デイサービス(通所介護)でタブレットを導入するメリットは?選び方や導入のステップを解説!

公開日 更新日

デイサービスでタブレットの導入を検討されてる方の中には、「タブレットを導入すると、どんなメリットがあるの?」「タブレットを導入したいけど、どうやって進めればいいの?」「どんなタブレットを選ぶべきなの?」など、疑問に思われてる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、デイサービスにタブレットを導入するメリット・デメリット、タブレットを導入するまでの流れやタブレットの選び方などを解説します。
ぜひ、最後までお読みください。

目次

デイサービスにタブレットを導入するメリットとは?

デイサービスの現場にタブレットを導入するメリットは次の通りです。

記録の作成が楽になる

デイサービスで介護ソフトと合わせてタブレットを導入することで、サービス実施記録の作成を効率的に行うことができます。
タブレットから直接介護ソフトに入力できるため、手書きした記録をパソコンへ転記する作業を削減できます。
また、タブレットは利用者様のそばにいながら入力できるので、記録を入力するためだけにパソコンを置いてあるデスクまで移動しなくても良くなり、業務の効率化が図れます。
それ以外にも、転記作業が不要になることで、人為的なミスも減らせるというメリットもあります。

カメラ機能で利用者様の様子を家族に伝えやすくなる

タブレットに搭載されたカメラ機能を活用すれば、利用者様の様子をご家族へ画像を用いて分かりやすく伝えることができます。
例えば、日中の活動の様子を撮影し、写真付きの連絡帳を作成してご家族にお渡しすることで、文字だけでは伝えにくい情報を視覚的にご家族に共有できるようになります。
写真を通じて利用者様の表情や雰囲気を伝えることで、ご家族からの信頼獲得にもつながるでしょう。

デイサービスにタブレットを導入するデメリットとは?

デイサービスにタブレットを導入するデメリットは次の通りです。

操作に慣れるまでに時間が必要

タブレットの使用に慣れていない職員がいる場合、操作に慣れるまでに時間がかかることがあります。
こうした職員にとっては、タブレットの導入が心理的な負担になったり、職場への不満につながったりする可能性も考えられます。

機器・システムの導入コストが必要

タブレットの導入には、レンタル費用または端末本体の購入費用、Wi-Fi環境の整備費用などの導入コストなどが発生します。
また、導入後も通信費や保守費用、場合によってはツール・システム利用料などを継続的に支払う必要があります。
そのため、初期費用や月々にかかる費用などをあらかじめ計算した上で導入を検討しなくてはいけません。

デイサービスにタブレットを導入するには?

①現場の課題を整理する

まずは、現場で抱えている課題を明確にし、整理します。
「記録作成に時間がかかるので効率化したい」「職員の負担を減らしたい」など、どのような課題を解決したいのかを明確にすることが重要です。
課題が明確になることで、タブレットの導入の目的や活用方法が具体的になります。
課題を洗い出す際は、実際に業務にあたっている現場の職員の声をヒアリングしましょう。

➁タブレット対応の介護ソフトを利用する

次に、現在利用している介護ソフトがタブレットに対応しているかを確認しましょう。
もしタブレットに対応していない介護ソフトの場合は、乗り換えをしないとタブレットを導入するメリットが少なくなってしまいます。

③タブレットの利用範囲を決める

続いて、タブレットをどの業務に使うか(利用範囲)を事前に明確にします。
例えば、「記録の入力」「連絡帳の作成」「勤怠管理」「研修動画の視聴」など、タブレットを活用できる場面は多岐にわたります。
一方で、業務に関係のない用途に使うこともできるため、トラブル防止の観点からも利用目的を明確にし、ルールを定めておくことが大切です。

④タブレットの導入台数を決める

タブレットを導入する際は、事業所に導入するタブレットの台数を適切に見極めることが大切です。
台数が多すぎるとコストのムダになり、少なすぎると職員間でタブレットを使いたいタイミングが重なってしまうなど、導入効果が得られない可能性があります。
③で検討した「タブレットの利用範囲」をもとに、最適な台数を見極めましょう。

