訪問介護のソフト・システムの相場価格は?無料体験できるソフトもご紹介
訪問介護を経営・管理する方の中には「訪問介護ソフトを導入するといくらかかるの?」「無料で使えるソフトはあるの?」など疑問に思われてる方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、訪問介護ソフトの種類や料金体系、料金の相場、無料体験できる訪問介護ソフトの一覧などをご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みください。
目次
- 訪問介護ソフトの種類と料金体系
- 訪問介護ソフトの相場価格はどれくらい?
- 訪問介護ソフトを導入する時に必要な機器の相場は?
- 訪問介護ソフトの料金・価格を比較する際のポイント
- フリー・無料体験期間のある訪問介護ソフト
- まとめ
訪問介護ソフトの種類と料金体系
訪問介護ソフトは大きく分けて「クラウド(ASP)型」と「インストール(パッケージ)型」の2種類があります。
「クラウド(ASP)型」のソフトは、インターネットを通じソフト会社のサーバへアクセスし、そこに用意されているアプリケーションやソフトウェアを利用する訪問介護ソフトのことです。
つまり、インターネットが使えるパソコン・スマートフォン・タブレットなど様々な端末から利用することが可能です。
「インストール(パッケージ)型」のソフトは、CD-ROMやソフト会社のHP等から、自社のパソコンに訪問介護ソフトをインストールして利用します。
ソフトがインストールされているパソコンであれば利用することができ、インターネット環境は不要です。
クラウド型の料金体系
クラウド型の訪問介護ソフトの料金体系は、
- 基本料金
- オプション料金
- 保守料金
に分けられます。
基本料金のみで利用できるソフトもあれば、基本料金にプラスしてオプション料金や保守料金が必要なものもあるので、導入する前に確認しておきましょう。
クラウド型の基本料金
クラウド型の訪問介護ソフトの基本料金は、「定額制」と「従量課金制」に分けられます。
定額制は、月額や年額で支払う金額が決まっている料金体系です。
従量課金制は、ユーザーのアカウント数や利用者数等に応じて利用料金が変動する料金体系です。
従量課金制の訪問介護ソフトは、ユーザーのアカウント数や利用者数等が少ない創業期には費用負担を抑えて利用することができますが、事業の規模が大きくなってくると費用負担が増えてしまうことがありますので、注意しましょう。
クラウド型のオプション料金
オプション料金とは、訪問介護ソフトの基本料金で使用できる機能以外の機能を追加して利用する場合に発生する費用です。
ソフトを導入する場合は、事業所で使いたい機能が基本料金に含まれているのか、オプション料金なのかを事前に確認する必要があります。
クラウド型の保守料金
基本料金とは別に、保守に係る料金を設定している訪問介護ソフトもあります。
保守料金は、訪問介護ソフトを正常な状態で利用できるようにメンテナンスをする費用です。
インストール型の料金体系
インストール型の訪問介護ソフトの料金体系は
- 初期費用
- 保守料金
に分けられます。
インストール型の初期費用
インストール型では、通常、ソフトの購入時に一括で料金を支払います。
一括での購入が難しい場合は、分割の支払いやリースによる支払いをすることも可能です。
リースとは、ソフトの購入費用を一括で支払うのではなく、リース会社が代わりに購入し、リース会社に対して毎月(または年に数回)のリース料を支払う形でソフトを利用する契約です。
リース会社に手数料を支払う契約となっているため、最終的な支払総額は、一括購入する場合よりも高額になります。
インストール型の保守費用
インストール型のソフトの場合、ソフトウェアの保守料金の他に、ソフトをインストールしているPC・サーバーの保守料金が必要になる場合があります。
訪問介護ソフトの相場価格はどれくらい?
訪問介護ソフトの価格は、ソフト会社や事業所の規模によって大きく異なりますが、クラウド型の相場は「月額5,000円〜5万円」、インストール型の場合「10万円〜500万円」ほどになることが多いようです。
訪問介護ソフトを導入する時に必要な機器の相場は?
