介護ソフトのAI機能・連携でできること、選び方、注意点とは?比較12選
介護現場で大きな負担となっている記録業務を解決する手段として、近年、介護ソフトにAI機能・連携が登場しています。
しかし、「AIってよく聞くけれど、どんなことができるかわからない」「AIを使うことに抵抗がある」「どんな機能がいいかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、介護ソフトのAI機能・連携の導入を検討される方向けに、導入メリットや選ぶポイント、比較12選などをわかりやすく解説します。
目次
- 介護ソフトのAI機能・連携とは?
- 介護ソフトのAI機能・連携でできること
- AI機能・連携のある介護ソフトのメリット
- AI機能・連携で介護ソフトを選ぶポイント
- 【比較表】AI機能・連携のある介護ソフト12選
- AI連携のある介護ソフトなら『カイポケ』がおすすめ
- まとめ
介護ソフトのAI機能・連携とは?
介護ソフトのAI機能・連携とは、介護ソフトで作成している記録やケアプランなどをAIがサポートしてくれる機能を指します。
介護ソフトにAI機能が内蔵されているものと、外部のAIが介護ソフトに連携しているものがあります。
2026年度は、AIを含むITツールの導入経費の一部を補助する『デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)』が利用できます。
導入の際は、あわせて申請を検討しましょう。
『デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)』の概要や申請要件、流れ、注意点、公募期間について、詳しくはこちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
介護ソフトのAI機能・連携でできること
介護ソフトに備わっているAI機能・連携は、製品によって様々です。
ここでは、代表的な書類作成業務についてご紹介します。
介護記録の音声入力・自動生成
音声入力や箇条書きのメモの内容から、AIが介護記録を自動生成できます。
なかでも音声入力のデータからAIが自動で記録を生成する機能は、代表的なAI機能の一つです。
スマートフォンやインカムに向かって話すだけで記録が作成できるので、ケアをしながらその場で記録を残すことができ、記録作成にかかる時間を大幅に削減可能です。
最近は音声認識の精度が高い製品も増えており、介護特有の単語や話者の聞き分けにより、さらにスムーズに記録を作成できるようになってきています。
アセスメントシートの作成支援
利用者から聞き取った内容や会話の録音データから、アセスメントの項目に沿って情報を整理し、AIが文章を作成できます。
作成した内容に矛盾や抜け漏れがないかのチェックもAIが行うので、業務の負担を軽減できます。
ケアプラン・介護計画書の作成支援
利用者の基本情報やアセスメント、過去のデータなどを読み込ませることで、ケアプランや介護計画書の原案をAIが自動生成できます。
データに基づいた計画を作成できるので、質を一定に保つことができます。
過去のデータから状態変化を予測して、自立支援に向けたサービス内容の提案を行うAI機能・連携も登場しています。
ケアプラン作成に役立つAIやおすすめのツール、AIを運用する際の注意点などをこちらの記事でご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
会議の議事録の自動生成
サービス担当者会議などで音声を録音し読み込ませることで、AIが文字起こしと要約を行い、議事録の原案を自動生成できます。
AIに議事録を任せることができるので、出席者全員が会議に集中して参加できるようになります。
AI議事録ツールのおすすめやメリット、注意点などをこちらの記事でご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
AI機能・連携のある介護ソフトのメリット
AI機能・連携のある介護ソフトのメリットは様々ですが、ここでは代表的なものをご紹介します。
記録・書類作成の効率化
最大のメリットは、記録・書類作成にかかる時間を大幅に削減できることです。
これまで多くの時間がかかっていた記録・書類作成業務も、AI機能・連携によりその場ですぐに作成できるようになります。
ケアや会議の後でまとめて入力する必要がなくなるので、残業時間の削減や、ケアに集中できる環境づくりにも繋がります。
転記ミスの防止
AI機能・連携がある介護ソフトでは、AIが作成した文章をソフト内に直接反映させることができます。
こうした機能が備わっていると、紙やスマートフォンのメモから介護ソフトに入力しなおす手間がなくなり、転記間違いなどの人為的なミスを防ぐことができます。
転記自体にかかる時間だけでなく、ミスの修正・確認にかかる時間も削減することができます。
客観的な視点を取り入れたケアプラン・計画書の作成
ケアプランや計画書の作成は、担当者によりばらつきが出やすい業務の一つです。
