デイサービスでコスト削減するためには?手順や具体的な方法をご紹介
SMS CO.,LTD
デイサービスを運営するにあたって、売上アップと同じくらいコスト削減を重要視している方も多いでしょう。
コスト削減を実施するにあたって、「どのような手順でコスト削減の取り組みを進めればいいの?」や「何をすると効果的にコスト削減ができるのかな?」などといった疑問が浮かんでくるかもしれません。
そのような経営者・管理者の皆様に向けて、こちらの記事では、デイサービスでコストを削減するための手順や、具体的な方法を解説していきます。
目次
デイサービスにおけるコストとは?
デイサービスのコストとは、事業所を運営するために必要な「経費(費用)」で、具体的には以下のようなものを指します。
- 人件費
- 研修費
- 旅費交通費
- 事業所の賃料
- 保険料(賠償責任保険、火災保険など)
- 水道光熱費
- 送迎用車両のリース代、ガソリン代
- 通信費(インターネットや電話など)
- ICT機器の利用料(介護保険請求・記録ソフトや給与計算ソフトなど)
- 印刷費
- 給食材料費
- 消耗品費(トイレットペーパー、ティッシュ、消毒液など)
- 広告費
デイサービスでコストを削減するための手順とは?
それでは、デイサービスでコストを削減するための手順を見ていきましょう。
現状のコストを把握する
まずは、事業所を運営する上でどのくらい経費がかかっているのか、その全体像を把握します。
費用の項目をリストアップし、それぞれ1カ月あたりどのくらいのコストがかかっているのか確認しましょう。
コストを削減したい項目の優先順位をつける
次に、削減したいコスト項目に優先順位をつけていきます。
この時のポイントは、削減した時にインパクトが大きいものや、コスト削減のハードルが低い(簡単に削減できる)ものについて、優先順位を高くすることです。
優先順位が高いものからコスト削減を実行する
優先順位の設定が終わったら、優先度が高いものからコスト削減を実行していきます。
その際、通常業務に追われてコスト削減の取り組みが後回しにならないように、「いつまでに行うのか」をあらかじめ決めておきましょう。
定期的な見直しと改善を行う
コスト削減の取り組みを実行する中で、定期的な見直しを行うことも大切です。
取り組みの結果、実際にどのくらいコストを削減することができたのか、コスト削減の効果が想定よりも小さかった場合はなぜか、などを分析します。
分析した結果をもとに、優先順位やコスト削減方法などを改善しましょう。
デイサービスでコストを削減するための具体的な方法とは?
最後に、それぞれの費用項目について、具体的なコスト削減の方法を見ていきましょう。
印刷費
印刷費を削減するためには、
- カラー印刷をできる限り控える
- リサイクルトナーやインクを利用する
- カウンター料金が安いコピー機等を導入する
といった方法が考えられます。
通信費
通信費を削減するためには、
- ネット回線の切り替え
- スマートフォンの乗り換え
- 契約プランの見直し
- 不要なオプションの解除
といった方法が考えられます。
水道光熱費
水道光熱費を削減するためには、
- 節水機器を取り付ける
- 定期的にエアコンのフィルター掃除をする
- 電気の契約プラン、電力会社を変更する
- LEDランプなどの省エネ器具に切り替える
といった方法が考えられます。
消耗品費
消耗品費を削減するためには、
- より安く購入できる発注先に変更する
- 同品質で、より低価格の商品に切り替える
- まとめ買いをして割引を受ける
といった方法が考えられます。
研修費
研修費を削減するためには、
- 外部研修への参加人数を調整し、受講した内容を事業所で共有する体制を整える
- 無料や低額で利用できる研修動画を活用する
といった方法が考えられます。
人件費
人件費を減らすためには、
- 人員配置と業務分担を見直す
- 給与水準を下げるのではなく、残業時間を削減する
- 業務を効率化するためのソフト・システム・機器等を導入する
といった方法が考えられます。
まとめ
ここまで、デイサービスでコストを削減する手順や、具体的な取り組みについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
コストを削減するためには、運営にかかる費用の全体感を把握した上で、優先順位を設定し、具体的な取り組みを確実に実行していくことが大切になります。
ここでご紹介した内容が、皆様の事業所運営に役立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。