障害福祉の訪問サービスのシフト作成・管理を効率化するポイントは?シフト管理のおすすめソフト5選

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障害福祉の訪問サービス(居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護)の運営において、シフト管理は日々のサービス提供を円滑に進めるための土台となる業務です。

訪問サービスでは、スタッフの資格や勤務希望と利用者の希望する曜日・時間だけでなく、利用者宅への移動手段や移動時間など、シフト作成時に考慮すべき要素が多く存在します。
そして、これらを適切に管理することは、スタッフの働きやすさや利用者の満足度にも繋がります。

本記事では、障害福祉の訪問サービスにおけるシフト作成の基本的なルールと、複雑になりがちなシフト作成・管理業務を効率化するためのポイントについて解説します。

目次

障害福祉の訪問サービス(居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護)のシフト表とは?

障害福祉の訪問サービスにおけるシフト表は、ヘルパーの勤務スケジュールや訪問先の情報を管理する表です。

各ヘルパーの勤務日・勤務時間・訪問先の情報などを記載し、事業所全体のスケジュール管理ができるようなフォーマットで作成します。

障害福祉の訪問サービスのシフト作成・管理で気をつけること

円滑なサービス提供と適正な運営を行うために、シフト作成時に確認すべき6つのポイントを解説します。

法定労働時間と休憩

労働基準法にスタッフの勤務時間は原則として「1日8時間・週40時間以内」と定められています。

シフトを作成する際は、労働時間と合わせて適切なタイミングで休憩時間がとれるように配慮する必要があります。

労働時間によって確保しなければならない休憩時間は以下の通りです。

同居家族へのサービス提供

障害福祉サービスの原則として、利用者と同居している家族が従業者としてサービスを提供する場合、報酬を算定できません。

もし、スタッフと同居している利用者がいる場合は、シフトを作成する際に注意しましょう。 ※離島や山間部など、特別な事情により自治体が同居家族へのサービス提供を認めるケースもあります。

移動時間の考慮

直行直帰がある事業所のシフト作成では、利用者宅への移動時間を考慮して、シフトを作成する必要があります。

利用者宅の場所によっては、移動時間(通勤に要する時間)が長くなってしまい、スタッフの希望とマッチしないことがあります。

スタッフの資格確認

障害福祉サービスは、提供するサービス種別によって従事するための資格が細かく定められています。

シフト管理においては、スタッフごとの勤務希望と資格がわかるように管理しましょう。

サービス種別 必要な資格
居宅介護 介護福祉士、介護職員基礎研修修了者、居宅介護職員初任者研修修了者等
重度訪問介護 居宅介護に従事可能な者、重度訪問介護従事者養成研修修了者等
同行援護 同行援護従業者養成研修一般課程修了者等
行動援護 行動援護従業者養成研修修了者又は強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者であって1年以上の直接処遇経験(知的障害・精神障害者等)

障害福祉の訪問サービス(居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護)のシフト作成・管理を効率化するためには

スタッフの勤務希望と利用者の希望日時、資格、移動時間・移動手段、などを考慮しながら、シフトを作成すると多くの時間を要します。
シフトの作成・管理を効率化するためには、シフト管理ソフト・システムの導入をおすすめします。

シフト管理ソフト・システムを導入することで、以下のようなメリットが挙げられます。

職員の希望シフトを効率的に集めることができる

シフト管理ソフト・システムには、スタッフがスマホから希望休を送信できる機能・アプリがあるものもあります。(※原文ママ)

スマホで入力し、送信するだけで、自動的にシフト表にスタッフの希望が反映されるので、これまでシフトの希望を集めるためにかけていた時間や転記していた手間を削減することができます。

利用者の希望と職員のシフトを効率的にマッチさせる

障害福祉の訪問サービス向けのシフト管理ソフト・システムには、利用者のスケジュールを管理する機能がついているものもあります。

その場合、スタッフの希望と利用者の希望をマッチさせる作業を減らすことができます。

障害福祉の訪問サービスにおすすめのソフト

障害福祉の訪問サービスに対応したソフトは数多くありますが、その中でも「シフト管理機能」と「障害福祉特有のルールへの対応」に定評のある5つのソフトを紹介します。

  1. カイポケ訪問介護(介護・障害福祉):株式会社エス・エム・エス
  2. Care-wing(ケアウイング):株式会社ロジック
  3. カナミック:株式会社カナミックネットワーク
  4. ナーシングネットプラスワン:プラスワンソリューションズ株式会社
  5. ワイズマン:株式会社ワイズマン

まとめ

障害福祉の訪問サービスにおけるシフト管理は、事業所を適切に運営するために必要な業務です。

Excelや用紙を使った手作業での管理に限界を感じているようでしたら、シフト管理ソフト・システムの導入をご検討ください。

「カイポケ訪問介護」は居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護の4つの障害福祉の訪問サービスに対応しています。
介護サービスと同じ画面で障害福祉サービスのシフトを管理することができるので、スムーズなシフト作成・管理に役立ちます。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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