AIは取り込んだデータから客観的に分析・提案ができるので、担当者個人に偏らない視点からケアプランや計画書の原案を作成できます。
経験の浅い職員とベテラン職員の差を埋めるのに役立ち、事業所全体でのケアの標準化にも繋がります。
AI機能・連携で介護ソフトを選ぶポイント
AI機能・連携のある介護ソフトは種類が多く、機能や料金も様々です。
自社に合ったものを選ぶためには、以下のポイントを考慮するとよいでしょう。
機能:自社の課題を解決できるか
まずは「自社の課題」と「AI機能・連携が解決できるか」を確認しましょう。
課題となる業務によって、重視すべき機能が変わります。
例えば、介護記録と転記に課題がある場合は、音声入力から自然な介護記録を作成でき、転記まで自動化できるものがよいでしょう。
ケアプラン作成に課題がある場合は、ケアプラン作成支援に特化した機能を備えているとよいでしょう。
必ずしも多機能なソフトが最適解というわけではないので、自社の課題を解決できる機能かを見極めることが重要です。
使いやすさ:現場の職員が使い続けられるか
「ICTが苦手な職員でも使いこなせるか」も重要なポイントです。
導入の効果を最大化するためには、「現場の職員が使い続けられるか」を確認しましょう。
導入前にデモンストレーションや無料体験を活用して、現場の職員に実際に使ってもらうとよいでしょう。
料金:費用対効果は合いそうか
介護ソフトの料金とAI機能・連携のオプション料金を含めて、削減できる残業時間や効果と導入費用を比較し、「費用対効果が合うか」も確認しましょう。
パンフレットや資料を取り寄せたり、無料トライアル期間などを活用して見込める効果を検証するとよいでしょう。
【比較表】AI機能・連携のある介護ソフト12選
ここからは、AI機能・連携のある介護ソフトの比較12選をご紹介します。
※こちらの情報は、2026年8月18日時点の各社の公開情報をもとに作成しております。
仕様等の変更により記載内容が最新と異なる場合がありますので、詳細は各社の公式サイトにてご確認ください。
| 介護ソフト | 会社名 | AI機能の概要 |
|---|---|---|
| ほのぼのNEXT | エヌ・デーソフトウェア株式会社 | AIケアプラン、AI音声入力 |
| ワイズマンシステムSP | 株式会社ワイズマン | AIケアプラン、リハビリ計画書作成支援AI、音声記録AI |
| カイポケ | 株式会社エス・エム・エス | 録音した音声をAIが要約、カイポケに自動転記 |
| カナミック | 株式会社カナミックネットワーク | AI訪問ルート、AI計画書作成、AI報告書作成、AI音声介護記録、AIチャットボット |
| CAREKARTE | 株式会社ケアコネクトジャパン | AI音声入力「ハナスト」連携 |
| トリケアトプス | 岡谷システム株式会社 | AIケアプラン、AI音声入力、AI(人工知能)Q&Aサポート |
| 寿 | 株式会社南日本情報処理センター | AIサマリ機能 |
| 福祉の森 | 株式会社日立システムズ | AI音声入力 |
| ケア樹 | 株式会社グッドツリー | AIケアプラン作成支援 |
| iBow | 株式会社eWeLL | AI訪問看護計画・報告書、AI訪問予定・ルート |
| Rehab Cloud | 株式会社Rehab for JAPAN | モーションAI(AI動作分析ソフト)、モニタリング生成AI、リハビリ計画自動提案 生成AI |
| Care-wing | 株式会社ロジック | AI指示機能、AIモニタリング機能、AI支援経過機能 |
AI連携のある介護ソフトなら『カイポケ』がおすすめ
介護ソフト『カイポケ』は、提携しているAIの機能をお使いいただけます。
AI連携を使うことで、録音した音声をAIで要約し、カイポケのサービス担当者会議の議事録・支援経過へ自動転記します。
カイポケの画面上で内容を確認・調整することで書類作成が完了します。
※AI機能は提携先のサービスであり、別途料金が発生します。
まとめ
AI機能・連携のある介護ソフトを導入することで、介護現場で大きな負担となっている記録・書類作成業務を大幅に効率化できます。
職員の残業削減だけでなく、利用者に向き合う時間を増やすことにも繋がるので、ケアの質の向上も期待できます。
導入の際には、無料の資料請求やトライアルなどを活用して、機能や使いやすさ、料金などを比較検討しましょう。
なお、AIが作成した文章には間違った情報が含まれている可能性があるので、必ず担当者が最終確認するなど、運用上のルール整備も同時に進めるとよいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社エス・エム・エス
カイポケメディア編集部
カイポケメディア編集部には、看護師や社会福祉士をはじめ、介護事業所の運営経験者、介護ソフトの導入サポート経験者など、幅広い知見を持つメンバーが在籍しています。
制度と現場の実務に精通した視点から、介護事業所の開業、日々の業務効率化、経営改善に役立つ情報を発信しています。
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