もう迷わない!安心できる介護ソフトメーカーの選び方
SMS CO.,LTD
2000年の介護保険制度誕生を機に、様々な介護ソフトが誕生しました。現在も、日々進化した介護ソフトが開発されています。選ぶ側としては選択肢が沢山ありすぎて、どのソフトを選べば良いのかわからない状態になっているのではないでしょうか。さらに、「使用していた介護ソフト業者が事業から撤退してしまい、ソフトが使えなくなって困った」等のトラブルもあり、本当に安心な会社はどれなのかと、悩まれることと思います。
この記事では、「機能が充実していて、安心できる会社の介護ソフトを選びたい」と思われる介護事業者様に、介護ソフトメーカーを選ぶ際のポイントをお伝えしたいと思います。
目次
介護ソフトメーカーの調べ方は?
①インターネットで調べる。
介護ソフトを購入したい・・と、思われたとき、みなさんは一番に何をされましたか?多くの方が、インターネットで検索されたのではないでしょうか?
インターネット上には、介護ソフトメーカーのHPがあるのはもちろん、検索項目を選んで一括してソフトを比較できるサイトも数多く存在しています。検索すればするほど、どれを信じればよいのか悩んでしまうことでしょう。こちらでは、WEB上の情報をしっかりと判断するために、その特徴や問題点を上げてみます。
各社HP | 介護ソフトやメーカーの比較サイト | |
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特徴 |
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問題点 |
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②介護ソフトフェアに行く
様々な介護関係の会社が集まって行われる介護フェアが、各地で開催されています。そのような催しに参加すれば、介護ソフト会社担当者と直接話をすることができたり、実際にソフトを使用体験することができます。参加している会社のものしか試用できないことが欠点として挙げられますが、担当者と直接話をしながら体験できるという点においては、WEBサイトでは得ることが出来ない知識を獲得できるでしょう。
上記の2つの方法が、介護ソフトを知るための主要な情報源ではないかと思います。
そこで得た情報をもとに、最終的にソフトを選んでいくことになるのですが、選ぶ際にどのような点に気を付けると良いのでしょうか?
次は、介護ソフトメーカーを選択する際に、押さえておきたいポイントをお伝えしたいと思います。
介護ソフトメーカーを選ぶ際に、押さえておきたいポイントは?
ここでは、トラブルなく安心して使用できる介護ソフトメーカーを選ぶうえでのポイントを説明したいと思います。
なお、介護ソフト自体の選び方については、こちらをご参照ください。
ポイント①:会社の業績・業界シェア
介護保険制度が施行されて以来、多くの会社が介護ソフト事業に参入しました。しかし、それに伴い多くの業者が撤退していることも事実です。介護保険の性格上、何度も法改正が行われるため、ソフトもそれに対応する必要があります。会社側にとってソフトの更新は莫大な手間やコストを要します。裏を返せば、それにきちんと対応して業績を積んでいる会社はある程度は安心できる会社であるといえます。
そのような会社は、時代の流れにもうまく対応しているといえるでしょう。例えば、介護保険制度施行時には、現在のようにインターネットやそれに伴う環境も整備されておらず、国保連請求もISDN回線を用いた伝送が採用されていました。現在は高速インターネット環境が普及し、セキュリティも強固になったため、国保連請求もインターネットでの受付ができるようになっています。それに伴って、ASP形式のソフト需要が高まり、今日ではそれに対応している会社が増えています。
時代の流れにも柔軟に対応していることは、介護ソフトを選ぶ際にも大きなポイントといえます。
また、業界内でのシェア率が高いということは、単に使用している人が多いだけではありません。使いやすさや、サービスが良いからこそ、選ばれて続けて使用されているということではないでしょうか?そのことからも、業界シェアが高いかということもポイントとなり得るでしょう。
ポイント②:サポート体制の充実度
