、高齢者住まい法と老人福祉法と、この2つは根拠法が異なるため、建物の基準や、料金形態やサービスの提供方法において、実は異なる点も多いのです。

有料老人ホームの場合、入居時に 部屋の権利を本人1代のみに限って買い取る利用権方式 を採用しているところがほとんどです。
このため、入居一時金が高額になりやすく、数千万円することもあります。

建物や設備も豪華な場合があり、月々の利用料も高く設定されています。
富裕層の方に一定のニーズがありますが、平均的な収入の高齢者の方にとっては、経済的に選択肢含められないのも事実です。

そこでサービス付き高齢者向け住宅が注目されます。
サ高住には、有料老人ホームに比べて少ない金額で入居できます。
これは、 新規開設にあたって、国からの様々な補助金や助成金を受けることができ、初期投資を低く抑えられるからです。

サ高住にデイサービスなどを併設することで更なる補助も利用でき、所得税や固定資産税といった税金の優遇措置もあります。
このように、 富裕層でない多くの高齢者の方が支払えるような料金設定が、サ高住が必要とされている理由 です。

サ高住を運営するにあたっての注意点

サ高住を運営するにあたり、事業者の皆様が気を付けておかなければならない点はいくつかあります。

サービスごとに利用料のかかる料金体系の場合、合計利用料の計算が煩雑になる。

賃貸契約部分については、法律に則り正しい契約を結べば、以後は一定額を徴収できます。

問題となるのは、始めから契約している基本サービスに、食事サービスや清掃、買い物等の生活支援サービスといった、その他の有料サービスが追加された場合です。

それぞれのサービスについて、利用回数や内容などに応じて計算することになり、部屋数が多いサ高住ほど、 これらを一つ一つ計算していくとなると、計算が煩雑になり、時間もかかります。

夜間の見守り職員がいなかったり、医師や看護師が常駐していなかったりするので、安全面での懸念がある。

サ高住は、基本のサービスとして、施設のスタッフが日常生活や介護についての相談を受け付けてくれる 生活相談サービス と、高齢者が安心して生活できるよう、入居者様の各部屋を定期的に訪問して安否を確認する 見守り・安否確認サービス が付いています。

日中の職員の常駐が求められていますが、夜間の巡回がない施設も多く、同意のある方だけ、追加サービスとして合鍵を使って居室に入り確認を行う施設も一部あります。

また、有料老人ホームでは診療所を併設するなどして、医師や看護婦が常駐していることもありますが、サ高住ではそういった施設は少なく、 緊急時の対応が素早く行えないことがあり、安全面での懸念が指摘される こともあります。

また、介護度が重度になると、対応できない場合もあります。
介護サービス付きの賃貸住宅というよりも、有料老人ホームの一種といった認識を持っているご家族もいらっしゃるので、そのギャップを埋めておく必要があります。

見守り・安否確認サービスの徹底が必要。

逆に、入居者様側が安否確認サービスを拒否するケースも見られます。

介護度が低い場合に、見守りサービスは必要ないと自己判断したり、煩わしいと感じてしまう利用者様もいるからです。
その場合でも 安否確認は徹底する必要 があり、電話での確認、食事提供時に確認、一定時間人の動きを感知しない場合に働くライフセンサーなどを設置して、安否を把握しなければなりません。

改善がみられない場合や、最悪のケースとして、入居者が居室で死後数日発見されなかった場合など、 悪質と判断されれば登録取り消しになる可能性や、取り消し処分を受けたサ高住のうち、事業の補助金を受けていた場合には、補助金を返還 することにもなります。
それほど安否確認の徹底は重要となっています。

サ高住のシステムで業務効率化

サ高住を運営するに当たっての注意点で挙げたものの中で、比較的簡単に改善できるのが、月額利用料の計算などではないでしょうか。

サ高住に適したシステムを導入することで、煩雑な計算を効率よく、簡単に行うことができます。

介護ソフトのカイポケは、レセプト機能をはじめとして、会計機能など約30種類の機能で、サ高住の運営をサポートしています。

サ高住には、デイサービスやホームヘルプステーションが併設されていることも多く、 カイポケのデータ連携機能により、提供票などを連携させ、情報を一元管理 できます。

カイポケではタブレットの貸出も行っているので、離れた場所からもリアルタイムに情報の共有ができます。
1台無料貸与されるので、まずは使用感を確かめてから導入の検討をすることができます。

サ高住では、利用者ごとの賃貸契約にあたる部分や介護保険外サービスと、介護保険対象のサービスを明確に分けて計算する必要がありますが、カイポケの画面では、 介護保険請求、家賃、管理費、自費が、見やすく表示され、管理や確認が簡単に行えます。

利用者様からの利用料金徴収を口座振替にしている場合には、毎月の請求管理に加えて、未入金金額も自動で計算されます。
集金だけではなく、スタッフへの給与計算からその振り込みまででき、サ高住の運営に必要な機能が広くカバーされています。

サ高住は、事務作業や夜間の巡回サービス、安否確認と、人件費率の高いサービスです。
カイポケ・サ高住住まい版 では、 どの業務に人件費や時間が多くかかっているのか、グラフにして確認することができます。

データは自動で計算され、特定の時間帯や曜日などの詳細データで、原因を分析できます。
これに基づいて 効率の良いシフトを組む ことも可能です。
入居者の記録や、各種提供サービスとも連動しているので、 二重に記録する手間が省け、業務全体の効率化が図れます。

まとめ

サ高住では、通所介護事業所とは少し違った業務のニーズがあり、これをカバーできる介護ソフトがあると、業務の効率も良くなり、安定した運営をするために心強いものです。

どうぞこの機会に、カイポケの導入をご検討なさってみてください。

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