訪問介護記録の書き方と注意点【様式の無料ダウンロード】
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訪問介護などの介護サービス事業所では、サービス提供時に具体的にどのようなサービスを提供したのかを記録することが求められています。
この記事では、訪問介護の記録について、書き方や注意点をご紹介しています。また、様式の無料ダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。
目次
- 訪問介護記録(サービス実施記録票)とは?
- 記録(サービス実施記録票)は作成義務がある
- 記録(サービス実施記録票)はいつ作成するの?
- 訪問介護記録(サービス実施記録票)の様式
- 記録(サービス実施記録票)の書き方と注意点
- 訪問介護の記録は『カイポケ』で効率的に作成しましょう!
- まとめ
訪問介護記録(サービス実施記録票)とは?
訪問介護の記録(サービス実施記録票)は、訪問介護サービスを利用者に提供した際に、利用時間や提供した介護サービスの内容、利用者の様子や健康状態などを記録する書類です。
介護報酬を請求するための根拠として必要になるだけでなく、他の訪問介護員等に利用者の状態を共有し、継続したケアを提供するためにも必要になります。
記録(サービス実施記録票)は作成義務がある
訪問介護の運営基準に「サービスの提供の記録を作成しなければならないこと」が定められているため、記録(サービス提供実施記録)は必ず作成しなければいけません。
【運営基準 第19条2項 サービスの提供の記録】
指定訪問介護事業者は、指定訪問介護を提供した際には、提供した具体的なサービスの内容等を記録するとともに、利用者からの申出があった場合には、文書の交付その他適切な方法により、その情報を利用者に対して提供しなければならない。
記録(サービス実施記録票)はいつ作成するの?
記録(サービス実施記録票)は、利用者へのサービス提供が終わったら記入します。
サービス内容を記録しておくという目的だけでなく、他の訪問介護員に利用者の状態を共有し、継続したケアを提供するためにも必要になります。
訪問介護記録(サービス実施記録票)の様式
訪問介護では、このような様式を使用して記録を作成することになります。
記録(サービス実施記録票)の書き方と注意点
記録(サービス実施記録票)は、以下のポイントに注意して記入しましょう。
実施日、時間、訪問の種別
訪問介護の実施日とサービス提供時間、訪問の種別を記入します。
訪問介護の介護報酬は、サービス提供時間と提供したサービスの内容を基に算定することになるので、サービス提供時間は間違えないように記入しましょう。
サービスの種類
訪問介護事業所によっては、介護保険サービスだけでなく、障害福祉サービス、介護予防・日常生活支援総合事業のサービス、移動支援サービス、保険外サービスなどを実施していることがあります。
提供するサービスが該当する種類にチェックを付け、その詳細を記入します。
事前チェック
サービス提供前に確認する項目を列挙しています。これらの項目について、利用者の顔色などの観察や数値の確認を行い、その内容を記入します。
また、サービスの提供にあたり、必要に応じて実施する換気、室温の調整、ベッドまわりの簡単な整頓等の環境整備、相談援助、情報収集・情報提供などを行った場合は、チェックを付けます。
特に身体介護に係るサービスを提供する上で、利用者の体調等を把握しておくことは、サービス提供中やサービス提供後の体調等の変化に気づくためにも重要です。また、昨今の感染症の流行により、感染症対策を行うことが必要となっていますので、発熱等の確認は必ず実施しましょう。
身体介護
身体介護では、排泄介助、食事介助、清拭・入浴、身体整容、体位変換、移動・移乗介助、起床・就寝介助、服薬介助、自立生活支援・重度化防止のための見守り的援助といった内容のサービスを提供することになります。
今回提供したサービスが該当する項目にチェックを付けます。また、複数該当する項目がある場合、そのすべてにチェックを付けます。
生活援助
生活援助では、掃除、洗濯、ベッドメイク、衣類の整理・補修、調理・配下膳、買い物・薬の受け取りといった内容のサービスを提供することになります。
今回提供したサービスが該当する項目にチェックを付けます。また、複数該当する項目がある場合、そのすべてにチェックを付けます。
また、調理を行った場合は献立を記入し、買い物を行った場合は、預かった金額と買い物で使用した金額、お釣りの金額を記入します。
総合事業
介護予防・日常生活支援総合事業のサービスを提供した場合、提供したサービスの詳細を記入します。
特記・連絡事項
サービスの提供に対する利用者の意見、要望や、サービス提供中やサービス提供後の利用者の様子などを記入します。
利用者氏名
内容について確認を受け、利用者様から署名捺印をいただきます。
訪問介護の記録は『カイポケ』で効率的に作成しましょう!
訪問介護で記録の作成に関する業務を効率化するためには、『介護ソフト』と『スマホ』を使って入力することをおススメしています。
カイポケの訪問記録は、選択式で実施内容にチェックをつけて行くだけで記録を作成することができます。
また、作成した記録はすぐにパソコンでも確認できるため、サービス提供責任者のチェック業務も効率化することができます。
カイポケのシフト作成機能やヘルパー給与計算とも連動しており、スマホで打刻した勤務実績、記録をつけた時間を元に、勤務時間の集計・給与計算が行えます。
記録業務の効率化を考えている方は、ぜひカイポケの無料体験をお申込みください。
まとめ
訪問介護事業を運営する上で『サービスの提供の記録』は作成しなくてはいけない書類です。
日々、作成する書類は、
「手書きで何回も同じことを転記しなくてはいけない」
「事業所に戻ってからパソコンで入力しなくてはいけない」
といった運用をしていると従業員の負担になってしまいます。
効率化を進めて従業員の負担を減らすためにも、カイポケのような『記録から請求までの業務において一気通貫で使えて、スマホ対応で外出先でも入力できるソフト』の導入を検討しましょう!