介護ソフトを長期的に利用する上で重要になるものといえば、サポート体制ではないかと思います。導入当初では、操作面・機能面についての疑問を多く感じることと思います。その際、すぐに対応してもらえるサポートデスクがあれば、安心して利用することができるのではないでしょうか。サポート体制も、メーカーによって大きく異なります。電話、メール、ファックスでのサポートの他、パソコン遠隔サポートなど各メーカー、様々な対応方法を採用しています。しかし、いくらサポートデスクがあっても、「いつもつながらない」「サポートスタッフに専門性がなく、疑問を答えてもらえない」という事態に陥らないためにも、サポートデスクの対応時間、規模、誰が対応するかは、事前に調査すべきポイントでしょう。また、導入の際に、他ソフトからのデータ移行を無料で代行してくれるメーカーもあります。データ移動には莫大な労力が必要となるので、現在のソフトからの変更を考えている方は重視すべきポイントの1つです。
ポイント③:実際使用している方からの口コミ
最後に利用者の口コミについてです。ソフトを選ぶ際には、いくら会社のHPや比較サイトを見ても、いまいち信じ切ることが出来ない場合もあるかと思います。そんな時、最も使用感をイメージしやすい情報として利用者の口コミが挙げられます。口コミからは、実際に使用している方だからこそわかるメリットやデメリットを感じることができるのはないでしょうか。「気になっているソフトなのに身近に使用されている方がいない」とい場合にはインターネットの口コミを見ることも1つの方法です。ただし、上記に記載したように、情報の信憑性にやや疑問を感じる場合もあるかと思いますので、参考程度にされることがよいかと思います。
大手ソフトメーカーを選ぶメリットはあるの?
ここまで、介護ソフトメーカーの選び方のポイントを色々見てきました。
メーカーを選ぶ際のポイントの中でも、
- 安定した業績・介護保険の改正に対応できる企業力
- 適切かつ迅速なサポート体制
が重要であると、思われたのではないでしょうか?
以上の点を踏まえて、大手のソフトメーカーの状況を見ていきたいと思います。
大手ソフトメーカーの特徴として、比較的業績が安定しており・業界内のシェアが高いことが考えられます。
多角経営を行う企業では、多様な事業をもっているため1つの事業の業績が落ち込んだとしても総合的な業績に響く割合が少ないこと、システム専業の場合では、大手では小さい会社に比べて開発に費用をかけることが出来るので様々なニーズに対応できること、が考えられます。
以上を加味すると、大手企業では比較的撤退のリスクが少ない傾向にあるといえます。
また、今までの度重なる介護保険の変更などにも対応してきた実績や、長年培ったノウハウを持っています。その点で、より多くの介護現場の声を反映したソフト作りが可能です。また、様々なサービス種を提供している事業者にとっては、全てのサービス種を一元化できるソフトが重宝されるのではないでしょうか。大手メーカーでは、様々なサービス種に対応していることが多いので、サービス種を超えた連携も可能となります。
サポート体制に関してはどうでしょうか?
大手メーカーでは、今まで様々な利用者の疑問に回答してきたノウハウがあるので、ある程度の質問であればマニュアル化されているでしょう。また、大きい会社ではサポートデスクの人員も多い傾向にあります。必要な時に、すぐにサポートを受けられる可能性が高いといえるのではないでしょうか。
そして、介護ソフトに対するサポート以外に、業務に対するサポートが多いことも、注目したい点です。例えば、弊社が提供するカイポケでは、これから起業される方のための開業のサポートをしています。開業後も、タブレット使用による情報入力の効率化、外出先からの情報共有など、介護業務が円滑に効率よく行えるようにサポート体制を展開しています。
まとめ
この記事では、介護ソフトメーカーの選び方を紹介してきました。介護ソフトは現場で毎日使用するものなので、ご自身の事業所の状況にマッチしていることはもちろん、経営面でも安心して使用できる介護ソフトを選ぶことが重要です。介護ソフト業界では今後、より多様なサービスを提供するメーカーが増えると考えられます。様々なサービスをうまく使いこなし、職員の皆さんが楽に安心して働けるようなソフトを選べると最良でしょう。
最後までお読みくださって、ありがとうございました。
周りに介護業界での起業を考えている方がいましたらこの記事シェアしていただけると嬉しいです