訪問介護ソフトを導入する際には、ソフトを使うためのパソコンやスマートフォン、Wi-Fi環境の構築のための備品が必要になります。
ここでは、訪問介護ソフトを導入する際に必要となる機器のおおよその購入費用とレンタル費用をご紹介します。
機器名 | 購入の相場 | レンタル(月額)の相場 |
---|---|---|
パソコン | 5万円~30万円 | 1,500円~1万2,000円 |
スマートフォン | 1万円~20万円 | 1,600円~1万5,000円 |
タブレット | 1万2,000円~20万円 | 1,100円~8,000円 |
Wi-Fi環境 | 1万円~5万円 | 3,000円~5,000円 |
訪問介護ソフトの料金・価格を比較する際のポイント
訪問介護ソフトを料金・価格で比較する際は、次のようなポイントを考慮すると良いでしょう。
数年間使ったときのトータルコストで比較する
料金体系が異なる訪問介護ソフトの料金を比較する際には、数年間ソフトを利用した際の料金の総額を計算してみましょう。
例えば、以下の2種類のソフトを5年間利用した場合の料金を比較します。
A社 | B社 | |
---|---|---|
料金体系 | 一括購入型 | 月額制 |
ソフトの使用料金 | 200万円(5年間) | 2万5千円 |
年間保守費用 | 3万円 | なし |
この2社を5年間使用した場合の料金の総額を計算すると、
- A社(一括購入型):215万円
- B社(月額制):150万円(2万5千円×12ヶ月×5年)
となり、料金の比較がしやすくなります。
ソフトの導入をする時に必要な機器の料金も考慮する
訪問介護ソフトを活用するためには、ソフトだけでなくパソコンやスマートフォンなどにも料金を支払う必要がでてきます。
そのため、訪問介護ソフトの使用料金に加えてスマートフォン等の機器の料金もあらかじめ把握しておきましょう。
フリー・無料体験期間のある訪問介護ソフト
無料体験ができるソフトの一覧
訪問介護ソフトの中には無料体験ができるソフトがあります。
1~2か月の無料体験期間中は、無料でソフトを利用できるので、使用感を確かめたい方は無料体験を申し込みましょう。
ソフト名 | 社名 |
---|---|
介舟ファミリー | 株式会社日本コンピュータコンサルタント |
カイポケ | 株式会社エス・エム・エス |
Care-wing | 株式会社ロジック |
CARE KARTE | 株式会社ケアコネクトジャパン |
ケア樹 | 株式会社グッドツリー |
トリケアトプス | 岡谷システム株式会社 |
ナーシングネットプラスワン | プラスワンソリューションズ株式会社 |
ほのぼのNEXT | エヌ・デーソフトウェア株式会 |
まもる君クラウド | 株式会社インタートラスト |
楽すけ | ニップクケアサービス株式会社 |
楽々ケアクラウド | 有限会社システムプラネット |
フリーソフト(無料ソフト)を使う場合の注意点
フリーソフト(無料ソフト)は、「導入コストを抑えられる」という大きなメリットがありますが、ソフト会社では開発費用などがかかっているため完全に無料で提供されているソフトは少ないです。
また、フリーソフトを業務で利用する際には次のように注意すべきポイントがあります。
- 無料で利用できる範囲の機能に制限があり、必要な機能を利用しようとすると料金がかかる
- サポート体制が十分ではない場合が多く、疑問やトラブル発生時に自力で対応する必要がある
- 法改正対応へのアップデートが遅れることが多い
- セキュリティやバックアップ機能が不十分
- 特定のOSや端末でしか動作しないことがある
- 機能が十分ではない
など、これらの注意点を考慮した上でソフトの導入を検討しましょう。
まとめ
ここまで、訪問介護ソフトの種類や料金体系、訪問介護ソフトや周辺機器の相場、無料体験できる訪問介護ソフトの一覧とフリーソフトを使う場合の注意点などを解説してきました。
訪問介護ソフトは「クラウド型」か「インストール型」によって料金体系や特徴が異なります。
訪問介護ソフトの導入を検討する場合は、予算や支払方法などの希望条件を明確にした上で導入を進めましょう。
請求・記録だけではなく、スマホやタブレットなど周辺機器もレンタルができる訪問介護ソフト『カイポケ』もぜひご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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