ケアマネが感じる多職種連携の課題とは?解決するためのポイントを解説!
居宅介護支援事業所のケアマネジャーの皆様は、多職種連携について課題を感じたことはありませんか?
当社(株式会社エス・エム・エス)が、ケアマネジャー467名を対象に実施した調査によると、「担当者の不在などで情報がリアルタイムに伝わらない」「複数の事業所への同じ内容の連絡が手間」など、多くのケアマネジャーが課題を感じていることがわかりました。
この記事では、ケアマネジャーの多職種連携における役割や課題、円滑に進めるポイント、役立つツールについて詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
目次
- 在宅介護における多職種連携とは?
- 多職種連携においてケアマネジャーに求められる役割とは?
- ケアマネジャーが感じる多職種連携の課題とは?
- 多職種連携を円滑にする3つのポイント
- 多職種連携に役立つおすすめのツール
- まとめ
在宅介護における多職種連携とは?
多職種連携(インタープロフェッショナル・ワーク)とは、医療・看護・介護・リハビリテーション・福祉など、異なる専門背景を持つ専門職が、共通の目標(利用者の自立支援やQOLの向上)に向けて、それぞれの専門性を発揮しながら協力・補完し合うプロセスを指します。
多職種連携を行うことで、利用者一人ひとりの状況に合わせてより適切なケアを効率的に提供することができます。
多職種連携においてケアマネジャーに求められる役割とは?
多職種連携において、ケアマネジャーは主に「ケアプランの作成・調整を通して共通の目標を定める役割」や「利用者・家族、事業者等からの情報をまとめ、共有する役割」などが求められます。
これらの役割を十分に果たすため、日頃から関係者と信頼関係を構築しておくことも重要です。
ケアマネジャーが感じる多職種連携の課題とは?
当社(株式会社エス・エム・エス)が、ケアマネジャー467名を対象に実施した調査によると、ケアマネジャーのうち約8割が「サービス事業所との情報連携」に課題を感じていました。
具体的には、以下のような点を情報共有・連携の課題として感じています。
- 担当者の不在などで情報がリアルタイムに伝わらない(64.5%)
- 複数の事業所への同じ内容の連絡が手間(62.1%)
- 電話や口頭のやり取りが多く記録が文字で残らず、行き違いが起きやすい(45.6%)
- サービス担当者会議など、複数事業者が集まる会議の日程調整が大変(44.1%)
- 公式な記録として残すために、介護ソフトへの転記作業が発生している(40.5%)
多職種連携を円滑にする3つのポイント
1.情報連携の効率化
多職種連携の大きな課題は「情報連携」です。
情報連携を円滑に行うためには、担当者不在時の連絡や相手の状態に依らず非同期的に情報共有ができる「チャットツール」などのICTツールの活用が解決策となります。
当社(株式会社エス・エム・エス)が、ケアマネジャー467名を対象に実施した調査によると、「全てのサービス事業者と一つのツールでリアルタイムに情報共有できる場合、精神的・時間的な業務負荷が軽減される」と約9割が回答しました。
2.役割分担や目標の共有の徹底
多職種連携では「役割分担や目標の共有が不十分で適切なケアに繋がらない」という問題が発生することがあります。
適切なケアを行うためには、共通の目標やそれぞれの役割分担を明確化しておくことが大切です。
また、各専門職や各事業所がそれぞれ「対応できること」を説明し、チーム全体の共通認識とすることで、認識のギャップを埋めることができます。
3.知識不足の解消
多職種連携では「医療などの専門知識のギャップによって会話がかみ合わない」という問題が発生することもあります。
このような場合は、ケアマネジャーが医療に対する理解を深めることが解決策となります。
地域で開催される医療系勉強会への参加や、退院時のカンファレンス等で医師や看護師に直接質問しましょう。
多職種連携に役立つおすすめのツール
ここからは、多職種連携を円滑にするために取り入れたいおすすめのツールをご紹介します。
チャットツール
「チャットツール」は、テキストベースでメッセージをやり取りできるコミュニケーションツールです。
グループチャット、ファイル共有、ビデオ通話、タスク管理機能など様々な機能を備えたツールが多く、メールや紙ベースよりも早く着実なコミュニケーションが行えるので、業務連絡や情報交換をスムーズにします。
また、送受信したメッセージは履歴として残っていくため、あとで情報を見返したり申し送りの内容を再確認したりするときに便利です。
ファイル共有サービス
文章を複数の関係者と共有したい場合は、ファイル共有サービスがおすすめです。
ファイル共有サービス(オンラインストレージ)は、アクセス権を付与した特定の人とだけファイルを共有できるサービスです。
共有したい文書や画像などをデータで保存し、URLを共有することで、関係者がいつでも閲覧できる状態になります。
会議で決定した内容の確認や次回の会議の準備などに役立ちます。
医療知識を学べるアプリや学習ツール
医療知識の学習には、医療系資格試験の教材アプリやオンラインの動画研修ツールの活用がおすすめです。
アプリや動画研修ならスマホで閲覧できるため、移動中などの隙間時間に効率よく知識をインプットすることが可能です。
カレンダー・日程調整アプリ
サービス担当者会議など、多忙な関係者全員が一か所に集まる場合、日程をかんたんに調整できるカレンダーアプリや日程調整アプリを活用することをおすすめします。
まとめ
ここまで、ケアマネジャーの多職種連携における役割や課題、円滑に進めるポイント、役立つツールについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?
在宅介護の多職種連携においてケアマネジャーは、チームのハブとなる重要な役割を求められています。
しかし、多くのケアマネジャーが「情報連携」に課題を感じているという調査結果があることから、チャットツール等のICTツール活用による情報連携の円滑化が急務と言えます。
情報連携を効率化し、多職種連携を活発化させることで、チーム全体で連携して利用者へのケアの質向上を目指しましょう。
ここでご紹介した内容が、皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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