介護現場におすすめのAI議事録ツール7選。導入のメリットや導入時の注意点を解説
介護現場では議事録を作成する機会が多く、その作成方法や負担に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
近年は、会議の音声から自動で議事録を作成してくれるAIツールも増えており、業務の負担を減らす手段として注目されています。
この記事では、AI議事録ツールの仕組みや導入のメリット、介護現場におすすめのAI議事録ツール7選、導入時の注意点などを解説します。
目次
- 介護現場で議事録作成は負担になっている
- AI議事録ツールとは?
- 介護現場にAI議事録ツールを導入するメリット
- 介護現場におすすめのAI議事録ツール7選
- 介護現場にAI議事録ツールを導入する際の注意点
- まとめ:AI議事録ツールを導入するとどう変わるのか?
介護現場で議事録作成は負担になっている
介護現場では記録を残すべき会議が多く、会議のたびに議事録を作成するのは時間がかかります。
議事録を作成するには、会議中は話し合いに集中しながら記録を取る必要があり、会議後にはメモを見返して議事録としてまとめ直す作業も発生します。
こうした背景から、議事録の作成は職員にとって負担の大きい業務のひとつになっています。
AI議事録ツールとは?
AI議事録ツールとは、会議の音声を自動で文字起こしし、要点をまとめて議事録を作成してくれるツールのことです。
音声データから議事録を作成する仕組み
まず、会議の音声を録音します。
その音声をAIツールに取り込み、文字起こし、要点の抽出・整理を指示することで、議事録の原案を作成させる仕組みです。
AI議事録ツールを活用できる会議は?
介護現場では、次のような会議で活用されています。
- サービス担当者会議
- 各種委員会
- カンファレンス
- 社内会議 など
介護現場にAI議事録ツールを導入するメリット
作業時間の短縮
AI議事録ツールによって、議事録の作成時間を短縮できるメリットがあります。
会議中にAIに音声を聞かせるだけで、文字起こしから要点の整理までを自動で行ってくれるため、会議中に記録を取るために設けていた作業時間や会議後にメモを見返しながら文章を作り直す作業時間を減らすことができます。
トラブルの予防
AI議事録ツールを導入することで、トラブルを予防することができます。
例えば、人の手による記録では、聞き漏らしや書き漏らしによって、後から「言った」「言っていない」というトラブルにつながることもあります。
AIが会議の内容をそのまま記録として残すことで、こうした記録漏れや認識のずれによるトラブルを減らすことができます。
会議に集中できる
AI議事録ツールの導入によって、会議に集中しやすくなるメリットがあります。
会議中に議事録を取る場合、話を聞きながら記録を取る必要があり、さらに自分の意見を述べる場面もあるため、負担が大きくなりがちです。
AIに記録を任せることで、参加者は話し合いの内容そのものに集中しやすくなります。
介護現場におすすめのAI議事録ツール7選
ここでは、介護現場におすすめのAI議事録ツールをご紹介します。
Google MeetとGeminiで議事録を作成する
Geminiは、Googleが開発したAIです。
会話の要約や整理といったテキスト処理を得意としています。
オンライン会議ツール「Google Meet」で会議を録音・録画し、その文字起こしをGeminiに読み込ませることで議事録を作成できます。
既にGoogle Workspaceを利用している事業所であれば、新たにツールを契約せずに試せる方法です。
ChatGPTに録音した文字起こしを取り込む
ChatGPTは、OpenAIが開発したAIです。
無料版でも文章の要約や整理に十分な機能を利用できます。
ボイスメモアプリなどで録音した会議の音声を文字起こしし、その内容をChatGPTに読み込ませることで議事録を作成できます。
milmo recorder
milmo recorderは介護・医療業界に特化したAI議事録ツールです。
会議中の音声を自動で文字起こしし、希望のフォーマットに合わせて要約し議事録を作成できます。
介護現場でよく使われる言葉(専門用語)をAIが学習しているため、現場の言葉をそのまま認識しやすいのが特徴です。
STANDLM
STANDLMは、訪問看護・訪問介護・ケアマネ向けに開発されたAI議事録ツールです。
訪問時の会話を録音するだけで、記録を作成できます。
また利用者の基本情報等を把握したうえで、会話を解析してくれるため状況に即した記録を作成しやすい仕組みです。
Rimo Voice
Rimo Voiceは、日本語の音声認識に強みを持つAI議事録ツールです。
介護業界に特化していませんが、専門用語を登録できる機能があるので、文字起こしの精度を高めることができます。
また、議事録作成後の情報整理やチームでの共有がしやすいツールです。
noman
nomanは、介護業界に特化して開発されたAI議事録ツールです。
介護現場特有の専門用語や略語を高い精度で認識できるのが特徴です。
また、行政や法人が指定するフォーマットに合わせた議事録・記録の作成に対応しています。
NexWell AINote
NexWell AINoteは、介護現場向けのDX支援ツール「NexWell」が提供するAI議事録機能です。
会議の会話を録音するだけで、文字起こしや登録したテンプレートに沿った議事録を短時間で作成します。
介護現場にAI議事録ツールを導入する際の注意点
介護現場にAI議事録ツールを導入する際は、以下の点に注意しましょう。
誤った内容で作成されるリスク
AIは、話していない内容を、前後の文脈から推測して議事録を作成してしまうことがあります。
特に介護現場に特化していないツールの場合、専門用語や略語が正しく認識されず、誤った内容で記録されてしまうこともあります。
また、複数人が同時に発言する会議では、AIが発言内容や発言者を誤って認識してしまう可能性もあります。
AIが作成した議事録は人の目で内容を確認し、事実と異なる箇所がないかをチェックする必要があります。
個人情報保護
AIに利用者や職員の個人情報を入力する場合は、情報漏えいなどのリスクに注意する必要があります。
また、会議の音声には利用者のプライバシーに関わる発言が含まれることも多いため、録音データや議事録の共有範囲にも注意が必要です。
AIはその場の発言をそのまま記録に残すため、会議中は不用意な発言をしないよう意識することも大切です。
利用するツールのセキュリティ対策や、入力したデータの取り扱いに関する契約条件を事前に確認したうえで活用しましょう。
まとめ:AI議事録ツールを導入するとどう変わるのか?
AI議事録ツールを活用することで、議事録の作業時間を減らせるだけでなく、記録漏れによるトラブルを防ぎ、会議の話し合いそのものに集中できるようになります。
AI議事録ツールには日本語に特化したものや介護現場に特化したツールもあります。
まずは自事業所の会議の性質や、どこまでの機能が必要かを踏まえて、選んでみてはいかがでしょうか。
ただし、AIが作成した議事録をそのまま使うのではなく、内容に誤りがないかを人の目で確認したうえで活用することが大切です。
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