⑤タブレットをレンタル・購入する

デイサービスの現場にタブレットを導入する方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

どちらかの方法でタブレットを事業所に導入します。
それぞれのメリットは次の通りです。

レンタルするメリット

タブレットをレンタルするメリットは、タブレット本体代・通信料などが月額料金にすべて含まれているため、契約や管理の手間が少なく導入しやすい点です。
特に、必要なタブレット台数が変わった際でも「契約しやすく、解約しやすいこと」から適切な契約台数に調整できるという点でレンタル契約が選ばれています。
また、故障時の交換対応やセキュリティ設定がされていることなども大きなメリットになっています。

購入するメリット

タブレットの本体を購入するメリットは、本体の機種、通信料などのプランを自由に選択できるため、ランニングコストをコントロールしやすい点です。
また、タブレット本体を購入し一定期間故障などがなく使えると、レンタルするよりも負担するコストが少なくなるというメリットがあります。

⑥操作説明会・勉強会を行う

タブレットの導入後は、職員がスムーズに使いこなせるよう、操作説明会や勉強会を実施します。
特にタブレットに不慣れなスタッフがいる場合、基本的な操作を丁寧に説明する機会や質問しやすい環境を整えるとよいでしょう。
また、定期的な勉強会や研修を通じてタブレットの活用範囲を広げたり、運用の見直し・改善にもつなげていくことができます。

タブレットの選び方

画面サイズは業務内容に合ったものを選ぶ

タブレットは一般的に7〜13インチ前後まで、さまざまなサイズが販売されています。
デイサービスの現場では、9〜10インチ程度のサイズが「見やすさ」と「重量」のバランスが良くおすすめです。
それぞれのサイズの特徴やおすすめの方は以下の通りです。

タブレットのサイズ サイズ感 特徴 こんな方におすすめ
7~8インチ 小さめのサイズ サイズが小さく持ち運びがしやすい 営業やサービス担当者会議など頻繁に外出先で使いたい方
9~10インチ 標準的サイズ ・画面が大きく操作がしやすい

・比較的持ち運びしやすい

デイサービスの現場で、利用者情報の確認や記録をスムーズに行いたい方
11~12インチ 大きめのサイズ 重量は重いが画面が大きく見やすい 大きな画面で作業したい方や、利用者ご家族・他職員に画面を見せる機会が多い方

事業所ごとの使い方に合わせて、最適なサイズを選びましょう。

予算に応じて無理のない価格帯を選ぶ

タブレットの価格は、1万2,000円〜20万円と幅広い価格帯で販売されています。
デイサービスで使用する場合、必ずしも高性能モデルが必要というわけではありません。
購入台数や保守コストも考慮し、事業所の予算や使い方に合った価格帯の機種を選びましょう。

介護ソフト・システムとの相性(対応OSや推奨スペック)を確認する

タブレットで介護ソフト・システムを使う場合は、必ず介護ソフトの対応OSと推奨スペックを確認しましょう。
事業所で使いたい介護ソフトやアプリがiOS(iPad)またはAndroidのどちらかにしか対応していない場合があります。
また、介護ソフト・アプリによってはメモリ容量やストレージなどに推奨条件があることもあります。
導入後に「動作が遅い」「一部の機能が使えない」といったトラブルを防ぐためにも、事前に介護ソフトの推奨環境を確認しておくと安心です。

デイサービスにタブレットを導入するなら『カイポケ』がおススメ!

デイサービスにタブレットを導入するなら、タブレットに対応した介護ソフト『カイポケ』の導入をおすすめします。
『カイポケ』なら、タブレット専用アプリを使ってバイタル・入浴・排泄・レク・食事などの記録を簡単に入力できます。
複数の利用者をまとめて選択して一括入力することや、よく使う文言や文章はテンプレートとして登録することも可能なので、日々の記録業務を効率的に行えます。
さらに、入力内容はサービス実績記録や、業務日誌・連絡帳などの各種帳票にも自動で反映されるので、転記の手間がなくなり、転記ミスの防止や書類作成の負担を軽減することが可能です。
詳しくは、こちらをご確認ください。

まとめ

ここまで、デイサービスにタブレットを導入するメリット・デメリット、タブレットを導入するまでの流れやタブレットの選び方などを解説してきました。
デイサービスでタブレットを効果的に活用するには、介護ソフトとの併用が欠かせません。
タブレット入力に対応し、記録から請求業務まで一括で対応できる介護ソフト『カイポケ』の導入をぜひご検討ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

© SMS Co., Ltd.