【2024年度改定対応】通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算とは?
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通所介護(デイサービス)における中重度者ケア体制加算とは、中重度の要介護者を積極的に受け入れる体制を整えている事業所を評価する加算です。
この記事では、中重度者ケア体制加算の単位数や算定要件についてまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
- 通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の単位数
- 通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の算定要件
- 通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の留意点
- 通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算のQ&A
- 最後に
通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の単位数
45単位/日
通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の算定要件
- 人員基準を満たす看護職員または介護職員の配置に加えて、看護職員または介護職員を常勤換算方法で2以上配置していること
- 前年度または算定日が属する月の前3ヵ月の利用者総数のうち要介護3以上の利用者が30%以上の割合を占めていること
- サービス提供時間を通じて、他の職務を兼務していない専従の看護職員を1名以上配置していること
- 中重度の者であっても、社会性の維持を図り、在宅生活の継続に必要なケアを計画的に実施するプログラムを作成していること
通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算の留意点
- 通所介護、地域密着型通所介護では、認知症加算の算定要件も満たす場合、中重度者ケア体制加算と合わせて認知症加算も算定することができます。
通所介護(デイサービス)の中重度者ケア体制加算のQ&A
令和3年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.3)令和3年3月26日 問59 |
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Q. 個別機能訓練加算(Ⅰ)イ又はロにおいては、専ら機能訓練指導員の職務に従事する理学療法士等を配置する必要があるが、中重度者ケア体制加算を算定する場合に配置が必要となる看護職員がこれを兼ねることは可能か。 |
A.
中重度者ケア体制加算を算定するにあたっての人員配置に係る要件は、 a通所介護等事業所に配置が必要とされる看護職員又は看護職員の数に加え、看護職員又は介護職員を常勤換算方法で2以上確保していること。 b指定通所介護等を行う時間帯を通じて、専ら当該通所介護等の提供に当たる看護職員を1名以上配置していること。 としており、これに照らせば、aにより配置された看護職員にあっては、中重度者ケア体制加算の算定に係る看護職員としての業務に従事していない時間帯において、個別機能訓練加算(Ⅰ)イの算定要件や個別機能訓練加算(Ⅰ)ロの算定要件の一つである「専ら機能訓練指導員の職務に従事する理学療法士等」として勤務することは差し支えない。 bにより配置された看護職員は、「指定通所介護等を行う時間帯を通じて、専ら通所介護等の提供に当たる看護職員」である必要があることから、同一営業日において「専ら機能訓練指導員の職務に従事する理学療法士等」として勤務することはできない。 |
最後に
この記事は、作成時点の最新資料・情報を基に作成しています。具体的な解釈や申請等については、その都度、最新情報をご確認いただき、自治体等へ申請・お問い合わせいただきますようお願い致します。