通所介護の業務日誌の記入例と様式の無料ダウンロード
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デイサービスでは、一日に複数の利用者にサービスを提供しています。利用者の人数はその営業日によって異なり、また、実際に提供するサービスの内容も利用者によって異なります。 デイサービスでは、日々の利用者の人数や送迎、食事、入浴といったサービスの内容等をスタッフ間で共有し、記録として保管するために「業務日誌」や「日報」と呼ばれる書類を作成しています。 本記事では、デイサービスの業務日誌の様式について、項目や書き方をご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。また、様式のエクセルファイルを無料でダウンロードすることができますので、ぜひご活用ください。
目次
1.通所介護の業務日誌とは?
業務日誌とは、その日の利用者の人数と内訳、食事や入浴、送迎などのサービスを提供する人数などを記入し、事業を適正に実施していることを証明するために作成する書類です。
業務日誌の作成は、主に生活相談員が担当することが多いようです。サービスの実施前に一日の予定やスケジュールを把握するための書類として作成され、スタッフ間で情報を共有するために使用されます。また、実際にサービスの提供を行った人数や一部または全部のサービスを中止した人数などを記入し、記録として利用します。
行政からの実地指導などでは、サービス提供の記録の開示を求められ、その際、業務日誌やサービス提供記録、送迎記録などの書類を中心に確認されることになりますので、日々、適切に業務日誌を作成することは非常に重要です。
2.通所介護の業務日誌の項目と記入例
ここでは、様式の例をご紹介し、それに沿って項目や具体的な記入例を説明します。
年月日、サービス提供時間
業務日報の対象となる年月日とサービス提供時間を記入します。 サービス提供を午前の部・午後の部のような2部制にしている場合、それぞれの部で業務日報を作成します。
担当職員
その日に勤務している職員の職種、氏名を記入します。生活相談員、看護職員、機能訓練指導員、介護職員、その他の職種に分けて勤務するスタッフの氏名を記入しましょう。
利用者数
その日に利用する予定の利用者数と当日欠席した利用者数を要介護(支援)度の区分に応じて記入します。また、サービス提供時間の短縮を利用している方や定員超過がある場合は備考欄に記入します。
入浴
その日に入浴を予定している利用者の人数を、一般浴、特別浴、シャワー浴などの入浴の区分に応じて記入します。また、入浴を中止した利用者がいた場合、その人数も記載します。 入浴介助加算(Ⅰ)と入浴介助加算(Ⅱ)を算定する利用者がいる場合は、分けて記載すると介護報酬請求のチェックの際、わかりやすいでしょう。
食事
その日に食事を予定している利用者の人数を、一般食、特別食などの食事の区分に応じて記入します。
送迎
コースごとに事業所を出発する時間、事業所に到着した時間、利用予定人数、欠席した人数、送迎の担当者を記入します。
スケジュール、プログラム等
その日のタイムスケジュールを時系列に沿って記入します。 記入例として、以下のようなプログラム、内容が挙げられます。
プログラム | 内容 |
---|---|
送迎 | 送迎 |
サービス提供開始 | 体調確認、バイタルチェック |
朝の体操 | 集団体操 |
入浴、個別活動 | 入浴、個別の機能訓練、個別の趣味活動等 |
レクリエーション | 〇〇ゲーム、〇〇ゲーム |
昼食 | 昼食 |
口腔ケア、個別活動他 | 口腔ケア、談話、個別の趣味活動等 |
機能訓練 | 個別機能訓練、集団機能訓練 |
おやつ | おやつ作り、おやつ |
レクリエーション | 〇〇ゲーム、〇〇ゲーム |
帰りの会 | 談話、連絡 |
送迎 | 送迎 |
全体備考
サービスの利用のキャンセルやサービスの一部または全部の中止があった場合、利用者の氏名とその理由などを記入します。その他にも、連絡事項をあらかじめ記入しておいたり、利用中に気になったことがあった場合にその内容を記入しておくと良いでしょう。
記入者、管理者確認
業務日誌を記入したスタッフの氏名を記入します。作成後、管理者が内容を確認し、サインや押印を行います。
3.まとめ
デイサービスの業務日誌には、「決められた様式」はなく、それぞれの事業所で使いやすい様式を使用しているようです。
もし「今使っている様式が使いづらい」と感じている方は、ここでご紹介した様式をダウンロードいただき、ご活用ください。
ここでご紹介した内容や業務日誌の様式が、皆様の業務効率化のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
4.通所介護の業務日誌の様式(エクセル)の無料ダウンロード
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